極東の媛魔王《完結》   作:山中 一

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三十八話

 風雨が東京の街を駆け抜ける。

 突如発生した激しい嵐に、東京都民は困惑してはいるが、異常気象が頻発する昨今のお天気事情からそれは半ば呆れとかしていた。

 しかし、そんな突然の風雨に慣れている東京の人々であっても、吹き渡る風や空に轟く雷鳴が、強力な台風に匹敵する大嵐を予感させるものとなるにつれて、その顔に不安の色を強く滲ませるようになっていた。

 ヴォバン侯爵の来襲。

 それは、正史編纂委員会を騒然とさせるには十分すぎる情報だった。

 その目的は万里谷祐理の身柄の確保。

 四年前の、『まつろわぬ神』将来の儀式に彼女の巫力を利用するつもりであるというのは、すぐに予想がついた。その上で、彼らにできることは何もない。

 不幸中の幸いだったのは、祐理がカンピオーネの草薙護堂と知り合いであり、護堂が友人の窮地を見捨てられない好青年だったということである。

 正史編纂委員会にとっては、万里谷祐理は重要な人材であるが、ヴォバン侯爵に抵抗してまで守り通そうと思える人物ではない。しかし、好き好んで手渡すというわけでもなく、護堂が戦ってくれるのであれば、侯爵の目に触れない範囲で手助けしようというくらいには裏で動き回っている。

 

 東京分室の中にある一室。

 小規模な会議に使用されるその部屋は、今、一人の少女によって占拠されている。

 この会議室は、少人数による重要な会議を行う際に使用される特別な部屋だ。つまり、組織の幹部クラスの重鎮が利用するべき部屋であり、十代の少女が使用するにはあまりにも分不相応である。

 しかし、それにも関わらず、この会議室はいまや彼女の『気』に支配されている。

 神聖にして重厚な魔王の気配。

 齢十八の彼女を見かけた委員会の面々は、尽くが言葉を失い唖然とした。それほどに、この施設内で彼女の影響力は強かった。

 月沢キズナ。

 日本国内に誕生した最初の魔王である。

 我が物顔で、部屋を独占するキズナが目を向けるのは窓の外。

 吹き付ける雨が濡らす窓から見える夜の世界は、停電に見舞われて光を失っている。無論、キズナがいるこの部屋も、漆黒の夜闇の中である。

 しかし、キズナは楽しそうに唇を吊り上げる。

 表で繰り広げられているヴォバン侯爵と草薙護堂の戦いを、彼女は高みから俯瞰する。ビルの中にあって、キズナの視界は戦場を見下ろす位置にある。放った式神が、外の様子をキズナに伝えてくれるからだ。

 だから、ヴォバン侯爵に『白馬』の太陽が食われた瞬間も見たし、エリカ・ブランデッリとリリアナ・クラニチャールが切り結んでいるところも見ている。

 皆、まだ本気にはなっていない。

 撤退した草薙護堂の真価もこの程度ではないはずだ。

 アテナを倒すときに見せたという、黄金の剣。ウルスラグナの『戦士』の化身。あれが彼の切り札であり、キズナが興味を持っているのは、その使用方法と使用条件。

 もしも、彼と敵対したとしたら、戦局を変えうるのは『戦士』の化身だろうとあたりをつける。

 『白馬』の威力も大したものだったが、それはキズナを相手にして決定打にはならない。草薙護堂はキズナにとって、非常に相性のいい相手だ。手数の多さが売りのキズナにとっては、手札の数に限りのある護堂は与しやすい。少なくとも、権能を見る限りは。

「そう、見つけたの」

 キズナは呟く。

 手の平で白銀の光を玩ぶ。それ一つでビルを溶解させることも可能だと思えるほどの力の結晶を、キズナはあっさりと握りつぶして霧散させ、視線を真横に向けた。

 暗闇の中から滲み出してくる、影。夜というスクリーンに映し出された幻像のような人型の靄は、キズナが放った式神の一つである。

「神速の権能。『鳳』の化身か」

 ヴォバン侯爵に切り札の一つが通じないと分かるや否や、護堂は祐理を連れて逃げた。戦略的撤退である。その際に神速を使用したため、キズナの式神は振り切られてしまったのである。

 だが、キズナはすでに『鳳』の化身を一度見ている。一度使用すると副作用でしばらく身体が動かなくなるということも知っている。ならば、そう遠くには逃れないだろう。祐理を守るためにヴォバン侯爵と戦わなければならないのであれば、なおさらだ。

 それならば、どこか屋内に身を潜めて再起を図るに違いないと予測して式神を飛ばしてみれば案の定、とある空家に潜伏しているところを発見した。

「侯爵の狼。ずいぶんと数を増やしてきたわね」

 ヴォバン侯爵が解き放つ巨狼は、当初の二倍近い数になり、猟犬の如く草薙護堂を探し回っている。臭いを辿るなら、この大嵐の中では意味があるまい。それで、近付けば嗅ぎ取れるのか。あの狼の策敵能力は、そう高いものではないというのは、以前戦った時に察している。ヴォバン侯爵は魔術に秀でた魔王ではない。魔王探しは、呪力を辿ればいいのだからなにかしらの呪術を使うほうが手っ取り早い。キズナがヴォバン侯爵に先んじて護堂を発見できた要素の一つは呪術であった。

 だが、キズナから助け舟は出さない。

 追い詰められた草薙護堂が、この後どのように逆転していくのか。

 それが、この戦を観戦する上で注目すべき場面だからだ。

 

 

 

 □

 

 

 

 草薙護堂を調べるというのは、キズナにとっても戦略的に非常に重要な課題であった。

 彼の権能は十の化身を有し、状況に応じて使い分けるものと推測されているし、実際にそうなのだろう。その使用条件は護堂にとって足枷となり、こちらの付け入る隙となろう。

 その最大の切り札である『戦士』の化身。

 あらゆる邪悪を斬り裂く黄金の刃の発動条件は、斬り裂く神の情報であり、刃の正体は言霊であることが判明した。

 草薙護堂は、『戦士』の化身を発動させるために、神々の知識を口で紡ぎ、神殺しの剣を作り上げるのだ。

 非常に強力な化身だ。

 シビアな使用条件だが、嵌れば、あらゆる神の攻撃を無力化し、あらゆる神の神格を斬り裂いて致命傷を与えることだろう。

 複数の神から権能を簒奪しているカンピオーネには通じにくい力だが、それでも該当する権能をしばらくの間しようできなくする効果は期待できる。

 ヴォバン侯爵の狼が為す術なく黄金の光に消されている様は、圧巻の一言に尽きる。

 それを発動するために、祐理が唇を捧げるという衝撃的な展開さえなければ、ただ純粋に映画や舞台でも観るように眺めていられたのだろうけれど。

 キズナは目を瞑る。護堂とヴォバン侯爵が同じ場所にいるのだから、式神で広範囲を押さえる必要性もない。これからは、魔女の目で戦況を眺めていればいい。

「わたしの占いが当たったってわけかな……」

 驚くべきは祐理が自ら教授の術をかけたことか。

 あの潔癖症が、大胆な行為に手を染めるとは。大した高校デビューではないか。

 黄金の光がヴォバン侯爵の権能を斬り裂いていく。

 『まつろわぬ神』が相手であれば、これほど頼りになる権能も他にはないだろう。

 しかし、護堂が相手にしているのはカンピオーネ。それも十を越える権能を持つともされる三世紀を生きる古老の魔王だ。アポロンやオシリスを斬り捨てたところで、別の権能が控えている。それらに、残りの化身で対抗できるのだろうか。

 

 

 

 □

 

 

 

 はじめから分かっていたことであった。

 ヴォバン侯爵は強大に過ぎる。権能の数も経験も護堂とは比べ物にならない。

 冷静に考えれば、敗北は確実と言っても過言ではなかった。

 言霊の剣で、ヴォバン侯爵のアポロンを切り裂き、オシリスに罅を入れるところまで追い詰めはしたものの、ヴォバン侯爵自身にはさほどのダメージにならなかったのである。

 これが『まつろわぬ神』であれば、確実にその戦力を削り取れていただろうが、カンピオーネでは呪力と体力を消耗させ、一部の権能を封じる程度に終わってしまう。 

 護堂のように権能の数が少なければそれでも問題ないが、ヴォバン侯爵は一つや二つの権能が封じられた程度では、その戦闘能力に変化はない。

 現に、護堂はヴォバン侯爵が操る風と雷によって翻弄され、為す術なく地面を転げまわっている。

 さすがにワンサイド・ゲームになり始め、眺めているキズナも少々飽きが回ってきた。

 護堂の切り札は見た。それで、決着を付けられないことも分かっていたので、切り札を使った後にどのように対処するのかという点こそが重要であったが、護堂は『戦士』の化身を使って一杯一杯の様相ではないか。

「まだ、完全に掌握しきれていないみたい」

 カンピオーネの権能は、戦闘で使うだけ掌握が進み、より強力になり、応用性を高めていく。護堂がカンピオーネになってからまだ三ヶ月ほどしか経っておらず、戦闘経験も少ないので、十の化身のすべてを使うことはできていないのであろう。

 このまま護堂が敗れても、キズナには影響は皆無。むしろ、故郷との折り合いがつけやすくなるのでメリットもあるのだが、弟子のために命を懸けている人物が死ぬのを座して見ているというのも人としてどうか。少なくとも、龍巳はいい顔をしないだろう。

「ん……?」

 やれやれ、とキズナがイスを立ったとき、戦場を青白い光が駆けた。

 雷撃だった。

 発生源は、ヴォバン侯爵ではない。

「へえ、新しい化身に目覚めたの」

 窮地に立って新たな力に目覚めるとは、まるで少年漫画のヒーローのようではないか。

「面白くなってきた」

 人知れず、キズナは笑う。

 雷を操る権能同士のぶつかり合いだ。地力はヴォバン侯爵のほうが勝っている。同種の権能であれば、一化身よりもそれそのものが雷を操ることに特化しているヴォバン侯爵の権能に軍配が上がるのは自明の理。だが、あの化身は周囲に精神感応的な触手を伸ばし、様々命から力を吸って雷の出力を上昇させる力があるようだ。この場には、ヴォバン侯爵から解放された死者たちが未だに残っている。

 無数の霊魂が、護堂の背を押し、雷の出力をヴォバン侯爵に匹敵するまでに押し上げているのだ。

 護堂がヴォバン侯爵の雷を掴み取り、投げ返す。ヴォバン侯爵を直撃するはずの雷撃は、後一歩のところで、支配権を奪われ、あらぬ方向に逸らされる。

 それが、幾度も続く。

 夜のグラウンドに、閃光が迸り、幾重にも重なる雷の光が交錯していく。

 それは、儚くも強い星の輝きのように瞬いては、消えていった。

 

 

 

 □

 

 

 

「雷を司る化身ですか。確か、草薙護堂氏の権能は、ウルスラグナに纏わる十の化身なんですよね。それでは、あれはなんの化身なのでしょう」

 唐突に現れた冬馬に尋ねられて、祐理はギョッとして振り返る。

「甘粕さん!? いらしたのですか!?」

 尖兵を繰り出す二つの権能が封じられたことで、ヴォバン侯爵と護堂の戦いは一騎打ちの状態となった。二人の戦いを離れたところで見守っていた祐理の背後に冬馬は気配を殺して現れたのである。

「ええ、実は最初から見ていました。ところで、あれ、グリニッジのレポートになかった力ですよね?」

「そうね。わたしも見るのは初めてだわ。おそらく、たった今目覚めた化身なのよ」

 そう答えたのはエリカであった。その隣にはリリアナもいる。

 護堂とヴォバン侯爵の戦いは、巻き込まれてしまえば一流の呪術師でも一撃で黒焦げにされてしまうほどの苛烈なものである。そのため、エリカとリリアナは二人の戦いを離れて見守っていたのだ。

「ウルスラグナの化身の中で雷を操るのは、『山羊』以外にないわよね」

 背後から投げかけられた声に四人が同時に振り返り、驚愕する。

「キズナさん……!?」

 最初に反応したのは、最も長い付き合いがある祐理であった。エリカやリリアナは、直接会うのが初めてということもあって、困惑の色を隠せない様子だ。

「久しぶり、祐理。甘粕さんも、お元気そうで」

「お久しぶりです。キズナさん。まさか、日本にお戻りになっていらしたとは思いませんでした」

 冬馬が緊張した面持ちでそういうと、キズナは薄らと笑った。

「そう身構えなくてもいいのに。さっきまで、あなたの上司とお話していたのよ。聞いていなかったのね」

「馨さんとですか。その内容をお聞きしても?」

「大したことじゃないの。ただ、この戦いを傍観していて欲しいって。わたしに参戦されると面倒が増えるなんていうのよ。失礼しちゃうでしょう?」

 前に進み出るキズナは、水溜りに波紋を広げない。よく見れば雨に濡れている様子もない。幽体分離の術で編み上げたこの世ならぬ肉体なのである。

 キズナは、エリカとリリアナにも目を向けた。

「久しぶりね。エリカさん。それにそちらにいるのは、《青銅黒十字》のリリアナ・クラニチャールさんね。始めまして」

「ご無沙汰しております月沢様。その節は、我が主にご助力を賜りまして誠にありがとうございます」

「挨拶が遅れまして申し訳ありません。《青銅黒十字》の大騎士リリアナ・クラニチャールでございます」

 共に騎士の礼をとりながら、キズナを伺う。

 何故ここに、と考えるのは無粋だろう。この地はキズナの故郷だ。キズナ自身フットワークの軽さはすでに知れ渡っている。ヴォバン侯爵の来日を知ってから日本に来たのか、それとも偶然かは分からないが、この場に三人目のカンピオーネがいるというのは非常にまずい展開である。

「月沢様。一つ、お聞きしてもよろしいでしょうか」

「何かしら?」

「この場にいらした理由をお聞かせ願いたいのです」

 エリカが危惧しているのは、キズナが護堂と敵対することである。情報によれば、昨年ヴォバン侯爵とドイツで戦った何者かはキズナであると目されている。それを考えれば、ヴォバン侯爵に就いて護堂を挟撃するというのは考えられないが、大三勢力という形で、介入し、弱った二人のカンピオーネを討ち果たすという手は使いかねない。

「何を不安に思っているのかは予想できるけれど、安心して。この戦いには基本的に干渉しないわ」

「本当ですか?」

「ええ。可愛い後輩に頼まれてしまったのよね。もちろん、彼が敗れればその限りじゃないけれど」

 キズナがチラリと視線を向ける先では護堂とヴォバン侯爵が熱心に雷を打ち合っている。拮抗していた戦いも地力に差があれば、時間と共に天秤は強者に傾いていく。護堂は、ヴォバン侯爵が油断し、本気になっていないうちに勝敗を決する何かをする必要がある。

「どちらにしても、あのお爺ちゃんには用事もあるの。ここに来たのはそのためよ」

 キズナはそう言って戦場を具に観察し始めたのだった。

 

 

 

 □

 

 

 

 草薙護堂。

 中々に興味深い王だ。

 権能は重要ではない。カンピオーネならば、如何なる権能でも最終的に勝利を収めるように立ち回る本能を持っている。

 しかし、彼の場合はさらに仲間の助けを利用している。キズナがルシファーを討ち果たす際に龍巳の支援を受けたように。護堂は重要な局面で、人の助けを受けて敵を渡り合っている。それは、おそらく一般的なカンピオーネとは離れた考え方であろう。

 エリカとリリアナの助けを受けて護堂はヴォバン侯爵の一撃を受けきり、返す刀で戦場にいるすべてから力を収奪して雷撃を放った。ヴォバン侯爵が呼び寄せた雷雲のエネルギーまで取り込んだ強大な雷撃は、さすがにヴォバン侯爵でも避けきれない。直撃を受けて、跡形もなく消し飛んでしまった。

 戦いは草薙護堂の勝利で決着した。

 ヴォバン侯爵が死亡したわけではない。ただ、彼自身が科した条件を彼が守りきれなかったために、敗北を認めたというだけだ。

 それもまた王者の気風なのだろう。

 ヴォバン侯爵はこの戦いをゲームと位置づけていた。そのため、どちらかが死ぬまで戦う殺し合いにはならなかったのである。

 

 戦場を立ち去ったヴォバン侯爵は、人通りのない大通りで足を止めて建物の影に目を向ける。

「盗み見とは趣味が悪いのではないかね」

「やっぱり気付いていたの。……おはよう、お爺ちゃん。いい朝だね」

 影から現れたのは、キズナだった。金色の髪が朝日を弾いて光る。

「用件があるのならば、手早く済ませ。連戦などという無粋な戦をするつもりもない」

 護堂の前から去った直後に、別の魔王と再戦する。それは、どうにも格好がつかない。戦闘狂のヴォバン侯爵であっても、獲物や戦う時の選り好みはする。それは王者の特権だ。

「そうね。わたしも今日は夜鍋しちゃっし、早く寝たいの。だから、単刀直入に言うわ。あなたの計画に一枚噛ませてもらえないかしら?」

「何?」

「『まつろわぬ神』招来の儀。四年前に成功させたあれをもう一度するのでしょう。そのために、わたしの弟子に手を出したのよね?」

「弟子。……ほう、ならば貴様も巫女の一人というわけか」

「巫力なら、祐理よりはずっと上。どう?」

 ヴォバン侯爵の計画には、優秀な巫女か魔女が必要だ。数ではなく質がよくなければ成功率は下がる。ならば、その巫女が祐理を上回る力を有するカンピオーネであれば、どうだ。

「なるほど。確かに貴様が巫女をするのであれば、間違いなく神を降臨させることができるだろう。だが、それで貴様は何を得る?」

 ヴォバン侯爵からすれば願ったり叶ったりだ。しかし、四年前に降臨させたまつろわぬジークフリートは、飛び入り参加のサルバトーレに奪われた。同じ場にカンピオーネがいてはその後に邪魔となる。

「わたしは、神には興味がないの」

 キズナは言う。

「興味があるのは、儀式そのもの。わたしは、呪術のコレクターなのよ」

 キズナは微笑む。

 戦いにも神々にも興味がない。戦いともなれば激烈なほうが燃える、それは認める。しかし、好き好んで命を懸けるつもりはない。戦いは、過程でしかない。呪術の深奥に触れることこそが、キズナの趣味であり生きがいなのだ。

「だから、わたしは儀式がどのようなものなのか興味がある。降臨した神は、お爺ちゃんが倒せばいい。ほら、今回は、利害を共有できると思うのだけど?」

 そうして、キズナは、無邪気な悪魔めいた笑みをさらに深くするのだった。


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