極東の媛魔王《完結》   作:山中 一

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四十一話

 ふとした拍子に目が覚めた。

 身体が妙に重く、だるい。まるで、背中の筋肉が金属製になったかのような倦怠感に、キズナは吐息を漏らした。

 頭が茫洋として、思考が定まらず、判然としない。

 白いカーテンは朝の日差しを浴びて輝き、室内を柔らかく照らしていた。耳に心地よい小鳥の声が、日が昇って間もない時間帯であると告げている。

 眠っている間に目の水分が飛んでしまい、ショボショボする。目を細めて、陽光から逃れようと寝返りを打つ。

 すぐ隣には龍巳が眠っていた。

 この瞬間、世界が停止した。

(いギャアアアアアああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああアアアアあああああああああああああああああアアアアアアアアアアアアアあああああああああああああああああああああアアアアあああああああああああああああああああああああああああああああああああアアアアああああああああああアアアアアアアアアアアアアああああああああああああああおあああああああアアアアアアアアああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああアアアアアアアアアアアアアああああああああああアアアアああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッ!!!!)

 再起動には数秒の時を要したが、掛け値なしの不意打ちに対して悲鳴を上げなかったのは、偏にキズナの羞恥心が勝ったからであろう。

 外面的には目を見開いて固まるという程度で済んでいるが、内心は大乱闘スマブラ的様相を呈していた。

 畳み掛けるようにルシファーの権能による暴走がもたらした惨事が脳裏に蘇ってくる。例えば、ナニゆえに一糸纏わぬ姿なのかといった事であるが、思い出せばそれだけでライフが減っていく。

 眠気など瞬殺だった。

 そして、改めて想定外だった、と思う。

 ルシファーの権能の強大な力の代償が、あのような破滅的なものだったとは。落ち着いて考えれば、昨夕から深夜にかけてのキズナはどうかしていたのだ。最悪なのは、どうかしている事に当人が気付けないという点で、自分のその時の感情が最優先になってしまったのだから誰にも止めることができない。

 魔的かつ蟲惑的な美女に変身したキズナは、男を惑わせるのに最適な身体つきとなっていた。今のキズナも十分に美少女の部類であり、アイドルなどという大衆的な可愛らしさとは一線を画すものがあるが、変身後のキズナはあまりにも美しすぎた。しかも、それは天使のような冒し難いものではなく、むしろその逆。挑発的とも言うべき、色香があったのである。

 まさに、女悪魔。

 夢魔(サキュバス)も尻尾を丸めて逃げ出す欲望の権化であった。

 思い返すだけで、鼓動が早まってしまう。

 キズナは顔を紅くしたり、青くしたりしながら龍巳に背を向け、掛け布団を被る。

 今から時を戻して数時間前の自分を殺してやりたい。

「落ち着け、落ち着いて深呼吸だ」

 とにかく、どうにかしなければならない。

 龍巳が起きる前に、すべき事は山積みだ。

 おそらく、龍巳はしばらくは起きないだろう。彼の身体から呪力が大きく目減りしている。キズナがルシファーの毒羽で調合した強烈な薬の影響でいろいろと頑張り過ぎたからである。その反面キズナの呪力は充溢していた。

 精気を喰らうのは悪魔の専売特許ではない。日本でも、立川流や玄旨帰命壇などが知られている。無論、これらは邪派であり、現代にはほとんど伝わっていないが、正邪双方を極めてこそ呪術の大家が名乗れるのである。何れは試してみようと思い、知識だけは詰め込んでいたのが、まさかこのようなところで発揮されるとは。

 狐や吸血鬼に変身する権能も所持しているものの、これまで精神に深く作用するようなものがなかっただけに、油断してしまった。

「よ、よし、切り替えよう。やってしまったものは仕方がない。未来志向でいかなければ何事も上手くいかない。一先ずはシャワーだ。そうしよう」

 冷静に考えてみれば、肉体的にも高校を卒業する年齢になっているのだ。男女共に結婚できる歳なのだから、生娘のように騒ぎ立てる必要はない。これで意中の相手でなかったら、世界を亡ぼすレベルの大惨事だが、そのような事もない。

 様々な欲求がある中で龍巳を優先したというのが、キズナの想いの強さを物語っているとも言えよう。

 キズナは龍巳が眠っているのを再度確認した上で、気配を消してシャワールームに向かう。

 そこには洗面台と鏡が備え付けられている。

 ふと、視線を上げると、鏡の中の自分と視線が交錯する。

 肉感的な昨夜の自分に比べれば、その身体つきは華奢に見える。全体的に小さくなっているのだから仕方のない話ではあるが、美しくなるのに、権能のドーピングが必要なのだ言われているようで、受け入れ難いものもある。

 顔立ちに関しても、ルシファーの権能を使っている時に比べれば幼さが戻っている。

 キズナの内心の羞恥心とは裏腹に、鏡に映る自分はなんとも嬉しそうに頬を緩ませているではないか。

「な、に、を、笑ってるんだ、おのれはーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

 キズナは、全力で鏡に頭突きを喰らわせた。鋼鉄よりも高い頭蓋骨に耐えられる鏡などない。一撃の下に粉砕され、壁に罅を走らせた。

 砕け散った鏡が洗面台に散らばった。

 赤い雫が、ベージュ色の洗面台に落ちていく。

 しばらく、キズナはその姿勢のまま固まっていた。

 滴り落ちる血が、顎からポツポツと落ちていく。

 ジリジリとした熱が、額から脳髄に染み込み、背筋を滑り降りていく。

 誰かが笑って突っ込みを入れてくれるわけでもなく、ただ居た堪れない空気が流れるだけであった。

 それから、キズナは何も言わずにシャワーを浴びた。粛々と身奇麗にして、髪を乾かし、衣服を新しい物に取り替える。

 額の傷はすでに治癒が済んでいて、砕け散った鏡も時を巻き戻したかのように修繕されている。奇行の証拠となるものは何もなく、龍巳が目を覚ましたとしても、すべてが夢であったと片付けられる程度には処理を済ませることができていた。

 龍巳が目を覚ましたのは、ちょうどそのときである。

 気だるそうに身体を起こした龍巳の気配にキズナは慌てて視線を向けた。

 何でもないことと、いつも通りに接すればいいのだ。そう、自分に言い聞かせて。

 目を目が合う。

 それだけで、両者硬直する。

 いざ、そのときを迎えると何を言えばいいのか分からなくなる。普段は、どのような会話で朝を迎えていたのだろうか。さっぱり思い出せない。

 龍巳のほうも、キズナの毒によって支配されていたときにしたことを、記憶を留めているらしい。

 キズナの反応は、すべてが夢だったとするにはあまりにも下策であった。

 昨晩の件に関して、悪いのはどう考えてもキズナである。彼女の暴走に龍巳は対処の仕様がなかったのだから、まず事の仔細を説明すべきなのはキズナのほうだ。

「服!」

 龍巳が何か言う前に、キズナは制するようにして言った。

「まず、服着て! ここに置いといたから!」

 テーブルの上に置いてある龍巳の着替えを指差し、それから逃げるように部屋から飛び出た。

 面と向かって話をするには、まだ心の準備が足りていなかった。

 

 

 着替えを終えた龍巳とリビングのテーブルを挟んで向かい合ったキズナは相手の様子を盗み見る。

 話さなければならないことは多いのに、先ほどのように言葉が見つからず黙り込んでしまう。謝るに謝れず、言い訳もできないという状況に陥るくらいなら、『まつろわぬ神』と連戦するほうがずっと気楽でいい。

「あー、なんというか身体は、大丈夫か?」

 重苦しい空気の中で、最初に口を開いたのは龍巳のほうだった。

「あぁ、うん……」

 こくん、とキズナは頷いた。

「その、すまなかった。昨日は」

「悪いのは、権能の手綱を握れなかったわたしだし、……龍巳は悪くないし、ほんと、ごめん」

 ルシファーの権能を使うのが初めてだったために、その副作用まで理解していなかった。キズナは権能による暴走であったということを、龍巳に説いた。

 すると、龍巳のほうは、真剣な顔つきになる。

「いったい、何があったんだ?」

 龍巳は、重苦しい口調で尋ねてきた。

 龍巳の疑問ももっともだ。ヴォバン侯爵の儀式に参加するために、ギリシャにまでやってきたのである。キズナの目的は儀式を直に観察することであり、それ以上のものはなかった。無論、『まつろわぬ神』が将来されるという時点で、意想外の展開が訪れることは半ば覚悟していた。

「『まつろわぬ神』と戦った」

「キズナが? なぜ?」

「儀式に惹き付けられてきた別の神がいたの」

「そりゃあ……」

 災難だった、というべきなのか。

 キズナが言うには、相手は『アーサー王伝説』に登場する騎士、ランスロット・デュ・ラック。白銀の甲冑に身を包んだ、白馬の騎士だったという。

 さらには『まつろわぬ神』としては不完全で、実力を出し切れていなかったということも分かっているという。

「だったら逃げるという手もあったんじゃないか?」

「逃がすわけにはいかなかったのよ」

 珍しいことに少し、強い口調で断言した。

 キズナは戦闘に愉悦を見出す性質を持っているが、それは優先順位としては低い位置にある。避けられる戦いならば、避けてもいいだろう程度には考える理性がある。大抵の場合にはそれでも戦闘にもつれ込んでしまうのだが、相手が不完全ならば、戦闘を回避することもできたのではないか。それでも、戦闘を行ったのは、キズナが敵を打倒することに固執したからである。

「どうしたんだ? ランスロットなんて、今まで縁のある相手じゃなかっただろう」

「そうでもない」

 キズナは苦虫を噛み潰したような表情を浮かべた。

「ランスロット、あと一緒にいた神祖があの《鋼》を蘇らせようとしてた」

「それは、あのときの。お前を殺したアイツか?」

「そう」

 龍巳はここにきて事態の重大さを認識した。

 千年前、当時安倍晴明と名乗っていた頃のキズナが最期に戦った強敵。この世に存在する魔王の数だけ力を強めるという魔王殲滅の勇者を相手に、キズナは三日三晩戦い、打ち倒された。

 綺羅星の如き武具と白銀の光ですべてを消し去る相手にそれだけ持ちこたえられたのは、彼女が最後の一人だったからであろう。

 その一件は歴史の闇に葬られて今では資料にも残されていない。

「文献を漁ってみたが、ここ千年、あの《鋼》が出てきた報告は出てない」

「グリニッジにもなかった。きっと、わたしが最後の犠牲者なんだと思う」

 あの神の正体に関しては、いまだに謎が多い。キズナの霊力を以てしても、名を読み取ることができなかった。世界から、正体が秘匿されていると見るべきだろう。

 ただし、推測することは可能だ。

 少なからず言葉を交わした相手だから性質も知っている。

「今、この時代には八人のカンピオーネがいる。出てこられたら、まずいことになる」

「《鋼》の配下もいることだしな……」

 敵は圧倒的な力を持ちながらも単独ではない。複数の配下を随える指揮官としての面も持っている。その権能が、《鋼》の神を家臣として従えるという常識はずれの効果を発揮する。

「あのときは、確かタケミカヅチと蚩尤がいたっけ。今回は誰が出てくるか」

 ランスロットは、かつて戦った従属神となった《鋼》よりも強かった。感覚的ではあるが、あれは違うのであろう。

 つまり、彼は完全か『まつろわぬ神』であったものが、何かしらの呪法で性を封じられた状態を維持しているのだと考えるべきだ。すると、その呪法をかけたのは間違いなくグィネヴィアであろう。あるいはその前身か。

「しかし、奇妙だ。ランスロットってのは、中世の英雄だろう? 俺達が死んだ時期よりも後に誕生した神じゃなければおかしい」

「うん。でも、それだとランスロットはアイツと出会うことはないし……千年前にグィネヴィアがいなかったのも……女神が神祖に転生するのは、時間がかかるっていうし、わたしのところに来る前にグィネヴィアの前身となる女神が死んでいて、中世になってから復活っていうのでも時期は合うけど、ランスロットが微妙すぎる」

 女神グィネヴィアならばともかくとして、神祖グィネヴィアがまつろわぬランスロットを篭絡するなどありえない話だ。

 何か、この辺りの辻褄を合わせるからくりがあるはずだ。

「アーサー王ではないことは確定している。けれど、その伝説に影響を与えた神または英雄であることは確実で、貴種流離譚に分類される逸話の持ち主か」

 これだけでも候補はそれなりに絞れるが、確定的な情報が不足している以上は断定できない。

「グィネヴィアが本気になって動いている以上はいつか日本に辿り着くだろうし、時間はないか」

 最強の《鋼》が蘇れば、キズナはとてつもなく不利な立場に立たされる。《蛇》の末裔というだけで、敵は力を奪い取りに来るのだ。以前に比べて権能の数は増えたが、それだけでは到底アレに勝利するのは難しい。

 打開策を探るためにも、正体不明の神に関する情報を収集する必要性があるのであった。

 

 

 

 

 □

 

 

 

 

 キズナとヴォバン侯爵が執り行った儀式の影響は、幸いなことにそれほど大きなものにならなかった。  

 ヴォバン侯爵が主戦場としたのは、人気のない山地であり、激闘の末にまつろわぬテュポーンは実体を維持できなくなって消滅した。ヴォバン侯爵が権能を簒奪できたか否かは不明だが、この戦いによって山は焼き払われて植生に大きく悪影響を及ぼしたのは無視できないが、一般人の生活全般には打撃にはならなかった。

 龍巳と地元の呪術師が事前に街の人たちを避難させていたことで、キズナの瘴気に当てられた者も少なくて済んだ。後は、不幸にも毒された数人を治療すればすべてが元通りだ。

 沙耶宮馨は、一連の事件の顛末を東京分室で聞いた。

「何をやっているんですかね、あの人は」

 キズナがヴォバン侯爵と手を組んだ理由を、馨は正しく認識している。

 彼女が突飛な行動に出るのは今に始まったことではない。昔からそうだったのだから、呆れこそすれ驚くようなことはない。

 ただ、普段と違っているのは明らかに世間の害になる瘴気を平然と垂れ流しにしたことだ。

 彼女は今まで、世間からの悪評が立たないようにうまく立ち回るのを意識的にやってきた。今回の事件は、今までのものに比べて非常に周囲への配慮が雑に見える。

「機会があれば尋ねみようか」

 瘴気はルシファーの権能によるものと見て間違いない。キズナがその権能を日本国内で使う可能性も否定できないわけで、それに対応できるマニュアルを用意しておきたい。

「失礼します」

 ドアを乱暴に開けて入ってきたのは甘粕冬馬であった。

「馨さん。またです」

 冬馬の言葉足らずの説明も、馨には問題なく通じる。同じ事件を追っているのだから、当然だ。

「結界は、強化していたはずなんだけどね」

「宿営の人員も一人残らず殺害されています。おそらく、人間によるものではないかと」

 『まつろわぬ神』とカンピオーネによって引き起こされる災害以外にも、正史編纂委員会の仕事は多い。呪術に関する犯罪を取り締まるのもその一つだ。

 数年前から断続的に続いていた案件の一つである、宝物殿荒しが、ここにきて過激化しているのである。殺人もいとわぬ犯人は、犯行の後に必ず周囲に火を放つ。おかげで何が盗まれているのかも分からぬ始末だ。

「今回破られたのは月沢先輩が敷いた防御陣だ。神獣クラスの怪物でも出たってことかな」

「可能性は否定できませんね。守りを固めていたのは、皆さん一流の呪術師ですし」

「ふむ……しかし、相手には知能があるように見える。神獣の知能は一般的に動物程度だと言われていることからしても、これは異常としか」

 一流の呪術師を、こちらに連絡を入れる間も与えず殺害し、証拠を隠滅すべく火を放つ。月沢キズナが敷いた防御陣を力任せに破却するだけの強大な力の持ち主でもあるが、何よりも口封じを優先する辺りが周到だ。

 敵の正体は分からないものの、非常に危険な何かがこの国に巣食っているのは確実というわけだ。

「調査は継続するとして、そろそろ草薙さんに連絡を入れるべきだろうね」

 草薙護堂は日本在住のカンピオーネだ。まだまだ荒削りながら、王としての力は十分に確認できているし、人となりも問題ない。エリカ・ブランデッリといった頭の回る仲間もいる。

 キズナにも馨個人のホットラインで情報を提供しつつ、馨はどのように行動すべきかをシミュレートしていった。

 

 

 

 

 ■

 

 

 

 

「悪しき血脈の果てに相応しき、なんとも中身のない街だ」

 ビルの上から東京を見下ろす人影があった。

 星の光を駆逐する人工の光も、男の目には虚飾にしか映らない。繁栄を享受する者の下に、憎悪に塗れた暗い世界が広がっているのが見て取れる。形だけの繁栄は、間違いなく正しき為政者に率いられてこなかったからだ。

 彼が身体を動かすたびに鉄と鉄が擦れる音がする。

 時代錯誤も甚だしい、大鎧を着込んだ男は憎悪の念を隠すことなく街並に向ける。

 唐突に男が振り返る。

 その視線の先で平伏するのは、数体の烏天狗であった。

 慇懃な仕草で進み出た先頭の一体が、恭しく一本の巻物を差し出す。

「貴様等が仕えるべきは、俺ではなかろう」

 男は乱暴に巻物を引っ手繰り、慣れた手つきでそれを広げる。

「どうやら、本物のようだな」

 男にとって、それは宿願であった。今一度、あるべき形に世を創りかえるためには、彼が仕えた『王』を呼び戻すしかない。

 そのためには、まだまだ準備が必要だ。

 この国には神殺しが巣食っている。今の彼では、神殺しには敵わない。業腹だが、今はまだ雌伏のときである。

 いずれ、『王』が戻ればそのときこそ、彼が本来の力を取り戻し軍勢の先頭を行くことになろう。

 愚かなる神殺し、そしてこの国の民共よ。

 『王』が戻ってくるまでの間、仮初の栄華に身を浸しているがいい。

 彼は、心底忌々しそうな顔を浮かべながら、巻いた巻物を懐にしまって姿を消した。共にいた烏天狗もいつのまにか消え去っていた。

 後に残された物は何もなく、誰にとっても代わり映えのしない日常が続いていった。

 




今回から、ラスボス勢が動き出しました。

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