天使と悪魔の友達   作:ほにゃー

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第4話

「おばちゃーん、シャーペンの芯をおくれ」

 

「はいよ、108円ね」

 

「どもー」

 

「すみません、このメロンパン下さい」

 

「はいよ。同じく108円ね」

 

購買でシャー芯を買っていると、隣で一人の女生徒がメロンパンを買っていた。

 

「あれ?ラフィ?」

 

「あ、蒼空さん。どーもー」

 

白羽=ラフィエル=エインズワース。

 

この子もまた、ガヴと同じ天使で、ガヴの同級生でもある。

 

「昼までまだ時間あるけど、腹でも減ったのか?」

 

「これですか?違いますよ。これはサターニャさんへの献上の品です」

 

「サターニャへの?」

 

知り合いだったのか?

 

てか、献上ってなんだ?

 

「まぁ、サターニャに用があるなら一緒に来るか?サターニャ、うちのクラスだし」

 

「本当ですか?では、ご一緒します」

 

献上ってのが良く意味が分からないが、俺はラフィを連れて教室へと戻った。

 

「違うわよ!今日は変な奴に嵌められたのよ!」

 

教室に着くと、サターニャがガヴとヴィーネの傍で騒いでいた。

 

何事かと思う前に、ラフィはそそくさにサターニャの隣に移動する。

 

「私の事ですか?」

 

「……な!?なんでアンタが此処に!?」

 

「俺が連れて来たんだよ」

 

サターニャにそう言いながら、俺も近づく。

 

「蒼空、お前、ラフィエルと知り合いだったのか?」

 

「ああ。言ってなかったが?」

 

「ガヴちゃん、こんにちは。相変わらずやさぐれ可愛いですね」

 

そう言ってラフィはガヴを抱きしめる。

 

「胸押し付けんな」

 

「じゃあ、乗せちゃいます」

 

「殺す……」

 

ラフィがガヴを愛でてる。

 

「えっと蒼空、この人は誰なの?」

 

「白羽=ラフィエル=エインズワース。ガヴの天使学校での同級生だよ」

 

「てことは、天使!?」

 

ラフィが天使であると知ると、サターニャは驚き出す。

 

「優しそうな人ね」

 

「全然優しくないわよ!こんなのを放置してるとか、天界は何してるのよ!!」

 

どうやらラフィの被害に遭ったようだ。

 

ラフィは見た目美少女で優しそうに見えるのだが、実はトラブルや揉め事を傍から見て楽しむサディストだ。

 

俺も偶にだが弄られることがある。

 

「あの、ラフィエルさん」

 

「あ、そう言えば――――」

 

そんな中、ヴィーネはラフィに話掛けようと声を掛けるが、その前にラフィはメロンパンを取り出す。

 

「こんな物を買ってきまして」

 

「あ!それは!?」

 

「サターニャさんに献上したいのですが」

 

「え!?て、天使にしては殊勝な心掛けじゃない!貰って上げるわ!」

 

「本当ですか!?では――――――」

 

すると、ラフィは机に座り上履きを脱ぎ、足をサターニャに向ける。

 

サターニャはいつの間にか正座してる。

 

「跪いて、犬の様に足を舐めたらお渡しします」

 

「………え!?何言ってんの?」

 

「だって得意ではないですか。犬の真似」

 

「得意じゃないわー!」

 

ドSっぷりを発揮するラフィにヴィーネは固まっていた。

 

そんなヴィーネにガヴが話掛ける。

 

「話掛けないの?」

 

「……ちょっと、考えさせて」

 

「まぁ、悪い奴じゃないからさ………」

 

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