ひだまりスケッチ&無敵鋼人ダイターン3withクレヨンしんちゃん(凍結) 作:越後屋大輔
前回のモンテギューで失敗したにも関わらずメガノイドはまたしてもバイオソルジャー改めバイオコマンダーの制作に取り組んでいた。つくづく懲りない連中である、今度は格上げではなく最初からコマンダーたる資質を持つ者を復活させるつもりのようだ。
「出でよ、セシール、ヘッポール、ズドンのコマンダートリオ!我らがメガノイドの繁栄の為の力となれ!」
やまぶき高校の放課後、ゆのは普通科の生徒からお誘いを受ける。
「木村さん、情報処理部へおいで」
「おいで~」
「悪いようにはしないからさ~」ハァハァ
「いい事して遊ぼう~」ジュルリ
ゲ・ン・コ・ツ!×2
「イタズラ目的の犯罪者か!ゴメンね、木村さん。あ、私達情報処理部なんだけど」
「部の勧誘ですか?」さっきの2人にゆのは若干怯え気味である。
「ゆのっちぃ~」宮子がきた、ゆのは助かったとばかりに安堵する。
情報処理部の面々はゆのと宮子に自己紹介をした。ハァハァしていたショートカットの娘が野々原ゆずこ、ナゼか涎が出ていた垂れ目のロングヘアーの娘が日向縁、突っ込み役の娘が櫟井唯、部に先輩はいなくて3人共1年生だそう。彼女らに招かれて部室へと足を運ぶ2人、あまり広くない空間にパソコンが2台あるだけのシンプルな部室だ。早速パソコンで何やら調べものを始める。
「今日のテーマは~?」
「アメリカ!」
「何でだよ?!」そんな3人の様子を見てへちょ顔になるゆのと宮子。
「イギリス出身の『アメリカ』って名前の3人組バンドがいるんだってさ」
「何それ?詐欺じゃん!」
「酷いわ、騙してたのね!」
「別に彼らも私も騙してねーよ、ちゃんとイギリス出身だって公表しているし」これがこの3人のいつものやり取りである。
「じゃ私、今日から青森県民になる!」宮子までバカな事を言い出した。
「宮ちゃん、福岡県民だよね?!」とりあえず突っ込むゆの。
「それじゃ私はインド人になる!」ゆずこの頭に再び唯の鉄拳が降臨する。
「アハハハハハ!」最後は全員で大爆笑した、そろそろ下校時刻になる。
「へぇ、今は4人でその野原さんのトコで暮らしているんだ」
「ひだまり荘無くなっちゃったもんね」
「アレ?理事長が建て直すとかって話じゃなかった?」
「大家さんの大家さんが借金を返済するのに売ってしまったそうな」
「「日本昔ばなしかっ!」」
「おー、ダブル突っ込み」
「いいなぁ」
「羨ましいの?」
「じゃ、私らこっちだから」
「いつでも遊びにおいでぇ」
「待ってるよ、例えこの身が朽ち果てても」
「恐いなぁ、気持ち悪いなぁ」情報処理部の3人と別れて帰り道を行く2人。
「やまぶきって普通科の人にも変わり者がいるんだね」
「でもみんないい娘達だよ、今度は沙英さんとヒロさんも一緒にあの部室行こうか」
「理事長も呼ぼう。『この部は廃部にするべきだね』とか言われたりして」
「それ、呼んじゃダメだよ~(笑)」
コロスから万丈抹殺の指示を受けたコマンダートリオだが彼らは自身がメガボーグと化すのを拒んで代わりにダイターンに匹敵する巨大メカをナゼかあの有名な曲の替え歌にのせて製作していた。
♪~スッタ○ンダヤッ○モンダドンナ○ンダ(以下略)
頭は冴○てる○
ヘイヘイヘイ
アイ○アバッ○リよ
ヘイヘイヘイ
倒すよ、倒すよ、破嵐万丈
絶対勝利と決めたんだ
セシール
ズドン
ヘッポール
やられ○もやら○ても何とも○いな○!
俺達ゃ○才だ
ヘイヘイヘイ
メ、メ、メガノイド~♪
「出来ました、セシール様。これが対ダイターン用メカ、阿修羅メガロボットよ~ん」
「ねぇヘッポール、今回のテーマはトリオ大集合じゃなかったかい?」
「ハイ、ですから三面六手で1人でトリオなのよン」
「なるほど、作者もない知恵絞って考えたモンだねぇ」
「セシール様、ヘポやん、とにかく万丈を倒しにいきまひょ」
「それじゃ春日部にしゅっぱーつ!」
「「アラホラヨイヤサーッ!」」
実は3悪をモデルに書いたのが「越後屋」に登場するドワーフトリオです。そこで名前を逆輸入しました、念のためですが別人です。