インフィニット・ア・ライブ   作:雪風冬人 弐式

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 どうもお久しぶりです。お待たせしてすみませんでした。実は、リアルで色々忙しくなり、スランプ気味だったり、新作のアニメ見てたり、ラノベ読んでたりしていて、大分遅れました。
 本編はまだお待ちください。


幕間「異変」

 大気が揺れる。次いで、身震いを起こすような悪寒が身体を駆け巡る。

 根拠はそれだけで十分であった。

 

 ヤツが、来た。

 

 自分の直感が訴える。これほど、見知った長年感じ続けていたモノを感じるのは、ヤツしかいない、と。

 

「ちょ、くーちゃん!?」

 

 周りを気にせず理性も倫理も殴り捨て、彼女は行動を起こす。

 

〈シャバドゥビタッチヘンシーン!シャバドゥビタッチヘンシーン!〉

 

「…変身」

 

〈チェンジ!ナウ〉

 

 一瞬にして金色の魔法陣が彼女の体を透過すると、黒い仮面に金色のローブをなびかせる姿へと変身する。

 

「今度こそ、〈砕け得ぬ闇(アンブレイカブル・ダーク)〉、お前を殺しきってみせる……!」

 

〈テレポート!ナウ〉

 

 虚空を睨んでいた、金色の魔法使いの姿は消えた。

 

 

「ちょ!?中華作ってる途中で!?火事に!いや、119番しても消防車来れないし!私か!?私がやるしかないのか!?いいだろう!一時期、農林高校でアイドルともてはやされた実力を見せてやろうやないかーい!!」

 

 少女が消えた後の部屋では、おかしなテンションの悲痛な叫びが上がったが、それは別の話。

 

 

―――同時刻。

 

 

「……来た」

「ちょ!マドっち、どこいくのさ!?」

 

 いたって平凡な高校の教室の中、一人の少女が急に席を立ち上がる。幸い、休み時間であったため、それほど注目を集めることはなかった。

 

「私、気になることができたから、言ってくるデェス」

「いや、待たんかい」

 

 隣にいた少女、否、クラス全員は、彼女の奇行には慣れているが、それでも奇行の原因を知っているが故、彼女の面倒を見ている少女は、奇行を止めようとする。

 

「行かせて、マリカ。静かなる騒音(サイレントロア)は、私が潰す」

「だから、それは一夏さん達に任せれば大丈夫だよ。というか、アンタまで行ったらオーバーキルもいいところよ。ん?まさか、次は数学だからサボりたい、とか思ってるんじゃないの?」

「…変身!」

 

〈ゼロフォーム!〉

 

 彼女の姿が、さび付いた赤いアーマーをまとったものに変わる。

 

「ランラン。私は、失われた時間を取り戻す」

「ちょっと待てぇーい!!」

 

 少女の質問に明らかに目を逸らしてなかったかのように振る舞う彼女は、教室の窓から飛ぶと牛のような角がついた機関車が高速で通りすがり、それに飛び乗ったことで一瞬で消えた。

 

「こんな時、私はどうすれば」

「笑えばいいと思うよ」

 

 燃え尽きたように真っ白になる少女に、級友は優しく肩を叩いて労りの言葉をかけるのだった。

 

 

―――同時刻

 

 

彼女の微睡からの目覚めは唐突だった。

 

「……ッツ。最悪、ですわね。あの〈ヒューズ=カザキリ〉の降臨と、同じタイミングで目覚めるとは」

 

 顔をしかめながら、彼女は周囲を見渡して自分の現状を把握する。

 

「さて、寝起きの運動には丁度いいですわね」

 

 彼女は部屋に置いてある机の引き出しから、白いラインが走る黒いベルトを取り出して装着する。

 そして、右腰に付属している黒い携帯を手に取って耳に当てる。

 

「変身!」

 

〈stand by!〉

 

音声入力の後、右腰に再び携帯を挿すと、黒を基調として白いラインが走り、両肩のラインは天使の羽のようなスーツをまとう。

 

「チェック!!」

 

〈complete!〉

 

 黒い携帯にミッションキーを差し込んで音声入力をすると、青い三角錐のエネルギーが飛び出す。

 それに向かって飛び蹴りの姿勢で飛び込むと、彼女の姿が消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 暗い昏い冥い闇の中、ソレは目覚めた。

 

(嗚呼、ようやくようやく、……逢えた)

 

目覚めたソレは、意識を表層へと向かわせる。

 

(イヒッ!さあさあさあさあ!!今、逢いに逝きますよ!イヒイヒイヒイヒイヒイヒイヒ!!)

 

「始めましょう。私たちの虐殺劇(グランギニョル)を!!」

 

 吐き気をもよおす程無邪気に、そして不気味にソレは宣言する。




 あと、感想くださった方に申し訳ないですが、返す暇もないのが今の現状です。
 それでは、ごきげんよう。
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