ひだまりスケッチ&無敵鋼人ダイターン3withクレヨンしんちゃん(凍結) 作:越後屋大輔
配役は以下の通り
※「」は元ネタ登場作品
・水戸黄門→ワニのゲーナ
・悪代官→シャパクリャク
「チェブラーシカ」
・助さん→三条レイカ
・格さん→ビューティフル・タチバナ
・八兵衛→戸田突太(トッポ)
・悪徳商人→ドクター・アニマッド
「無敵鋼人ダイターン3」
・『岸屋』の娘、麻衣→岸麻衣子
「ひだまりスケッチ」
・柳沢吉保→ぶりぶりざえもん
「クレヨンしんちゃん」
「諸国漫遊の旅はいいですなぁ、助レイカさん、格ビューティさん」
「ゲーナご隠居、呼び名が微妙に長いです」
「やっと登場したと思ったら外伝、しかも時代物パロなんて」
「せめて姫の役とかやらせなさいよ」
「私はこういうの好きですよ、おやトッポ八兵衛」
「作者め、なんでオイラにこんな役やらせんだ…」
「主要人物だからいいじゃない、ねぇ格ビューティさん」
「そうね、助レイカさん、ってヤッパまどろっこしいわね」
「作者さんもいい加減面倒くさくなったそうなので以降は省略しましょう」
キャーッ、女性の悲鳴が聞こえる。見れば1人の娘を大勢の男達が囲んでいる。
「助さん、格さん助けてあげましょう」ご隠居の指示で助さんと格さんが男達を蹴散らし娘を救いだす。
「チキショー!覚えてやがれ!」男達は負け惜しみを吐いて逃げていく。
「危ないところをありがとうございました」娘が彼らにお礼を述べる。
「私は廻船問屋『岸屋』の娘で麻衣と言います」
「'お'は付かないんですか?」
「えっ?」
「ご隠居、そういう細かい事は…」
「付かない女性もいるんです、話を戻しましょう。さっきの男達は何者ですか?」
「呉服問屋『アンヘルム屋』の旦那の手の者で私を嫁に欲しいと言って無理やり連れ去ろうとしたんです」
「アンヘルムって…原作にでてきた合成獣だったよな?」
「八兵衛や、裏側の話は控えなさい」
「役人に訴えでないのですか?」
「それがアンヘルム屋に丸め込まれているらしくて私共が言っても暖簾に腕押しなんです」
旅籠に宿をとった黄門一行、こっそりと相談し合う。
「このやまぶき藩にも悪人がいるようですな」
「凝らしめますか、ご隠居?」
「まずは彼らの出方を見ましょう」
その頃、アンヘルム屋の主は高級料亭にて代官と悪巧みを企んでいた。
「お代官シャパクリャク様、こちら美味しい切り餅でございます」切り餅とは小判二十五両をまとめた包金である、つまりは賄賂の受け渡しが行われていた。悪代官アシャパクリャクは切り餅を文字通り袖の下にしまいアンヘルム屋の
「これは旨そうな切り餅だね。時にアンヘルム屋の主アニマッドよ。その方何が望みだい?」
「岸屋の娘を是非私の嫁にできるようお力添えをと思いましてねぇ」
「まあ任せておけ。しかしだな、アニマッドよ。アタシも色々物入りでのぉ」
「柳沢ぶりぶりざえもん吉保様への貢ぎ物でございましょう、その辺も抜かりなくご用意してあります」
「これ、声が大きい!」
「ご心配は無用、この店の者にも鼻薬を利かせてあります」
「アニマッド、お主もワルよのう」
「お代官様には敵いません」
「「アハハハハハ!」」
「ご隠居様、妙案とは何ですかのぅ?」麻衣の父親の岸屋主人が尋ねる。
「ええ、麻衣さんと八兵衛を
「オイラが麻衣さんと夫婦かぁ、芝居とはいえ役得だね」
「聞き捨てならないわね」
「八兵衛、どういう意味かしら?」
「だって助さん、格さんよりお淑やかだし、って2人共怒ってる?」
「当たり前でしょ?」
「八兵衛、逃げるなぁー!」先が思いやられる展開になってきた。
「助さん、格さん、時々自分達が男役なの忘れていませんか?」ご隠居が誰に聞かせる訳でもなく呟いた。
し:「オラ達出番ないの?」
ゆ:「オール未登場キャラだからね、本編を待とう」
万:「アニマッドなんか原作に1回出ただけじゃないか。(-。-;)何で採用されるんだ?」
チ:「僕もゲーナと出たかったな」
沙:「誰の役で?」
チ:「わかんない」
吉:「私、お姫さま役で乱入しますっ!」
校:「吉野屋先生、あーたは本編に出てるでしょっ!」
宮:「校長先生とあのお婆さん声が似てるよねぇ」