最近、鎧武の桃やリンゴ、梨のロックシードはどんなものなのかwktkしてます。あと、MOVIE大戦に753が!753は315です!
―――前回のあらすじ
「ドーモ、ショゴス=サン。鈴です」
『ドーモ、鈴=サン。ショゴスのゴスです』
アイエエエェェェエエエ!!シャァアベッタァアアァァァ!?
これから始まるのは、当然のことながら凄惨な殺し合いである。
それなのに、なぜ挨拶などするのか?
それは、挨拶は神すらも決して疎かにできない礼節だからだ。
古事記にも書かれている常識だからだ。
礼節を持つ相手ならば、例え一方的な蹂躙になろうとも、礼節を尽くして一対一の、サシで勝負しなければならない。
それこそが邪神道。出来ぬ邪神は邪神に非ず。
「ホワチャァァアアアアア!!」
RIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII!!
両者の拳が激突し、アリーナに旋風が巻き起こる。
「
ショゴスの拳とぶつけた自身の拳から、鈴は山吹色の波紋を流し込む。
すると、波紋が流れたショゴスの腕は蒸気を立てながら、融解が始まった。
全身に融解が回る前に、ショゴスは右腕を自ら切り落とすと、大量の触手を伸ばして鈴を近づけさせないようにする。
「アタタタタタタタタタタ!!」
迫り来る触手を避け、拳で叩き落とすが、鈴はショゴスの猛攻に後退を余儀なくされる。
一旦、距離を取った両者は拳を構えると、しばし膠着状態となる。
「グズの分際で、よくも僕を足蹴にしたなァー!!」
と、そこへ気絶していなかったのか、背後から千夏が鈴に斬りかかる。
そして、間が悪いことにショゴスが触手を伸ばすのと同じタイミングであったため、対処が遅れる。
ショゴスにも予想外だったのか、モノアイが驚愕で揺れる。
「しまっ!!」
触手を弾いて振り向いた鈴は、間に合わないと覚悟を決める。
「一夏と、決着つけたかったアルヨ」
「諦めるのは、まだ早いぞ」
「グペッ!?」
ガキィン!!
どこからともなく飛んできたサバイバルナイフが、千夏の顔面に直撃して太刀筋が逸れる。
弾かれたサバイバルナイフの飛んだ先に視線を向けると、そこにはIS学園の制服の上からドライバーを装着した一夏がいた。
「さっき折紙から連絡があった。観客は全員避難させたとさ」
「ということは!」
『〈メテオ〉の装着を許可するわ!奴等に、人類が反旗を翻す刻が来たわ!!』
琴理の言葉を聞いた鈴は、腰に一夏の物とはまた形の違うドライバーを装着する。
〈メテオ・レディ?〉
そして、ドライバーの上部についたレバーを引くと機械音声が響き、それに合わせて鈴は拳法の型のような動作をする。
「さて、自称天才(笑)。お前のお相手は、俺だ」
〈エターナル!〉
一夏が白いメモリのボタンを押すと渋い音声が流れ、そのままドライバーに装填する。
「「変身!!」」
〈エターナル!〉
〈OK!メテオ!〉
一夏はメモリを装填したスロットルを斜めに倒し、鈴はバックルの横に取り付けられたレバーを倒す。
その動作を隙だと判断したのか、ショゴスは触手を突き刺すために伸ばし、千夏は『雪片弍型』を刺突の構えを取ってイグニッションブーストを発動させる。
だが、千夏の刺突はその行動を予想していた一夏が先に真紅の炎が刻印された左腕の手甲を展開したことで阻まれ、ショゴスの触手は鈴を包み込んだ青白い球体状のエネルギーによって届くことはなかった。
「さあ、地獄を楽しみな」
英文字のEを横倒しにして王冠のように飾られた頭部、瞳はメビウスの輪のような形をしており、両手両足には燃えるような真紅のフレアマークが刻印された真っ白な全身装甲を纏った一夏は、立てた親指を下に向けて挑発する。
「お前の
流れる彗星を模した仮面を被った頭部、星を思わせる無数の輝きを放つ黒いボディの全身装甲を纏った鈴は、親指を立てて鼻先をこすった。
そして、二人は同時に獲物へと駆け出した。
―――鈴side
「さて、仕切り直しネ!」
ISや丸腰で戦っていた時とは、また違う気迫を感じてショゴスは沈黙する。
先に動いたのは、ショゴスだった。
RIII!!
今まで鞭のように使っていた触手の先端が槍のように鋭く尖り、それを剛腕で握ると投擲した。
〈サターン!レディ?〉
「ホオオォォォ……」
それに対し、鈴は左腕に装着されたガンレッドのスイッチを入れて指紋認証センサーの部分に右手の人差し指を当てると、左腕の土星の形に収束したエネルギーが現れる。
〈OK!サターン!〉
「ワチャァァアアア!!」
左腕を振りかぶると、土星の輪がカッターとなって飛び出して槍を切り刻み、ショゴスの残った左腕を切断する。
RIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII!!
「これで終わりネ!!」
痛みからか、体勢が大きく崩れるショゴスに止めを刺すべく、鈴はバックルの中心部にある天球儀型のユニットを回す。
〈メテオ!リミットブレイク!〉
音声が鳴ると、左足に青いエネルギーが収束されると同時に、鈴は飛び上がる。
「ホワチャァァアアアア!!」
空中で左足を突き出すと重力に任せて降下し、ショゴスの胸部に飛び蹴りを叩き込む。
RI?RI?RIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII!!
ショゴスは最初、何が起こったのか理解できなかったようにモノアイの照準が揺れていたが、全身から火花を散らして倒れた。
それを見届けた鈴は一息つく。
『ザヨゴォォォォォオオオオオオオオオオオ!!』
「サヨコって、誰アル?」
おそらく一夏が発したであろう謎の雄叫びに首を傾げ、今度は呆れたように息を吐いたのだった。
一瞬、ショゴスの表面が内側から盛り上がったことには気づかずに。
―――一夏side
時は少し戻って、一夏と千夏は鈴とショゴスが戦闘している場所より離れて戦っていた。
「当たれよおおおぉぉぉおおお!!」
「ハアッ!」
袈裟懸けに下ろしてきた千夏の『雪片弐型』を難なく左腕で掴むと、右手に一角獣の頭部でUと描かれたメモリを取り出して握る。
〈ユニコーン!〉
ユニコーンメモリのスイッチを押して起動状態にすると、そのまま右腰のスロットに装填して叩いた。
〈ユニコーン!マキシマムドライブ!〉
掴んでいた『雪片弐型』を引き寄せると、千夏はバランスを崩す。
その隙を逃さず、螺旋状に収束されたエネルギーを纏った右腕を胸部に叩き込む。
「ぐぅう!!」
強烈な衝撃が千夏の全身を走るが、それでも血走った狂気や憎悪といった負の感情が籠った眼で一夏を睨む。
「おお、怖い怖い」
千夏に睨まれる一夏は、茶化すようにおどけながらコンバットナイフに似た短刀、エターナルエッジを左手で逆手に持ち、右手には月でLと炎でHと描かれたメモリを握っていた。
「フィナーレといきますか」
〈ルナ!〉〈ヒート!〉
ヒートメモリを右腰のスロットに、ルナメモリはエターナルエッジのスロットに装填する。
〈ヒート!マキシマムドライブ!〉
そして、先にヒートメモリのマキシマムドライブを発動させて、左足に炎を纏わせると一夏は高く跳んだ。
「もういっちょ!」
〈ルナ!マキシマムドライブ!〉
空中で一回転する際に、ルナメモリのマキシマムドライブを発動させると、一夏の姿がブレて二人に分身した。
「ザヨゴォォォォォオオオオオオオオオオオ!!」
呆気にとられる千夏の脳天に、二人の一夏が謎の雄叫びを上げながらつま先蹴りを叩き込んだ。
「アガッ!!」
千夏は叩き込まれた衝撃で、呆気なく意識を失い『白式』も量子化されて地面に倒れた。
「ったく、面倒なことこの上ないな」
「全くアル」
「お疲れ。どうだった?」
「性能に頼っている面が大きいネ。まだまだ修行不足アルヨ」
「〈フラクシナス〉に訓練室あるから、そこ借りたらどうだ?」
「いいアルネ。お邪魔しても?」
「いいんじゃね?」
鈴はショゴスの死体を、一夏は気絶した千夏を回収しようとした時だった。
『千夏ぁあ!!』
アリーナに突如、見知った人物の声が大音量で響く。
『男なら、その程度n…ムグゥ!?』
二人が放送席に視線を向けると、竹刀を持った箒とそれを取り押さえるチェルシー、そして箒に叩かれたのか頭や腕を押さえている生徒達がいた。
ショゴスが死んだため、アリーナのハッキングが解除されて、箒は放送室に侵入できたのだろう。
それにしても、と、放送機器を操作していて閉じ込められていた生徒達なのだろうが、完全に無関係な人物に暴力を振るって我を通す箒に、二人は怒りを通り越した呆れの視線を送る。
その二人の耳に微かだが、虫の羽音のようなものを捕えた。
……bubUbuBuBUBUBUBUUUUUUUUUUUUUU!!
「この音!まさか!?」
「虫?って、あれは!?」
次第に大きくなっていく羽音に、二人が周囲を見渡すと、音の発生源を見つけた。
それは、ショゴスの死体がいつの間にか割れ、その中から這い出してきた生物だった。
『お兄ちゃん!鈴!聞こえる!大変なことが分かったわ!!』
琴里から通信が入るが、目の前の生物を警戒する二人には答える余裕がなかった。
『アーカム・ゴッズの反応がもう一つ出たわ!ショゴスの反応に隠れてて気づかなかったのよ!!』
現れた生物は、人の脳をむき出しにしたような頭部、両足は鋭い鉤爪の形をして、背中には蝙蝠のような一対の翅、薄赤色の甲殻類のような姿をしていた。
『カテゴリー〈ユゴスより来たる者〉ミ=ゴよ!!』
琴里の叫んだのと同じタイミングで、ミ=ゴはどうやってかショゴスの死体を一瞬でミ=ゴ自身の背丈を超える大砲へと変化させて何の躊躇いもなく、撃った。
発射されたのはレーザーのような光線で、向かう先は未だ人が残っている放送室。
なぜ、自分達ではないのか。二人は直ぐに解答を見つける。
「さっきの放送か!?ミ=ゴは出てきたばっかだから、俺達に気付かなかった!!」
「だから、先に目立った方を!箒って名前なのに、ゴミを増やすとは何事ネ!」
二人は駆け出すが、間に合う筈もなく、光線は放送室に直撃して爆発を起こした。
もうちょこっとだけ続くのじゃ!
あと、一夏の必殺技は、自分の好きなあのシーンのリスペクトです。分かる人には分かります。