将軍戦記   作:神の子

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第4話

帝国技術省

 

エーリッヒ「失礼するよ。」

研究員「これはこれはマンシュタイン閣下、ご無沙汰しております。」

エーリッヒ「やぁ、君も元気そうだね。ところで例の物はできたかい?」

研究員「えぇ、こちらへ」

奥に行くと一台の戦車がおかれていた。

研究員「こちらが帝国の新型戦車3号戦車です。」

エーリッヒ「やっとできたか。」

研究員「はい。この戦車は従来の歩兵支援用ではなく、機動及び攻撃重視のものであります。これさえあれば閣下の推奨なさる新戦術にも対応できます。」

ブレドウ「これはすごい。」

エーリッヒ「これがこの戦車の資料か?」

研究員「はい。閣下が出された基準数値を全て達成しております。」

 

資料

 

3号戦車

全長6,41m

車体長5,56m

全幅2,95m

全高2,51m

重量2,27t

速度40km/h(整地)

19km/h(不整地)

主砲60口径KwK39

 

エーリッヒ「素晴らしい出来だな。」

研究員「ありがとうございます。」

エーリッヒ「それでいつ頃大量生産できる?」

研究員「それがですね、なにせ今までにない戦車なので生産体制が整うには少し時間がかかりまして。」

エーリッヒ「そうか、、」

研究員「5ヶ月後ぐらいには生産を開始できると思います。」

エーリッヒ「うむ。楽しみにしてるぞ。」

 

マンシュタインは満足しながら技術省を後にした。

全て思い通りになっていたかに思われていたが地獄への歯車はすでに動き出していた。

 

 

1923年5月14日

ブレドウ「閣下!!」

副官のブレドウ少佐がすごく焦った顔で部屋に入ってきた

エーリッヒ「どうした。ブレドウ少佐、ノックもせずに」

ブレドウ「閣下、一大事であります。」

エーリッヒ「どうした?」

ブレドウ「戦争です」

エーリッヒ「何?」

ブレドウ「協商連合が不法越境を行い帝国国境警備隊と交戦を開始。現在も継続中です」

エーリッヒ「なんだと!?っつ、、、作戦部に行くぞ」

ブレドウ「はっ!」

まさかこんなに早く戦争が起きるとは、

 

作戦部内はとても慌ただしく将官達があちらこちらへと走り回っていた

エーリッヒ「ルーデンドルフ閣下!!」

ルーデンドルフ「マンシュタインか、貴様も聞いたな。」

エーリッヒ「はい。それで今の状況は?」

ルーデンドルフ「国境警備隊がなんとか止めているが、長くは持たん。すぐに軍を派遣したいがまだ動員が間に合っていない。最初は苦しい状況が続くだろう。」

エーリッヒ「そうですか」

ルーデンドルフ「なーに、動員が完了すればすぐに叩きのめすさ」

確かに協商連合1国なら問題はない。しかしこれを機に周辺諸国が一斉に襲ってくるのではないかとマンシュタインは心配していた。

ルーデンドルフ「どうした?マンシュタイン」

エーリッヒ「閣下、動員はいつ完了しますか?」

ルーデンドルフ「早くて明日だ」

エーリッヒ「閣下、此度の戦争、2正面もしくはそれ以上になるかもしれません。」

ルーデンドルフ「なんだと?協商連合以外にどこが攻めてくるのだ?」

エーリッヒ「共和国、かと」

ルーデンドルフ「共和国?何故だ?」

エーリッヒ「奴らは帝国の弱体化を狙っております。そんな奴らにとって今は絶好のチャンスでしょう。閣下動員が完了したら共和国方面にも兵を用意しとく事を提案します。」

ルーデンドルフ「まぁ備えて損はないだろう。」

 

1923年5月16日

将官「ルーデンドルフ閣下!!」

ルーデンドルフ「どうした!」

将官「き、き、共和国が帝国に宣戦布告してきました!」

ルーデンドルフ、マンシュタイン「!!」

やはりか、

?「共和国だと!?」

?「まさかの2正面作戦か」

?「そんなばかな」

ルーデンドルフ「チッ、マンシュタイン、貴様の読みが当たったようだな」

エーリッヒ「えぇ、できれば当たって欲しくなかったですが」

ゼートゥーア「話は聞いたか?ルーデンドルフ」

作戦部にゼートゥーア准将が入室した

ルーデンドルフ「あぁ、共和国が宣戦布告してきおった。」

ゼートゥーア「そのようだな」

ルーデンドルフ「マンシュタイン、共和国方面は何師団いる?」

エーリッヒ「10個師団おりますが、多分膠着するでしょう。」

ゼートゥーア「戦車師団は使えんのか?」

エーリッヒ「まだ生産数が足りません。後2ヶ月は必要です。」

ゼートゥーア「そうか。」

ルーデンドルフ「仕方ない。戦力が整うまで耐えるしかないな」

ゼートゥーア「そうだな」

ルーデンドルフ「マンシュタイン、貴様は北部戦線に行って軍の指揮をとれ」

エーリッヒ「はっ」

ルーデンドルフ「いいか。攻撃はせんでもいいが突破だけはされるな。戦力が整うまで持ち堪えろ。」

エーリッヒ「了解しました。」

 

 

 

 

 

エーリッヒ「ブレドウ少佐移動だ。」

ブレドウ「はっ、どこに行くのでありますか?」

エーリッヒ「北部へ行って軍の指揮をとる。準備しろ。」

ブレドウ「了解しました。」

 

 

 

 

北部戦線

 

テオドール「ようこそいらっしゃいました。私は第27歩兵師団師団長ヨハイム・テオドール大佐であります。」

エーリッヒ「北部戦線総司令官エーリッヒ・フォン・マンシュタイン准将だ。早速だが状況は?」

テオドール「今のところは膠着状態を保っておりますが、敵の度重なる攻勢で物資が不足気味であります。」

エーリッヒ「そうか。軍はどれほどいる?」

テオドール「軍は全部で6個師団と少数の魔導師であります。」

エーリッヒ「ふむ」

魔導師か、攻勢をかけれるほど余裕もなく、なおかつ相手の攻撃を止めるのも限界がある、どうするか

ブレドウ「いかがなさいますか、閣下」

エーリッヒ「魔導師に敵の補給路を探すよう命令しろ。見つけ次第位置を報告。砲兵隊で敵の補給路をたたく」

テオドール「了解しました。」

 

エーリッヒ「思ったよりひどいな」

ブレドウ「えぇ、確かに」

エーリッヒ「こうなったら敵の補給路を叩き攻勢を止めるしかない。」

 

 

 

 

数時間後

 

テオドール「閣下、魔導師が敵補給路を発見しました!!」

エーリッヒ「本当か!?よし魔導師に伝達。即座に敵補給路の位置を報告せよと、後、砲兵隊に砲撃準備しとくよう伝えろ。」

テオドール「はっ」

敵の補給路を叩ければこちらにも余裕ができる。その間に戦力を整えるしかない。

テオドール「敵補給路の位置がわかりました!」

エーリッヒ「砲兵隊に連絡、あいにく弾数に限りがあるため正確に砲撃せよ」

 

 

砲兵隊隊長「砲撃用意!!」

砲兵隊「「「砲撃準備完了!!」」」

砲兵隊隊長「撃て!!」

 

テオドール「やりました閣下。敵補給路を破壊。敵は混乱しています。」

エーリッヒ「歩兵師団に攻勢に出ろと伝えよ。しかし深追いはするな。目の前の敵を追い払うだけでいい」

テオドール「了解しました!!」

 

エーリッヒ「ふぅ、なんとかなったか 。敵補給路を見つけてくれた魔導師には感謝だな。」

ブレドウ「その魔導師ですが、敵魔導師と交戦したそうです。」

エーリッヒ「何?死んだのか?」

ブレドウ「いえ、戦死はしておりません。しかも驚くことにその魔導師は増援到着まで敵魔導隊を拘束。満身創痍となりながらも撃破確実4 不明2の大戦果をあげ敵部隊を阻止したそうです。」

エーリッヒ「なんだと!?それは本当か?」

ブレドウ「えぇ」

なんてやつだ。まるで化け物のようなやつだな。

エーリッヒ「それでその魔導師の名は?」

ブレドウ「その魔導師の名は、、、、」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ターニャ・デグレチャフ少尉というものです。」

 

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