SAO 剣鬼と呼ばれる男   作:烟月

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すいません......
前話から随分と時間がかかりましたが、ようやく次話投稿です。
これからはできるだけ頑張って投稿していきます
少し、内容を変更いたしましたm(__)m


垣間見える狂気

続く30分ほどで10匹以上の植物モンスターを屠った。

最初こそ敵の攻撃を把握できず攻撃を受けたり、倒すのに時間がかかったが、倒して行くにつれなかなか攻撃にも当たらなくなり、一匹に対してかかる時間も減っていった。

しかし、残念ながらまだクエストのキーであると思われる花つきの個体は発見できていない。

まぁ、しかしこういうのは運次第なので根気よく行くしかないだろう。

そういえば、ふと思い出したのだが、こういうオンラインゲームではリアルとは違う性別でプレイしたりする人もいる。

しかし、茅場の手によってリアルとアバターの性別を同化させられた以上、異性としてロールプレイしようとしていた人達には最初の大きな試練となるだろう。

せめて、茅場が何か救済措置等を用意してくれていることを祈るしかあるまい。

 

「御愁傷様です」

 

そう呟きながら手を合わせる。

が、それも束の間ツタの切り払いを避けるために後ろに飛び退く。

 

「あっぶね~...。敵に慣れてきたからっていくらなんでも余裕持ちすぎた...」

 

戦闘に余裕ができた為、余計な事を考えるだけではなく手を合わせる等という事をしてしまった自分を少し責める。

 

「ふぅ...。付近のモンスターはこれで打ち止めかな?」

自分の索敵範囲内にモンスターのカーソルがないことを確認しつつ、しっかりと相手を見定め、慣れた手付きで仕留める。

と、軽やかなファンファーレが響いた。

同時に、全身を金色のライトエフェクトが包み込む。

経験値がレベルアップに必要な量を超えたようだ。

もしパーティーを組んでいたなら「おめでとう」とでも言われただろうが、絶賛ソロプレイ中の俺には関係ない。

周囲を警戒しながら、メインメニューを開き、ステータスタブに移動する。

加算された貴重なステータスアップポイント3を迷わずに敏捷力に全て振る。

魔法が存在しないSAOには可視ステータスは筋力と敏捷力の2つしかない。

なのでステータスの割り振りには余り悩まないのだが、その代わりに各種スキルが膨大な数設定されている。

この先スキルスロットが増えていけば、大いに悩むことになるだろう。

まぁ、まだ先の事ばかりを考えていても仕方がない。

今は目先のクエストをクリアするのが目的だ。

気持ちを切り替え、再度モンスターを探し始めた。

 

モンスターを探し、狩りながらふと考える。

茅場によるデスゲーム宣言、それを受けてあの広場にいた他のプレイヤーは現在どうしているのだろうか。

HPがゼロになれば実際に死ぬ。

たったそれだけの簡単な事、だがその現実をしっかりと直視できているものはどれ程いるのだろうか。

又、それを直視して尚動き出せる者は何人いるのだろうか。

俺は受け止め、そして受け入れ行動した。

デスゲームというものに面白さを感じ、歓喜した。

俺のような人間はまずいない、例外だと思う。

確かに外に出て、戦うということは死を傍らに置き、死に向かって突っ込んでいくような行為なのかもしれない。

だが、自分が動かないからといって死も動かない何て事はない。

死に追い付かれた時、それに抗えるかは自分次第なのだから。

死に向き合うか、それとも背を向けるのか。

どちらを選ぶのだろうか。

 

パァァン!

 

不意に何かが破裂したような、大きな音が聞こえた。

すると、目の前のモンスターが向きを変え、急に移動し始めた。

 

「ん...?何が起こっている?」

 

訳が判らず一瞬思考が停止する。

しかし、すぐに再思考し索敵範囲内のモンスターを確認する。

すると、索敵範囲内にいるモンスター全てが1つの場所を目指すかの様に同じ方向へと移動し始めていた。

 

「どうなっているのかわからんが...。とりあえず追い掛けてみるか」

 

そう言いながら、モンスターの後を追った。

その顔に笑みを浮かべながら。

 

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