インフィニット・ア・ライブ   作:雪風冬人 弐式

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 バトライド・ウォーⅡ発売!イエーイ!
 今年は、ライダー映画はゴジラやトランスフォーマー、牙狼の映画もやるし、ついでに就活もあり、出費が多い一年になりそうです。
 ちなみに、今回の話は冒頭に載せる小話の予定でしたが、思ったりより字数が多くなったので単体で投稿することにしました。
 本編はまだ待っててください。


幕間「闘争」

「嫌だ!私はまだ死にたくない!死にたく、ッ!!」

 

 とある世間には廃墟と認識されている屋敷の中。

 それを隠れ蓑にした篠ノ之束のラボの一室に、二人の女性と干からびた老婆のような死体が転がっていた。

 

「ったく、手間を掛けさせないで欲しいですね」

 

 ガスガスと死体を蹴りながら、クロエは琥珀の仮面を被ったまま嘆息する。

 

「くーちゃん、流石に死体に鞭打つのはどうかと思うよ?」

 

 金色の杖を握り、白い服装の月兎は困ったようにそれでいて弱々しく苦笑する。

 そんな二人がいざ帰ろうとした時、月兎の持つ杖から金と銅色の機械的なフォルムをしたオウムが立体的に映し出された。

 

『大変だ!大変だぁー!!』

「ナヴィ、どうしたの?」

『ヤバいよヤバいよ!カテゴリー〈アーカム・ゴッズ〉の反応を検出!パターンはティンダロスにディープ・ワン!その数、千!!』

 

 ナヴィの報告が終わらない内に、二人がいた部屋の角からティンダロスの猟犬が次々と這い出し、入口や窓から外を除くと腐った磯の臭いと共に魚人が包囲しているのが見て取れた。

 

「これは、凛々狩本気狩(リリカルマジカル)モードじゃつらいかな?」

 

 月兎は白いバックルを取り出して腰に当てると、自動でベルトが巻かれて現れたホルダーから一枚のカードを取り出す。

 

「変身!!」

 

〈KAMEN RIDE! ディケイド!〉

 

 カードを装填すると、現れた九つの幻影が月兎へと集束し、バックルから飛び出した五枚のプレートが頭部に突き刺さる。

 

「さて、くーちゃんは……」

 

 ホルダーをソードモードにして、飛びかかるティンダロスを斬りながら月兎がクロエの様子を確かめるため、視線を巡らせる。

 

〈エクスプロージョン!ナウ。エクスプロージョン!ナウ。エクスプロージョン!ナウ。エクスプロージョン!ナウ。エクスプロージョン!ナウ。エクスプロージョン!ナウ。エクスプロージョン!ナウ。エクスプロージョン!ナウ。エクスプロージョン!ナウ〉

 

「ヒャッハー!汚物は消毒DEATH!!」

 

 そこには休む間もなく、同じ指輪をベルトにかざし続けるクロエの姿があった。

 

「うん。平常運転だね」

 

 特に心配する必要もなかったと結論を出した月兎は、自らに襲い掛かる怪物に専念することにする。

 

〈エクスプロージョン!ナウ。エクスプロージョン!ナウ。エクスプロージョン!ナウ。エクスプロージョン!ナウ。エクスプロージョン!ナウ。エクスプロージョン!ナウ。エクスプロージョン!ナウ。エクスプロージョン!ナウ。エクスプロージョン!ナウ〉

 

「ったく、どいつもこいつも一夏様に近づこうとしやがりやがって!!一夏様の魅力に最初に気付いたのは私なのに!せっかくの手料理もつまみ食いしやがって!挙句の果て、命の危機を救われただけで本気で惚れやがりやがって!!」

「いやいや!?あの料理、くーちゃんのだったのか!?シャレになんないからね!〈精霊〉なんて体がブレて存在が消えかけたからね!私も含めた人間だって変な河の向こう岸でご先祖様に逢って来たぐらいだからね!!でもまあ、カレンさんやエレンさんの仲が改善されたり、ファーストキスなんかも……」

 

 突然、日ごろのストレスからなのか鬱憤を晴らすがごとく愚痴り始めたクロエは、恥ずかしいことでも思い出したのか、体をクネクネさせる月兎に仮面の下から絶対零度の視線を送る。

 

「……そのまま逝けば良かったものを」

「ねえ、くーちゃんを拾って育てたの私だよね?」

「ソウデスネー」

「ねえ、親代わりの人になんで手を翳してるのかな?」

「それはですね……、お前を始末するためさァアアアアア!!」

 

〈イエス!ブリザード!アンダースタンド?〉

 

「喰らえ!わたしのかんがえた、さいきょうの必殺技!エターナルフォースブリザード!!」

「本気と書いてマジで殺ろうとしてよこの子!!ネゼェ、ミテルンディス!?フラクシナスクルーサァーン!!」

 

〈ATTACK RIDE! イリュージョン!〉

 

「豚のような悲鳴を上げなッ!!最っ高にハイッってやつさぁー!!」

 

 身の危険を感じた月兎は、実体を持った分身を大量に作って逃げようと画策し、クロエがそれを追いかけるリアル鬼ごっこが始まったのであった。

 ちなみに、襲ってきたティンダロス達は敵わないと悟ったのか既に逃走して姿は見えなくなっていた。

 

〈エクスプロージョン!ナウ。エクスプロージョン!ナウ。エクスプロージョン!ナウ。エクスプロージョン!ナウ。エクスプロージョン!ナウ。エクスプロージョン!ナウ。エクスプロージョン!ナウ。エクスプロージョン!ナウ。エクスプロージョン!ナウ。エクチュプローチョン!ナウ〉

 

「お、噛んだ。レアボイス聴けるなんてラッキー」

「ええ!?そんな機能あったの!?私、聞いてない!!」

 

 クロエの呑気なセリフに反応した月兎の絶叫が、廃墟に響き渡った。

 




 この間、親友から「てれびくん」のライダー大戦の紹介ページに、草加が倒れているたっくんに手を差し伸べてる写真がある、って聞いて思わず「嘘だ!!」と叫んでしまった自分は、すっかり草加イズムなのだろうか?
 ああ、自宅警備員になりたい。それか幻想入りしてー。
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