ひだまりスケッチ&無敵鋼人ダイターン3withクレヨンしんちゃん(凍結) 作:越後屋大輔
今回埼玉紅さそり隊を登場させてみました、もしひだまりズや万丈と出会ったらこんな感じかなと、いかがでしょう。
「あれは…ドイツの大統領!それにスペイン国王!」
「フランスの女優に、中東の資産家にハリウッドの名監督!ホントに世界中からVIPばかり集まってるわね」ひだまりズと野原一家は破嵐万丈という男にある程度慣れてはいるがこれだけの面々を目の当たりにするとは思わなかった。埼玉紅さそり隊の方は卒倒寸前だ。
「セレブだらけだ…」
「あたいら追い出されたりしねえっすか、リーダー?」
「知らねーよっ、だから帰ろうっつったんだ!」
「師匠、緊張の夏?」
「今は冬だろっ!」
「ドキがムネムネ~」
「ブルがガクガク~」モグモグ。
「擬音ばっかじゃねーか!つーかお前ぇいつからいた?あと食いながら喋んな!」宮子としんのすけとやりとりしていた3人はいつの間にか世界中のセレブ達に囲まれていた。
「Oh!Japanese OWARAI!」
「That's Fantastic!」セレブ達がこぞって写真や動画を撮影する。竜子は半ばやけくそになっている、その目からは滝のような涙が流れていた。
同じ頃パーティーに忍び込んだ酢乙女あいとSPの黒磯は想像以上に広い敷地で迷子になっていた。
「黒磯、ここはどこなんですの?」
「わかりません、会場内のどこかとは思いますが」実は全く別な場所にいる2人、よくみると何かの機械が並んでいる。とりあえず現在地を確認しようと辺りを探る為壁づたいに手をおいた瞬間、
「はて、こちらへは何のご用ですかな」ギャリソンがそこにいた。
「す、すみません。道に迷ってしまって。アレぇ、パーティー会場はどこかなあ?」黒磯は瞬時に理解した、目の前の執事は年配とはいえ戦闘経験が豊富なかなりの手練れ。まともに闘って勝てる相手じゃない、ヘタに手を出したら却ってあい様を危険にさらす事になりかねない。あとでどれだけお叱りを受けてもここはとぼけた振りをしておくのが最善の策だろう。老執事から会場へご案内しましょうと告げられ、ようやくホッとする黒磯。あいの方はご機嫌斜めである、ギャリソンはふと足を止めると2人に向き合い
「ただ今ご覧になった事、他言無用に願いますぞ」黒磯はその
「やあしんのすけ君」各国セレブからの挨拶責めからやっと解放された万丈がしんのすけに話しかける。
「万丈おにいさ~ん」
「しんのすけが男に懐くとは世にも珍しい光景だ」ひろしが淡々と呟く。
「誰だ?」竜子が頭に?を浮かべているのを見てゆのが教えようとするがナゼか宮子としんのすけが
「静まれぃっ!静まれ~ぃ!」
「この日輪の輝きが目に入らぬかっ!」しんのすけが以前万丈から貰ったダイターン3の1/1000サイズフィギュアを掲げて宮子が口上を述べる。
「こちらにおわすお方をどなたと心得る?!やまぶき高校の理事長で双葉商事始め破嵐グループ各会社の総帥にしてメガノイドの天敵、破嵐万丈様であるぞ!」思わず平伏するお銀とマリー、外国人セレブ達も悪ノリして一同手を付き頭をさげる。
「ウッソだろ、こんな若いはずねぇじゃん!」竜子は信じなかったが
「ホントよ」ヒロにいわれる、
「マジで?」念を押すと
「大マジよ」沙英が頷きながら答える。刹那、ガバッと両手の平と額を床にくっつける竜子。
「何これ?」呆れて呟くみさえ。
このあとあい達も合流してクリスマスパーティーは大いに盛り上がり庶民金持ち関係なく参加者全員楽しいイブを過ごした。
年が明けて、パーティーでの光景を録っていた誰かが動画をネットにアップして、宮子としんのすけを加えた5人組お笑い芸人グループ?新生?埼玉紅さそり隊は一躍有名になりテレビへの出演依頼まで舞い込むが竜子達の名誉を守る為その事は語るまい。
最後がやっつけ感でちゃいましたがご勘弁をm(..)m