ひだまりスケッチ&無敵鋼人ダイターン3withクレヨンしんちゃん(凍結)   作:越後屋大輔

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すいません、前話で1話完結としましたが今回は続きになります、こういう事がたまにあるのでご了承頂けたら幸いです


チェブラーシカだゾ②

 「しんちゃん、今日はみんなでリアルおままごとするわよ」春日部防衛隊紅一点のネネちゃんがしんのすけを呼び止める。

 「いやぁ、オラ今日はボヤ用でぇ」

 「ヤボ用だろ!それじゃしょうがないよ。ねぇマサオ君」しんのすけに突っ込みながら風間君が話を振る。

 「そ、そうだね風間君(ヤッタ!メンバー足りなければリアルおままごとからにげられるかもしれない)」マサオ君も同意する。

 「しんちゃんも…忙しい」たどたどしく話を繋げるボーちゃん

 「どこへ行くの?」勘繰っているネネ。

 「万丈お兄さんのおウチー」

 「じゃあ、私達も行きましょ(お金持ちのお屋敷でリアルおままごとよ、新しい設定を考えなくちゃ)」

 「ダ、ダメかもだゾ…(今日はチェブラーシカと遊ぼうと約束してるのに…)」

 「何か言った?しんちゃん?」笑顔のネネだったがその目の奥には有無を言わさぬ迫力があった。

 

 「さて、弱ったな(--;)」しんのすけから話を聞いた万丈はチェブラーシカをどうやって隠し通すか悩む。

 「万丈お兄さん、春日部防衛隊には話しても大丈夫だと思うゾ。みんな信じられる友達だゾ」しんのすけが万丈を説得する。

 「生憎だが僕は彼らを信用できない」そう言われてシュンとなるしんのすけ。

 「だが君は信用できる」一転して明るい顔になる。チェブラーシカは春日部防衛隊ともすぐに打ち解けあっという間に友達になった。

 

 「なあ、お前。離婚は思い直しておくれよ、この子が可愛くないのかい?」その背中にはチェブラーシカを背負っている。

 「イヤよ、私は人生をとり戻すの、アンタみたいな万年ヒラ社員と一緒になったのが間違いだったのよ。子供は引き取るわ、ママと一緒がいいわよね」妻役のネネと夫役のマサオ君の会話である。子供役のチェブラーシカの答えは

 「わかんない」ズルッ!ネネちゃんはズッコケ他の4人は爆笑する。

 「全く、あれがおままごとかねぇ」万丈は呆れていたがともかくチェブラーシカとは仲良くなれそうで一安心した。

 

 「あ~あ、オラ『アクションレンジャー』ごっこがしたかったゾ」春日部防衛隊がギャリソンの運転する自動車で送られて家に帰るのを迎えにきたひだまりズと見届けながらしんのすけが呟く。

 「『アクション仮面』か、僕もしんのすけ君くらいの頃は好きだったな。最近は見てないけどそれが新しいシリーズかい?」

 「そうだゾ、9人のアクション仮面がアクションレッドやブルーに変身して悪と闘うんだゾ」

 「じゃあ、明日僕と『アクションレンジャー』ごっこを一緒にやらないか?」

 「ほっホッーい、やる、やるぅ」

 

 「次の日ぃー」日曜日の今日は破嵐邸の屋根の上で叫んでいる謎のUMAだが相変わらず誰にも気付かれない。それはさておき春日部防衛隊とひだまりズは破嵐邸に遊びにきた、

 「皆さまお待ち申しておりました、衣装も整ってあります」

 「また手回しのいい…」

 「これは僕じゃなくてギャリソンの趣味なんだけどね」みんな目が点になる。

 「オホン、恥ずかしながら若い頃特撮のスーツアクトのアルバイトをしておりまして。それ以来ハマってしまいましてな」軽く咳払いをして、少し顔が赤く染まり照れ臭そうにしているギャリソン。

 「ホントに全員分、しかも各サイズ揃ってるわね」

 「ヒロさ~ん、XLサイズもあるよ~」

 ゲ・ン・コ・ツ

 こうして『アクションレンジャー』ごっこがスタートした。

 

 ~以下ナゼか戯曲風~

 

風:アクションレッド!

沙:アクションブルー!

マ:アクショングリーン!

宮:アクションイエロー!

ヒ:アクションピンク!

ボ:アクションパープル!

ゆ:アクションオレンジ!

チ:アクションブラウン!

沙:イヤ、体毛だから。それ。

風:『アクションレンジャー』にブラウンなんていないし。

ボ:チェブに合うサイズ、流石になかった

し:アクションスケルトン!

ゆ:裸になっただけじゃん!

風:それもいないよ!

ネ:ワッハッハ、アクションレンジャーめ!今日こそ地獄へ送ってやる!ってなんでネネが悪役なのよぉ!

宮:くじ引きで負けたんだからしょうがない、ウサギ怪人ネネゴンよ!

全:(ネネ以外)アクションナインキャノンボンバー!

ネ:ギャアアア!

 

 万丈はこの様子を腹を抱え笑いながら見ていた。

 「あー面白かった」笑いすぎて涙まで流している、

 「なんで私達がこんな事…」

 「私は楽しかったですゾ、ねぇしんのすけ殿」

 「イヤぁ、宮ちゃんも中々の演技でしたなあ」

 「次は理事長もやって下さいね」

 「じゃマサオ君は次、アクションオニギリね」

 「だからそんなレンジャーいないって」

 「じゃ僕アクション(いし)がいい」

 「いしって、せめてアクションストーンにしときなよ」

 「それは何となくいそう…」何だかんだ言ってもひだまりズも春日部防衛隊やチェブラーシカと一日楽しく過ごしたのだった。

 

 

 

 

 

 




戦隊モノからのネタです。コミックスのカラーページでゆのと宮子が絵の具で遊んでいた話がネタ元の1つです、あといまやってる本家戦隊モノが9人と聞いて(あまりよくは知らんけど)。
因みに『アクションレンジャー』にはあとブラックとシルバーがいる設定になってます。

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