ドラゴンボール紅   作:赤白隆磨

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探せ二星珠(アルシンチュウ)!!ハチャメチャな旅の幕開け!

ブルマについて来てくれと頼まれ、一緒にドラゴンボールを探すことになったフラン。ブルマの頼みは断るつもりではいたが、孫悟飯の形見であるドラゴンボールを手放すわけにも、悟空達の修行を邪魔するわけにもいかなかったので仕方ない同意であった。

 

修行中の彼らをカメハウスに置いて、彼女ら二人は砂漠まで飛行船で来ていた。

 

ジリジリと焼けるような暑さに薄着になる二人。

死にそうな顔つきだ。

 

 

 

 

 

「ぶ、ブルマさん~…ほんとにこっちで合ってるんですかぁ~…」

 

『一応合ってるわよ…もう少し東の方角に反応があるのよ~…』

 

ドラゴンレーダー。ドラゴンボールの場所を探知してくれる便利な機械。このような物、如何にして作ったのか…

そしてブルマの正体がいまいち良く分かっていない。

彼女が作ったのだろうか?

だとしたら凄い頭脳の持ち主だ。

 

『ま、もしものときの為に~便利なアイテム持ってきてるから心配しないくてもいいわよ』

 

「便利なアイテムですか?」

 

『ホイポイカプセルっていうウチの会社が作った製品よ。勿論私が作ったわ』

 

「へ、へー…ブルマさんって物作りの会社に勤められてる社員なんですか」

 

『社員なんかじゃないわ。そこのお嬢様よ』

 

「えぇぇ!?お、お嬢様!?」

 

思わず吃驚仰天。

 

『西の都にカプセルコーポレーションってあるでしょ?そこのママとパパの娘よ~』

 

なんともとんでもない人に会ったものだ。

まさかカプセルコーポレーションのお嬢様だとは。

どうりで肝が座っていると思った。

私も人の事は言える立場ではないのだが…。

 

「ブルマさんって凄い方だったんですね…。」

 

『西の都じゃ有名よ♪』

 

 

 

彼女の素性も知り、話し合いながら熱い砂の上を飛び続けた。出発時刻があまり早くなかったせいか、日が暮れ、辺りは既に空の色と合わせるかの様に薄黒くなっていた。

そして、さっきまでの暑さが次第に緩やかになりつつあった。

 

 

『うーん、暗くなってきたし今日はここまでにしましょうか。』

 

飛行船が地面に着陸したかと思うとブルマは外へ駆け出し、飛行船から出た。

 

「…ブルマさん外へ行くんですか!」

 

『アンタも来なさいよー!良いものみせてあげるわよー♪』

 

「い、今行きます!」

 

彼女のもとへ行ってみると、手には何やら小さいポッドの様な物が1つあった。

 

「なんかちっちゃくて可愛いですね」

 

『見た目はね。これがさっき話していたホイポイカプセルよ!』

 

ポイッ

 

BONN!!

 

するとあらびっくり!あの小さなカプセルから建物が出てきたではないか!

 

「え、ええぇぇ!?」

 

思わず目が点になった。硬直の瞬間とともに興奮が駆け巡った。

 

「凄~い!!素敵なお家ですね!ブルマさんがこれを発明したなんて…貴女は天才ですよ!」

 

余程その言葉が嬉しかったのかブルマは頬を赤らめ、自慢するような顔つきになった。

 

『ま、まぁね!こんなの朝飯前よ!!♪』

 

「中に入っても良いですかぁ!?キラキラ」

 

『勿論♪フランちゃんの好きな様に使っていいわよ。』

 

「わぁ~♪ありがとうございます。ブルマさん!」

 

レトロチックなその家の内装は外見とは打って変わって、とてもキュートな飾りつけを施した部屋だった。

壁紙はベージュ色の落ち着く色合いで、それに合わせた家具も沢山設置されていた。

 

『それは貴女のお家として使って良いからね。私はこっち』

 

ブルマはそう言うと、もう1つのカプセルを宙に投げ家を増やした。

 

「なんだかブルマさんって魔法使いみたいですね」

 

『魔法使いか~ちっちゃい頃は憧れてたなぁ~』

 

 

私は知っている。魔法の現実を。

私の家族、パチュリー・ノーレッジが良い例だ。

彼女はその驚異的な魔力と知力を引き換えに多大なモノを犠牲にしてきた。

そんな幾つもの過ちを以前聞いたことがある。

 

「でも、ブルマさんみたいな発明家の方が魔法使いより、ずっと魔法使いらしいです」

 

『フランちゃんってなんだか大人ね。聞いてて楽しくなるわ』

 

「そ、そうですか?ありがとうです…///」

 

 

和気藹々と話した後、二人は夜が更けるとともに寝静まった。

 

 

――――――――――――――――――――――――――

 

ブルマとフランがドラゴンボールを探しに旅に出た翌日、悟空とクリリンはそれぞれ亀仙人の修行のファーストステージをクリアする目前まで成長していた。

 

二人が大きな亀の甲羅を背負い続けて早3ヶ月と半ば。

 

彼らは今、毎日の日課の牛乳配達をしている。それも…

 

『ガアアアアアアアアッ!!!』

 

『『ひぃぃぃぃっ!!』』

 

恐竜に追いかけられながら!!

 

二人の身のこなしは大分成長している。しかしそれは亀仙人でないとわからない。当の本人達は気づいてさえもいないのだ。

何故なら、彼らは24時間、ひたすら強くなりたい一心で修行をしているから!

寝るときでさえ1日を振り返り、明日へ備える。

そんな亀仙流の生活習慣が毎日悟空とクリリンに生き続ける。

 

たまに食べられそうになったり

 

『グガァ!!』

 

ガブッ

 

クリリン『やめろぉ!!?』

 

悟空『いぃぃっ!!』

 

もう半分涙目である。

 

しかし、亀仙人はこんなとき教え子達をマネージしようとしない。修行をしているときの彼らを敢えて遠くから見守るということをするが、逆に修行をしていないときはしっかりとマネージをする。

物事を取り入れる仕方が他の師とは違う。

 

これは、修行しているときの彼らのモチベーションは高いので勝手に自分達で判断し行動するが、修行をしていないときの時間は意外と他人に管理されてないとマネージ出来ないという着眼点からでた考えである。

 

亀仙人は師と向かい合っている状態を常に保っている。

 

そんな悟空とクリリンが感じる感覚は 24時間修行をしている に等しいであろう。

 

だから必死になれる。強さを追い求められる。

 

 

『いくぞぉクリリンっ!川に飛び込むんだ!』

 

『お、おう!!!』

 

 

『……』

 

 

二人は勢い良く着水した。辺りには水しぶきが飛んだ。一刻も早く恐竜から逃げ、目的地まで牛乳配達することに命懸けだ。

 

しかし!今度は川の主が二人を襲う!!

 

『げぇ!おめぇまだいんのかよぉ~!!』

 

『いっ、いそぐぞー!向こう岸まで全力で泳げ~!!』

 

川の主は泳ぐスピードはそんなに速くはない。しかし、今の重たい甲羅を背負った二人にとっては十分すぎるくらいに速く感じた。

 

泳ぐ度に牛乳が揺れる。

 

『このぉ…おめぇちょっとしつけぇぞ!』

 

『もう少しだ!』

 

あと3メートル。二人は間に合うか!

 

主は獲物を睨めつけ、全力で此方へむかってくる!

 

 

『よぉし!!いけたぞぉ!!』

 

悟空が先に陸へと上がることに成功する!

 

 

『クリリーン!頑張れ!!もう少しだぁ!』

 

『はぁはぁはぁ…』

 

バシャァン!

 

 

間一髪だった。クリリンが陸に着地したとともに、主の大きい口が空気を噛んだ。

 

『あ、危なかったぁ…』

 

『でぇじょうぶかクリリン。あんまのんびりしてっとまたあの恐竜がくるぞ』

 

『あぁ、わかってる!先を急ごう』

 

今度は険しい山が立ちはだかる。だがこの山の頂上の家が目的地だ!二人の目はさっきよりも数段光輝く。

 

『『わっせ!わっせ!!』』

 

亀仙人は内心驚いていた。二人の成長ぶりに。

 

勿論最初の頃はろくに牛乳など配達もできていなかった。

 

しかしどうだろう。今の悟空とクリリンは。

 

牛乳1つも落としてはいないではないか!

 

それにこの訓練だけではない、素手で畑を開梱するのだって早くても3時間はかかっていたのに、今は僅か1時間しかかからないではないか。

土木工事もその他も、やること全て甲羅の重さなんか気にならないくらい速さが増してきている。

 

二人には見えないなにかがある そんな風に亀仙人は感じ取れていた。

 

 

 

 

 

暫くして、二人は牛乳配達も無事に終わり次の訓練に入ろうとしていた。

 

その同時刻、ブルマとフランは何やらトラブルが発生していた。

 

 

 

 

 

 

『御嬢さん達!これは頂いていくぜ!』

 

 

その男性の手には彼女らが探していた

二星珠が握られていた!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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