……はい、さっぱり解りませんね。始めまして、作者の火御雷と申します。
あらすじでも書いているとおり、この作品は旧にじファンにて執筆していた作品の改稿版となります。
もしかすると、誤植もあると思いますがよろしくお願いします。
新学期。桜舞うこの時期は、新学生・新社会人が誕生する季節だ。
そして、この学園都市の中で晴れ晴れ高校二年生となった少年が一人、満開の桜並木の中を学校へと急いでいた。
「遅いぞ吉井!」
「あ、鉄j……西村先生。おはようございます」
「…………吉井、遅刻した上に『鉄人』とは何だ。
新学期早々補習室で一日過ごしたいか?」
桜並木の道を走っていた少年に話しかけた『鉄人』と呼ばれた野太い声の持ち主の名は、
「またまたぁ~、先生も人が悪いですよー?
…それよりも、僕も今年のクラス割りはどうなっているんですか?」
「……そのことなんだがな」
「?」
明久が鉄人にクラス割りの事を尋ねた途端、表情が一変した。
(あれ? 今回は、結構いい線行っている筈なんだけどな。
大体、十問中九問は解けていたし……C? うまく行けばBクラス?)
「……吉井、一つだけ言っておく。俺は、お前がひょっとしたら『本物のバカ』なんじゃないかと疑っていた。
疑っていてすまなかったな」
(何ィ!? 鉄人が謝った!!? そんなばかな)
「えっと……それはどういう意味で……?」
「お前の日本史と世界史の回答……見事だった! それだけを伝えておこう」
一瞬ハテナマークを浮かべる明久であったが、茶封筒の中に入れられた一枚の紙を見た時、それは衝撃の結果をもたらした。
『吉井明久 Aクラス』
………そう書かれていたのだ。
「おめでとう、吉井。努力は無駄にはならなかったようだぞ」
「………う、そ……でしょ……。ハハッ、何か僕は夢を見ているのかな……」
「お前にこの事を言う事は無いと思っていたんだがな、誰でも努力を重ねればそれは力になる。
たとえその知識が砂のように細かいものでも積み重ねれば山になる。
それが今回の結果だ、吉井。二年目の高校生活を楽しんで来い!」
「――っ!! はいっ!!」
力強く背中を叩くと言う古風な鉄人の後押しにより、明久は第二学年用の昇降口より校内へと姿が消えていった。
「……さて、吉井にクラス割りの結果を渡した所で終わりだと思っていたんだがな…。
……学園長、転校生の四人は第二学年に激震を与える事になりそうですよ」
そう言って、懐から出した四枚の紙。その二つは、Aクラスの判子が押され、もう二枚にはFクラスの判子が押されていた。
「……今年一年、平和に過ぎてくれればいいのだが…」
一つため息をついた西村も職員室へと引き返していった。
………………
場所が移り、
「ンじゃ、先輩。俺今日始業式なんで行ってきますわ」
「行ってらっしゃいですの。海斗さん」
「
風切り音と共に一人の少年が支部から出て行くのだった。
プロローグなのに短かっ!!
次回から頑張ります;