ひだまりスケッチ&無敵鋼人ダイターン3withクレヨンしんちゃん(凍結)   作:越後屋大輔

4 / 72
すみません、誤って削除してしまったので書き直しになります


バトル編
やまぶき高校危機一髪①


 ここは日本某所にある豪奢な邸宅、主の破嵐万丈(はらんばんじょう)と執事のギャリソン時田が神妙な面持ちで会話している。

 「どうやらメガノイドがまた何か良からぬ事を企んでいるようだね」

 「左様で。日本の高校に紛れ込んでソルジャーに改造する若者を集めるようですな」メガノイド、世界征服を目論む連中である、その手口は志しを同じとする人間をコマンダーと呼ばれるサイボーグに改造してやがては人類全てを機械化しようとするいわゆる悪の組織だ、破嵐万丈は母と兄を殺された最初の被害者であり唯一連中に対抗しうる存在でもあった。

 「ならばこっちも潜入捜査といこう。ギャリソン、さしあたり一番危険な高校はどこかな?」

 

 ところ変わってこちらはひだまり荘というこじんまりしたアパート、むかってすぐ目の前にあるやまぶき高校に通う生徒が現在4名暮らしている。

 「宮ちゃん、おはよう」201号室の住人ゆのが隣人であり親友の宮子と階段を降りる。今日は9月1日、新学期の初日である。

 「ゆのっち~、おはよう。今日から新しい理事長が来るね~」202号室の宮子は夏休み前から噂になっている新理事長が気になるようだ。

 「2人共、おはよう」

 「沙英さん、ヒロさん、おはようございます」1階に住む2年生の2人も各部屋から出てきた、眼鏡をかけているのが沙英で天然のウェーブヘアがヒロである。

 「新理事長の話?え~と、校長先生もまだ会った事ないみたいよ」

 「私達も昨日からその話ばかりしてたのよ」

 「とにかく学校に行こう、そしたらわかるよー」

 

 やまぶき高校校長室では校長先生が1人の老紳士を丁重に迎え入れていた、

 「ようこそいらっしゃいました、新理事長。講堂へご案内します」

 「いえ、わたくしは理事長の執事をしております、ギャリソン時田と申します。我が主は少し遅れて参りますので今暫くお待ち下さい」校長室の前をたまたま通りがかり話を聞いていたゆのと宮子はいつも一緒にいる友人の真美と中山とはしゃぎだす。

 「聞いた?執事さんだって」

 「もしかすると新理事長って超お金持ち?」やがて始業式が始まり、校長が全生徒に新理事長を紹介する。講堂はざわめく、その姿は誰もが予想外だったからだ。

 「えっ若っ!あの人が新理事長?」沙英&ヒロもびっくりする。

 「私達と同じくらいの年齢(とし)じゃない?」

 「やあ生徒諸君並びに教職員の皆さん、僕が本日より理事長に就任した破嵐万丈です、どうぞよろしく」

 

 時は少し遡りメガノイド本部。コマンダーの1人がボスのドン・ザウサーと側近のコロスに謁見していた。

 「コマンダー???よ。例の隠れ蓑計画はすすんでいるのだろうな?」

 「そ、それがまだ。実は破嵐万丈が乗り込んできまして…」

 「なに!万丈めぇ、早くも嗅ぎ付けたか」

 「コロス様、計画を見直された方がよろしいのでは」

 「たわけ!貴様よもやドン・ザウサーからのご恩を忘れたか!」

 「滅相もございません」

 「ならば早急に計画を遂行せよ!ついでに万丈も始末してしまえ‼」

 「オーラ、コロス!」

 

 始業式が終わって1年A組のHRでは担任の吉野屋が1人の女子生徒を紹介していた。

 「今日から皆さんと同じクラスで学ぶ転校生の因幡さんでーす、仲良くして下さいね」

 「因幡です、これからヨロシクお願いします」

 生徒達が帰ってから万丈とギャリソン、校長先生は美術準備室を調べていた。

 「万丈様、机の下からこんなモノがでて参りました」

 「メガノイドが使う連絡用のシェルフォンか。普通のスマホなんかでは足がつくからな、やつら独自の回線を使っているらしい」

 「吉野屋先生、そりゃあ教師として色々と問題のある人ではありましたがこのような悪事に加担する人ではないと信じていました。それなのに…」肩を落とし項垂れる校長先生、万丈達はかける言葉が見つからなかった。




あらすじは覚えてる限り書き直しました
時系列
ひだまりスケッチ→ゆの、宮子が高一
ダイターン3→本家アニメ開始前

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。