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駄文失礼しました。
大会は無事に終わって、私は地域予選はトップ通過だった。私の演技と結果を見て、水泳部のみんなは喜んでくれた。
やえ『予選突破おめでとう!』
曜『ありがとうございます。』
くみこ『すごいです。渡辺先輩!予選をトップで通過だなんて!』
やえ『なに言ってるの〜?曜は浦女水泳部の星なんだから、これくらいは余裕だよ!』
ななみ『……まるで自分のことのように自慢するな。』
曜『調整が微妙だったんですけど、上手く力を発揮できて良かったですよ。』
やえ『謙遜しちゃってー。ね?』
ななみ『1日であそこまでできたんだし、立派じゃない?』
やえ『これ、相当褒めてるからね?ななちんは照れ屋だから、はっきりと言わないんだよね〜。』
ななみ『変な事言うなっ!』バシッ
やえ『いった〜!頭叩かないで!バカになるでしょ!?』
ななみ『もう十分にバカだよ。』
曜『あははっ!』
やえ『うぐっ。笑うな!ようソロー!』
くみこ『キャプテン。駅前だから、声を張るのはやめてください…』
やえ『たはー。』
先輩たちも予選通過したみたいだし、笑顔でいてくれたから嬉しかった。
でも予選を通過したということは、すぐに県予選がやってくるってこと。
飛び込みの予選はラブライブ!地区予選の前日になっている。
今まではなんとか両立してやっていくことができたけど、今回はそういう訳にはいかない。どちらかを選ばないとならなくなってる。
曜「何かを掴むことで、何かを諦めない……か。」
千歌ちゃんが書いた歌詞を思い出す。
予備予選のステージの高揚感は一生忘れないと思う。私が合わせようと思っていたのに、千歌ちゃんが私の動きに頑張ってついて来てくれた。
千歌ちゃんがずっとぴったりとくっついている感覚。
でも、本来はあそこには梨子ちゃんがいるはずだった……。
それに次の大会からは、また梨子ちゃんが千歌ちゃんのとなりになるよね。
曜「……。」
色々考えるのはやめよう。私らしくない。
飛び込みとスクールアイドルの両立を決めたのは私なんだから、責任を持ってやらないと。
今日からまたAqoursの練習が始まるんだ。今はスクールアイドルのことに集中しなきゃ。
曜「……誰もいないかな?」
練習に来た私は、誰もいない様子の部室に入った。まだ30分も前だから当たり前か……
曜「久しぶりだし、楽しみで仕方ないからって、早く来すぎたなぁ……」
ルビィ「曜ちゃんも?」
曜「うん。だって最後に練習してから何日かぶりだ……し……?」
……?私は誰と会話をしてるの?
曜「ってわぁ!?ルビィちゃん!?」
ルビィ「ピ、ピギィッ!?」
曜「ってあわわ!ごめん!驚かせちゃった……。」ナデナデ
ルビィちゃんの頭を撫でると、ルビィちゃんの怯えた様子が落ち着いた。
ルビィ「うぅ。ルビィがちっちゃくて曜ちゃんには見えなかったんだね……」
曜「いやいや。私の不注意なだけだから。」
ルビィ「私もお姉ちゃんみたいに、存在感があればいいんだけど……。」
曜「大丈夫!ルビィちゃんは可愛いし、存在感がないなんてことはないよ。」
ルビィ「あ、ありがとう……///」
曜「うん!」
私が返答してしばらくは間沈黙が続いたけど、ルビィちゃんが私に話しかけてくれた。
ルビィ「あ、あのね?曜ちゃん。」
曜「うん?」
ルビィ「今まで衣装のことは曜ちゃんに頼りっきりになっていたかなって思うんだ。」
曜「いやいや、ルビィちゃんが手伝ってくれるから、衣装作りがこうして間に合っているんだよ。」
ルビィ「でも、ルビィはみんなで力を合わせて……Aqoursとして輝きたいの!」
Aqoursとして……
ルビィ「0から1へ変わるためには、Aqoursらしくないとダメなんだって、昨日決めたの。」
曜「ルビィちゃんが?」
ルビィ「ううんううん。みんなでだよ。」
曜「あっ。」
私が知らないのは無理ないか。昨日は私は飛び込みの大会に出てたんだから。
ルビィ「今まではμ'sを意識して、μ'sみたいになろうとしてたんだけど、それじゃダメなんだって、千歌ちゃんが言ってた。」
曜「そっか……。」
千歌ちゃんは自分自身で答えにたどり着いたんだね。
曜「私もそう思う。私たちらしさがないとダメなんだよね。μ'sみたいになろうとした人たちなんて、今までたくさんいたんだろうし。」
ルビィ「だからルビィは9人みんなの自分らしさが出るように、曜ちゃんを手助けしたいの!」
普段はおどおどしているけど、こういう時のルビィちゃんの瞳はいつもまっすぐで揺らぎがない。
私はこういうまっすぐな子は好きだ。
曜「うん。それじゃあ、これからはどこかに集まって、2人で1から衣装を作ろう!」
ルビィ「うん!!よろしくお願いします!」
曜「ははは!何だか弟子ができたみたいで、嬉しいなあ。」
ルビィ「えへへ///」
ダイヤ「随分と仲が良さそうね。」
ルビィ「あ、お姉ちゃん!」
曜「ダイヤさん。おはようございます。」
ダイヤ「お早うございます。曜さん。」
ルビィ「あのね?曜ちゃんに、これからはもっと衣装作りを手伝いたいって言ったら、良いって言ってくれたの!」
ダイヤ「そうだったの。良かったわね。」
ダイヤさんの顔がほころぶ。ルビィちゃんと接してる時のダイヤさんは、温かい気がした。
ルビィ「あ、花丸ちゃん!」
花丸「ルビィちゃんはもう来ていたんだね。早いずら〜。」
ダイヤ「ルビィには花丸さんがいてくれて良かったわ……。」
曜「あの二人、本当に仲が良いですよね。」
ダイヤ「そうですわね。
……曜さん。」
曜「は、はい…?」
ダイヤ「ルビィは失敗をよくしますし、頼りにならないことが多いかと思いますが、よろしくお願いしますわ。」
曜「ルビィちゃんは良い子だから大丈夫ですよ。」
ダイヤ「あと、」
曜「?」
ダイヤ「あなたは私に似ている、と勝手ながら思っていますわ。」
曜「???」
いきなりなんの話だろう?
それに、私がダイヤさんと似てる?
ダイヤ「あなたは多芸な方で、色々と頼られることも多い。そして、期待に応えようと尽力してるように見えます。」
曜「なんかそう聞くと、すごい頑張ってる人みたいですけど、私は……」
ダイヤ「好きでやってる。」
私が言う前に先にダイヤさんに言い当てられてしまった。
曜「は、はい。」
ダイヤ「そういう方が一番タチが悪いということをわかっていないのね……。」
曜「タチが悪いって…」
ダイヤ「自覚は無いかもしれないけど、少しずつストレスが溜まってた。なんてよくある話ですわ。」
曜「ストレス……」
ダイヤ「そういうことは誰かに頼らないと治らないのだから、色々な人に甘えることも大事ですわよ。」
曜「誰かに甘える……」
ダイヤ「もっと頼ってくれていいのですよ?私はあなたの先輩なのだから。」
曜「ダイヤさん……。」
ダイヤ「……///
さあ、早く着替えて練習の準備をしますわよ。」
そう言って、ダイヤさんは更衣室へと向かっていった。
鞠莉「ダイヤって、本当に思ってることを伝えるのが下手よね♪」
曜「う、うわぁっ!?鞠莉ちゃん!?」
鞠莉「お世話したいのに、頼ってくれないからプンプンなのですわっ!ってことよね〜。」
曜「えぇ……。鞠莉ちゃんはあの話をそう解釈するんだ。」
鞠莉「あくまで私のイメージだけどね。」
曜「鞠莉ちゃんの中のダイヤさんって、どうなってるんだろう……」
鞠莉「でも。」
曜「?」
鞠莉「はっきり言えるのは、あなたがとても大事なメンバーだってダイヤが思ってるってことはわかる。」
曜「え……。」
鞠莉「ふふっ♪要は、ダイヤは曜のことが大好きってことよ!」
曜「……。」
鞠莉「もちろん、マリーもあなたのことが大好きよ。」
曜「鞠莉ちゃん……」
ダイヤ「……いつまでお話しているつもりですか?もうすぐ練習を始めますわよ?」
鞠莉「あ〜ん。待ってよ、ダイヤ〜」
なんでこんな話を二人ともしてきてくれたんだろう。
私をもっと頼りなさいってこと……。私が思いつめた表情でもしていたのかな?
曜「……頑張らなきゃ。」
踏ん張らないと。
Aqoursは私の大事で大好きな場所なんだから