極東の媛魔王《完結》   作:山中 一

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六話

 美しい満月が出ていた。

 風にたなびく雲は、薄く引き伸ばされていて、ほんのりと月にかぶさっては流れていく。

 澄んだ風は肌に心地よく、ゆれる薄に秋の気配がにじみ出ている。

「よい月だ」

 縁側に座る男が、酒の注がれた薄底の土器(かわらけ)を口に運びながら言った。

 精悍な顔立ちの男だ。

 目は力強く、鼻筋も通っている。しかし、剛の者という感じはしない。どこか愛嬌を感じさせる顔立ちだ。

 源博雅朝臣。

 太刀を佩く武辺者ではあるが、先帝の孫という高貴な出自であり、若くして箏、琵琶、笛、といった管弦の名手でもある。

「うむ、よい月だ」

 その隣に座る男も、頷いた。 

 その男は、博雅と同じ水干を着ている。そして、白い頭巾で顔を隠していた。白い布で顔も頭も覆っているので、見えるのは目元だけだ。

「お前は飲まんのか?」

 博雅が、頭巾に尋ねた。

「おれは飲まん。酒は口に合わん」

「もったいない。酒は百薬の長とも言うのに」

「かまわない。おれには必要がないからな」

 声は博雅よりも高く、まるで少年のようだ。座高も低く、隣に座る博雅の肩くらいしかない。

 京では見かけない青い瞳は、真っ直ぐ月を見つめている。

 聞けば幼いころに病を得てしまい、以後顔を隠しているという。

 身体も弱く、よく床に伏せる。

 博雅が尋ねたとき、しばしば布団に横たわったまま応対したこともあった。

 この男の素顔を、博雅は見たことがなかった。

 顔を隠すとなれば、罹った病は疱瘡の類だろうと思っているが、本人が気にしていることをわざわざ穿り返すこともなかろうと考えて、尋ねたことは一度もない。

「今宵は調子がいいのだ。心配には及ばぬ」

「そうか、それはよかった。俺がここに来たせいで気を遣わせたのでは申し訳ないからな」

 すると、頭巾の内側から、小さく笑う声が聞こえてきた。

「なんだ?」

「いや、おれを差し置いて酒を呷る男が、申し訳ないとは異なことを言うと思ってな」

 それを聞いた博雅は、むう、と顔をしかめた。

「すまない。嫌というなら、控えよう」

「いや」

 手の持つ瓶子をおこうとした博雅を、頭巾は制止した。

「おまえの飲みっぷりは小気味がいい。おれまで飲んでいる気にさせられる。ぜひ、続けてくれ」

「それでいいのなら、喜んで飲ませてもらおう」

 博雅は、瓶子の中の酒を土器に嬉々として注ぎ込んだ。

「そうだな、せっかくの月夜だ。その酒を飲み終えたら、一曲奏でてもらおうか」

「笛でよければ、いくらでも吹いてやるぞ」

「ならば、笛を頼もう」

「わかった、うまい酒を飲ませてもらったこともあるしな」

 博雅は酒を一息で飲み干した後、懐から笛を取り出した。

 朱雀門の鬼から得た名笛『葉二(はふたつ)』である。

 この霊宝に博雅の技量が加わることで、天上の雅楽に勝る調べを生む。

 その玄妙なる音色は盗みで糧を得る盗賊の荒んだ心をも癒したというから驚きだ。

 博雅は月夜に似合いの曲を、しずしずと吹き始めたのだった。

 

 

 

 □

 

 

 

「現れたのはオオクニヌシ。なるほど、その情報には価値がありますね」

 キズナと馨を乗せたワゴン車が、農道を走っていた。

 キズナと馨は後ろの座席に座っている。

 運転しているのは、龍巳である。

「それにしても早々に連絡を入れていただかないと、心配する人が大勢いますからね」

「ごめん」

 キズナは、ここに至るまでに、祖母から雷を落とされていた。

 『まつろわぬ神』の出現に際し、媛巫女たるキズナがいるべき場所にいなかったことと、不用意に『まつろわぬ神』の正体を探りに行ったことへの叱責だった。

 もちろん、そのあたりはキズナが事実を暈しているからだが、なんの連絡も入れなかったのは不注意だった。龍巳を介してでも家に連絡を入れておけば半日もの間叱られずに済んだはずだ。

「もう一柱いたはずですが、そちらのほうは?」

「さあ? わたしにもよくわかんない」

 幸い、正史編纂委員会はキズナのことに気づかなかった様子だ。もう一柱の『まつろわぬ神』とオオクニヌシが戦って消滅したという結果に落ち着くだろう。

「幸運なことに、今回は『まつろわぬ神』も消滅しましたし、人的被害も物的被害も皆無に近い。山野が大打撃を受けましたが、それは土砂崩れとでもしておけばいいでしょう」

「神様が暴れたにしては被害が小さくてよかったね」

「ええ、まったくです。あ、そこを右で」

 馨に指示されたとおりに龍巳は右折する。

「いいですね、運転免許。足があるというのはとても便利です」

「後二年もすれば一八歳になるじゃないですか。それまでの辛抱ですよ」

 農道には龍巳の運転する車以外に車がなく、人気もない。視界も良好。事故を起こすはずがないが、それでも基本に則って安全運転を心がける。

「あと二年も待たなければならないというのがネックですよ」

「いっそ免許つくっちゃえばいいじゃん。沙耶宮家の力を使えば余裕でしょ」

 キズナが無責任なことを言った。

「いいですねえ、それ」

 馨はキズナの冗談に、笑顔で答えた。

「冗談ですよね」

 龍巳がそう尋ねるも、馨はお茶を濁すばかりであった。

 

 

 

 □

 

 

 

 夏は終わろうとしている。

 秋雨前線の活躍とそれに続く寒気の到来を受けて、この年の夏は平年よりも早く過ぎ去った。

 道の端や家々の庭の枯れかけたひまわりを見るたびに、キズナは夏が終わったことを感じてしまう。

 風は肌に冷たく、過ごしやすい気候になった。

 楓の葉は徐々に色を鮮やかにしている。後一週間もすれば、街路樹は赤と黄に色づくことだろう。

「そろそろ、新高祭にむけた準備を進めなければなりませんね」

 紅茶を入れながら、馨が言った。キズナは頷いて、手元の書類に目を通す。

「そうだねー。適当ってわけにもいかないか。こればかりは」

 キズナと馨の通う学校は、一〇月に文化祭がある。新高祭は、文化祭の名前だ。それほど大きなものではない。各クラスが出し物をするだけのこじんまりとした文化祭で、特筆するようなことはない。

 とはいえ、この学校は女子高だ。

 それなりの資産を持つ子女が通う名門校ということもあり、周囲の高校から毎年多くの不埒者がやってくる。

 恋愛禁止を謳うわけではないが、男性を知らない女子が多いのも事実。

 生徒会長であるキズナは、その文化祭の準備をしなければならない。風紀委員や教職員と連携をしながら、安全に二日間の日程を終えなければならない。

 『まつろわぬ神』との戦いから、一月が経過した。

 血肉を削り、命を懸けたあの晩のことは鮮明に脳裏に焼きついている。

 しかし、今この生徒会室に漂うのは、茫洋かつ安穏とした空気だ。

 戦の空気から燃えるような快感を得るキズナにとって、この平和な世界はなんとも居心地が悪い。

 やはり、キズナもカンピオーネ。

 まっとうな生活は送れない。

 刺激溢れる暮らしでなければ、彼女の心は満たされない。

 今の暮らしは、なんとも物足りない。

 戦いでなくてもいい。とにかく、キズナは好奇心や克己心、自尊心を満たせるような何かを欲していた。 

 しかし、それはキズナだけでなく、この世代のあらゆる者が同じ気持ちを抱いているのだろう。

 キズナは、それを満たす方法を知っていて、それを手に入れるための手段も有しているという点で、違いがあるが。

 今は立場上しかたなくこの場に留まっているが、本心は今すぐにでも飛び出して、生きていきたいのだ。

 一つの町、一つの学び舎では、世界を知ったキズナにとっては狭すぎる。

 目に見える範囲が世界のすべてだった一〇〇〇年前とは訳が違う。

 キズナはどこにでも行けるし、心のままに飛びまわりたいのだ。

 だが、それはできない。やらないと言ったほうが正確かもしれない。

 今の生活に不満はあるが、嫌いではない。

 なによりも、それなりに責任のある立場にいる。学校では生徒会長を勤め、呪術界では媛巫女の任を負っている。

 これを一方的に放棄するのは、単純に格好が付かない。

 ゆえに、高校卒業時までは現状を維持するという決定を下したのだ。

 高校を卒業して、晴れて教育機関から解放されたなら、キズナは媛巫女としての職務を辞して世界を巡ることになるだろう。

 つまり、高校の卒業式というのは、キズナが日本から世界へ旅立つための通過儀礼なのだ。

 きれいさっぱり、それ以前のしがらみから抜け出すためのきっかけなのである。

「生徒会書記どの。わたしのマグカップとってー」

「はいはい、わかりましたよ会長様」

 馨が戸棚からキズナのマグカップを取り出した。

 紅茶を注ぎ、キズナに渡す。

 茶というのも悪くはない。

 茶葉が日本に入ってきたのは鎌倉時代のことなので、キズナが茶に触れたのは現代に生まれてからのことだ。

 この国のみならず、世界各国にはそれぞれの国に根ざした食文化がある。

 国外に出たら、グルメの旅をしてみようか。キズナは半ば本気でそう考えていた。

「すみません、遅れました」

 副会長の二年生が入ってきた。

 名前は、宮城なずな。

「そういえば、二年生は今週模試だったね」

「はい。まったく、この忙しい時期に迷惑極まりないです」

 眼鏡の彼女は卓球部にも所属している。

 三年生が引退してから初めての大会を控えているので、休日の模試は練習時間が削れると嘆いている。

「高さんいませんね」

「高下であれば、今日は欠席だそうですよ」

「へえ、珍しいこともあるんですね」

 頷くなずなは、関心が失せたというようにノートパソコンを立ち上げた。エクセルに、文化祭の予算を打ち込んでいく。

「うんうん、仕事ができる副会長を持つと、会長が楽でいいよ」

「月沢さんも働いてください」

「つっても仕事がねえんよ……終わってしまったので」

 キズナにできることはもうなかったりする。

「なら、当日の台詞を考えておいてください」

「去年の使いまわしじゃだめかなあー」

 キズナは両手を頭の後ろに組んで体重を背もたれにかけた。

 文化祭の開始と修了は生徒会長がステージ上に上がって話をしなければならない。

「もう、それなしでよくね?」

「必要はないと思いますが、儀式のようなものですからね。その立場に見合う仕事はこなしてくださいよ、先輩」

「かおるん、きついなー」

 キズナは興味のないことは極力後回し、可能なら回避しようとする。

 媛巫女の仕事が最たるものだろう。

 そして、生徒会長の仕事すら、成り行きでこうなっただけで端からやる気は欠片もない。

 単に、この学校が部活もしくは委員会活動に参加することを義務付けていただけのことで、部活動など時間を取られるに決まっているので生徒会役員に入っただけだ。

 会長職は、全校生徒から選ばれるものだが、言ってみれば部長のようなもので、生徒会役員の中で選出された人物が選挙に出て、当確する。つまり、全校生徒を対象とした選挙など出来レースでしかない。

 キズナは必要書類を纏めてホチキス止めをすると、種別ごとに並べていく。

 後で顧問の教諭に提出するものだ。

 両手に抱えて生徒会室を出る頃には、もう日が暮れかけていた。

 窓から見える空は群青色に染まりつつあり、僅かに西の空が茜色を残している。

 廊下は蛍光灯の無機質な光で照らされている。

「ところで、先輩。文化祭には水原さんは呼ばないのですか?」

「は……いやいや、呼ばない呼ばない! 遠すぎるって!」

 一瞬、それもありかと思ったが、残念ながら相手が暮らすのは遠方の新潟県である。すぐに否定した。遠方の人間を高校の文化祭のためだけに、わざわざ呼びつけるわけにもいかない。

 一応、生まれて一年ほどは近くに暮らしていたことは確認できている。

 ただ、想定外だったのは、人間の移動範囲が非常に広がっていたことだった。

 キズナと龍巳が第一の生を享受していたころは、自分が暮らす地域から一生出ないということがほとんどであった。商人や防人、国司などでなければ外に出たとしてもなにもすることがないからだ。

 残念ながら、龍巳は二歳のときに新潟へ移住してしまった。

 時代は変わる。

 現代は、キズナの想像の付かないほど変貌しているのだった。

 

 

 

 □

 

 

 

 正史編纂委員会の担当範囲は大きく分けて西と東に分けられる。

 キズナは東の媛巫女であり、さらにその中の関東一帯を守護する東京分室の所属である。

 関東圏での呪術的事件は、まず各県の担当者が事態の終息にあたり、それでも解決を見ない場合は東京分室から各県に応援を出す。

 東京分室というのは、東京都だけでなく関東圏の盟主的立場にあるのだ。

 よって、関東圏の媛巫女は一律東京分室の所属である。 

 その中でも最強の媛巫女であるキズナが、東京の鬼門や霊地に出向するのは当然と言える。 

 そのため、普段キズナが顔を出すのは浅草寺や江戸城址など、歴史ある霊地が主である。しかし、この日は違った。

 キズナが訪れたのは、小高い岡の上にある小さな神社だ。小さいとはいえ、社務所があり、常時十数人の神社関係者が職務についている。 

 七雄神社。

 霊地としての格もそれなりに高く、正史編纂委員会にとっても比較的重要度の高い神社だ。

「心を空にする。深呼吸して、余計なことを考えない……」

 キズナが神妙な面持ちでささめく。

 キズナの前には一人の少女が座っていた。

 明るい髪色の少女で、幼さが残るものの美しい顔立ちだ。

 万里谷祐理といい、三つ年下の中学三年生だ。

 来年度から高校生になるに当たり、この七雄神社にお勤めに来ることが決まった。

 今日はその研修である。

 媛巫女として、はるかに格上で先輩であるキズナが、祐理の教導に当たることになったのである。

 それにしても、祐理の才覚には驚嘆せざるを得ない。

 媛巫女の資質は、当代随一と言っても過言ではないだろう。

 もしも、キズナがいなければ彼女の実力は日本最高の称号を欲しい侭にしていたはずだ。

 そのことを祐理に告げると、祐理は恐縮するばかりだった。

 素で謙遜するのだ。この少女は。嫌味でもなんでもない。媛巫女としての資質が高いことを誇るでもなく、それが天運だとでもいうかのような自然さで、修身に励む。

「まさしく、巫女とはかくあるべき」

「?」

「あなたの修行に対する態度がとてもいいってことを端的に表現してみただけ。そのうち、意識的に向こう側にアクセスできるかもしれないね」

「あ、いえ、そんな、月沢さんのご指導のおかげです」

 恥ずかしそうに俯く祐理には色香がある。

 大人の色香とはまた別の、初春に咲く小花のような初々しさがまぶしい。

 聞くところによれば、学園のアイドルだそうだ。

 さもありなん。これほどの美人にくらりとこない男はいるまい。少なくとも同年代で彼女に目を奪われない男は、特殊性癖の類と警戒すべきだ。

 とりあえずキズナは、龍巳を祐理に会わせないようにしようと思った。

「やれやれ、疲れた疲れた。今日はここら辺にしようか。おなか減ったし」

「あ、はい。ありがとうございました」

 恭しく頭を下げる媛巫女見習いに、キズナもお辞儀を返した。

「そうだ、せっかくだしちょっと占ってあげようか」

 え? と目を瞬かせる祐理の前に、何処から取り出したのか薄い二枚の板を重ね合わせた「盤」であった。

「これは、まさか六壬式盤」

「ご明察。わたしの得意分野」

 六壬式盤は、六壬神課と呼ばれる古代中国で生まれた占いに使う道具だ。

 式盤を使用するので、式占の一種ということになる。

 太乙神数、奇門遁甲、そして六壬神課。

 この三つを合わせて三式と呼ぶ。

 特に六壬神課は平安時代の陰陽師たちにとっては必修の占術であり、現代の呪術師もかじっている者は多い。

 「天」を表す丸い板と「地」を表す四角い板が組み合わさっている。

 キズナはそれを注視する。

 キズナは、この分野においても非常に優れた術者である。

「ほう……」

 開始からしばらくして、眉根を寄せてキズナは腕を組んだ。

「あ、あの。なにか」

 不安そうにしている祐理は堪えられずに尋ねた。

 ただの占い。されど、それを執り行うのは媛巫女の中でも最高位に就くキズナである。笑って無視するには、その位階は高すぎる。

「ふむ、そうね。どう言っていいのか、言葉に詰まる」

「そ、それは悪いということでしょうか?」

「さあ、そこまではわたしには分からない。うん、そうね、まずは恋愛運は……そうね、半年以内に大恋愛をすることになるでしょう。ただし、相手は一筋縄ではいかない相手。浮気などには注意すべし」

「な、な、大恋愛って、そんなことあるわけないです!」

 顔を真っ赤にして否定する祐理に、キズナも頷いた。

 祐理は堅物だ。少なくともチャラ男や不純な思いで彼女に近づくことは出来ないだろう。男からではなく、祐理からであればまた話は変わるが。

「ま、これ占いだから。祐理がどう動くかで変わるしね。ただ、来年は男関係で頭を悩ませることになるかもしれないから注意ね」

「はい」

「それから」

「まだ、あるんですか?」

「うん、こっちが重要かも。あなたの星が変わりつつある。きっと、今後一、二年の間に人生が変わるほどの事態に遭遇する。それが何かは、わたしも分からないけど、あなたの人生において分岐点になる何かが起こるわ」

 神妙な面持ちで、祐理は話を聞いていた。

 人生を変える一大事が、目の前まで迫っている。

「所詮は占い。未来予知ではないし、未来はいくらでも変えられる。こんな与太話は、自分に都合のいいところだけを抜き取ってしまえばいいのだしね」

「はあ」

「健康第一。あなたは媛巫女の中でも突出した力の持ち主。長生きしたければ無理をしないことね」

 キズナは立ち上がって、皺になった緋袴を叩いて伸ばす。

「あの、それってどういうことですか?」

「強い力は我が身を焼くのよ。あなたは大事な人を看取る側ではなくて、大事な人に看取ってもらう側の人間だってことよ。それは、きっとわたしも同じなんだろうケドね」

 唐突な死の宣告。

 これを、祐理はどう受け止めたのだろうか。

 言葉を失っている様子ではない。キズナの言葉を真摯に受け止めている。この歳で、それ相応の覚悟を身につけているというのだろうか。

 つくづく傑物だ。

 きっと、自分が日本から消えたら、後を継ぐのは祐理になるのだろうとキズナは思った。


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