ソードアート・オンライン 〜アサシン・ザ・プリンセス〜【超亀更新】【リメイク開始】   作:蹴翠 雛兎

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––––待たせてすまない。
––––そして、待っててくれた人は、こんな小説を見てくれてありがとう。

はい、そんなわけで、お待たせしましてもうしわけありません。
ここ最近、度重なるゲームのイベントに、バイト、そして、ネタが思いつかない、伏線を毎回どうするか思案と言うことがありました。

しかも、今回、予告詐欺してしまうこととなります。

……うん、流石にこれは、ザ・スカルリーパーに切られてきた方がいいな。

ということで、作者はあの骨ムカデの鎌に切られてきます。

では、EP.7 デスゲーム【後編】、どうぞ!


EP.7 前兆【後編】

––––あれから、俺達はGMコールを押していた。

押していたのだが…。

 

「––––反応がないわね」

 

そう言って、険しい顔をする姉貴。

さっきから、GMコールを俺達は普通に、姉貴は迷惑きわまりない連続ピンポンダッシュのように、連続で押して押していたのだが…結果は姉貴の言う通りだった。

てか、姉貴が真面目な顔して、無言でボタンをシュタタタタタタッ!っとボタンを押す姿はすごく…いや、かなりシュールだったな…。

次に機会があれば、スグにも見せたいくらいには。

 

「まじかよぉ…あぁっ、もう5時25分じゃん!やべぇ、俺様のアンチョビピッツァとジンジャーエールが!なぁ、キリトよぅ、他にログアウトする方法って何かなかったっけ?急がないと、俺のピザとジンジャーがぁ!」

 

そう言って、情けない顔で両手を広げるクラインの言葉に俺は色々と考えてみるが––––。

 

メインウインドを開き、ログアウトボタンを押して、確認ダイアログのイエスボタンを押す以外の方法を、俺は知らなかった。

 

「いや……ないよ。俺が知る限り、自発的ログアウトをするには、メニューを操作する以外の方法はない」

「んなバカな……ぜってぇ何かあるって!戻れ!ログアウト!脱出!!」

 

しかし、何も起こらない。当然だ。saoにその手のボイスコマンドは、マニュアルに無く、姉貴からも、話し合いで実装しないことになっていたらしい、と聞いていたのだから。

 

「クライン、無駄だ。マニュアルにも、その手の緊急切断方法は一切、載って無かった」

「でもよ……だって、馬鹿げてるだろ!いくらバグだって、自分の部屋に……自分の体に、自分の意思で戻れないなんてよ!」

 

呆然とした顔でそう叫ぶクライン。それには、俺もまったく同意だ。

それに今晩の夕食は、姉貴が作るのだ。

なんとしてでも、行きたい。それもかなり切実に。

…まぁ、姉貴は別のこと(おそらく、主にクラッキングに関することなんだろう)を考えているようだから、多分、いざとなればどうとにでもなるだろうが……。

 

「おいおい……嘘だろ、信じららねぇよ。今、ゲームから出られないんだぜ、オレたち!…そうだ、マシンの電源を切りゃ「––––無理よ」

 

そう言って、クラインの言葉を途中で切る姉貴。

その顔には、厳しいものがあった。

 

「ナーヴギアの電源の事なんだれど…私達は今、どんなことをしようと現実の生身の体を動かせないわ。ナーヴギアには、現実世界での私達の体が動かないようにする為と、もっと詳しく、もっと繊細に私達というアバターが五感を感じれるようにする為に、後頭部の下、首の後ろあたり…もっと詳しく場所を言うと、延髄のところで、脳から身体に向かって出力される命令を、全てインプラントして、このアバターを動かす信号へと変換し、同時に身体へと行くはずの信号を全てシャットダウンしているのよ。だから無理よ」

「…姉貴」「…キルアさん」

「……一応、ほかの手も考えたわ。けれど、あいつがシステムに追加するんだって言ってた、インターネット機能はどこにもない。システムコンソールの場所は、おそらく第100層とか、フロアボスをクリアして進めていかないと行けないような場所にしかない。他にも、バグを人工的に発生させる、チャットによる掲示板潰し、メインシステムに負荷をかける…あらゆる手を考えたわ。けれど……ログアウトしたり、ゲームを強制終了させる為には、どれも決め手に欠けたり、不可能なものばかりだった……」

 

そう言うと、姉貴は眉間に皺を寄せ、難しそうな顔をする。

 

「…じゃあ、結局のとこ、このバグが直るか、向こうで誰かが頭からギアを外してくれるまで待つしかねぇってことかよ」

 

呆然とした口調で放ったクラインの呟きに、姉貴は少し考えこんで迷った後、躊躇しながら「……えぇ…」と言う事で、俺は無言の首肯で同意を示した。

 

「でも、オレ、一人暮らしだぜ。おめぇは?」

 

少し迷ったが、姉が答えていいって、頷いたので素直に答えるにした、

 

「……基本的には、そこにいる姉貴と、母親、そして妹の四人。だから、晩飯の時間になっても降りてこなかったら、強制的にダイブ解除されると思うけど……」

「おぉ!?い、妹さんって幾つ?」

そう突然眼を輝かせ、身を乗り出してくるクライン。

しかし、クラインよ。

……この場に姉貴がいることを、忘れてはないかな?

 

「……クラインさん」

「ん、なんだ…ぐほっ!…ッ〜〜!!!」

 

案の定、姉貴の鳩尾が決まった。

しかも、軽く殺気を混ぜたから、クラインが幻覚の痛みを引き起こしてる。

…うん、あれ、かなりやばいんだよな。

例えば精神体だろうと、痛みを知ってれば、痛みを感じるという…。

かく言う俺もあれ受けた側だし……。

本当に、姉貴が殺気を混ぜると身体が痛みを感じたと錯覚を起こすからな…。

 

にしても、だ。

 

「姉貴…」

「えぇ。わかってるわ。このバグ何かがおかしい」

「そりゃ変だろさ、バグってんだもんよ」

「……ただのバグじゃない、《ログアウト不能》なんて今後のゲーム運営にもかかわる大問題な筈よ。実際こうしている間にも、現実世界では様々な金銭的損害が発生しているのよ?普通それなら、運営サイドが一度サーバーを停止させ、プレイヤー全員を強制ログアウトさせる措置を行う筈なのよ。…なのに……私達がバグに気がついてからもう十数分は立っているのにもかかわらず、サーバーの切断どころか、運営サイドのアナウンスがないのはおかしい。おかし過ぎるの。それも…SAO開発運営元であり、ユーザー重視の姿勢で名前を売ってきたゲーム会社、《アーガス》であるならば、特に尚更ね…」

「…む、確かに言われてみりゃ確かにな。なのに、初日にこんなデケェポカやっちゃ意味ねぇぜ」

「まったく同意する。それに、SAOはVR MMOってジャンルの先駆けでもあるしな。ここで問題起こしたら、ジャンルそのものが規制されかねないよ…」

「まったくね…」

 

そう言うと、三人で仮想の顔を見合わせて、同時に低く息を吐いた。

アインクラッドの四季や気温は現実に準拠しており、姉貴曰く特に第一層、始まりの街付近は基本的には現実の東京とほぼ同じような感じにしてるという。故に今は向こうと同じく初冬の晴天ということになる。

冷たく乾いた空気を深く吸い込み、肺に仮想の冷気を感じた後、俺は視線を空へと向けた。

遙か上空には、第二層の底部が薄紫色にかすんでいる。そのごつごつした平面を目で追うと、ずっと彼方に上層への通路となる巨大な塔、迷宮区がそびえている。

時間は5時半を回っており、細く覗く空は真っ赤な夕焼けに染まっている。差し込む夕陽が草原を美しく黄金へと輝かせて、俺達は異常な状況にもかかわらず、この仮想世界の美しさに言葉を失っていた。

 

 

––––そして、この直後。世界はその有り様を、永久に変えた。




キルア「いま、作者は骨のムカデみたいなのに切られ続けているから、代わりに私、桐ヶ谷千代刃と…」
リーファ「妹の私、桐ヶ谷直葉の二人で、後書きと予告をします!…にしてもお姉ちゃん、毎回思うけど、その身体能力とか、殺気の強さとか、どうやって手に入れたの?私生活を見る限り、そんな特別なことをしてるようにも見えないし…かと言って、いざとなれば、下手な体操選手や格闘家より高い能力を持ってるし……。本当に、その能力って言えばいいのかな?どこで手に入れてきたの……」
キルア「それはヒ・ミ・ツ。後々、作者がそこら辺の話を明かしてくれるわよ」
リーファ「メタいなぁ…あと、そういえばお姉ちゃん。感想でも言われてたけれど、お姉ちゃんのアバター名って某ハンターな念能力者が出てくる漫画の主人公格の男の子と同じなんだけれど…」
キルア「あぁ…それね。それはいつも使ってるアバターから取ったのよ。少しばかりこのアバター名には思い入れがあるしね…。だから、某暗殺一家の生まれの少年から取ったわけでは無いわ」
リーファ「そうなんだ…」
キルア「まぁ、またメタい話をすると、作者が私の名前に意味をつけようとして、結果この名前になったらしいの。だからなのか、作者自身、感想欄に書かれてもしばらくは、その事に全く気がつかなかったらしいわ」
リーファ「えっ、本当なの!?お姉ちゃん!?」
キルア「えぇ。これを出して感想が来てから、2日、3日後のハンターハンターのアニメを見ても、全然気がつかなかったらしいし…」
リーファ「作者ェ……」
キルア「取り敢えず、話はここまでにして、次回予告しましょ?」
リーファ「だね。次回はどうやら、お姉ちゃん視点の話らしいよ?なんでも、いつもより膨大に伏線を張る為とかなんとか…」
キルア「作者のことだから、張ったはいいけど自身が忘れて使わなかったり、読者が、こんなの気づくけねぇよ!!と思うような伏線を張りそうね……」
リーファ「まぁまぁ、お姉ちゃん、そう言わずに…ね?」
キルア「…むぅ、まぁ、いいや。とりあえず、終わりますか」
リーファ「だね。それじゃあ、お姉ちゃん、一緒に…」


二人「次回!!EP.8『鮮血の空』!お楽しみに!」

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