ひだまりスケッチ&無敵鋼人ダイターン3withクレヨンしんちゃん(凍結)   作:越後屋大輔

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今回、できれば以下の方法でご閲覧下さい
①の※まで読んだら続けて見ないで②を読む。
②を読んだあと①の※から下の続きを読む
ややこしい書き方してすみません。


ボヘミアンラプソディーだゾ①

 「これ、岸さんから届きました。皆さんで見て下さいだそうです」ある日ゆのは吉野屋からDVDを受け取った。

 岸麻衣子。現在は映画監督を目指しているやまぶき高校のOG、つまりひだまりズの先輩である。ゆのと宮子は1度面識がある、たまたま高校に遊びにきた岸が吉野屋に捕まり特別授業を行ったからだ。

 「これって私達だけにくれるんですかぁ?」一緒にいた宮子が吉野屋に尋ねると

 「先生がクラス全員分のコピーを業者に発注しましたぁ、請求書は理事長に回してありまーす」開いた口が塞がらないゆのと宮子だった。

 

 「あ、手紙がついてる。えーと…」

 『拝啓、この度私の作品が全国ロードショーされる事になりました。とはいっても私を含む10人の監督の卵達が撮った短い作品群をまとめたオムニバス映画ですが。一足先に後輩達に見て欲しいので吉野屋先生に私の作品をお送りします』

 「ゆのっち、岸さんの新作、野原一家の皆さんや沙英さんヒロさんと一緒に見よう!」

 「うん!スッゴく楽しみ!」

 

  放課後、万丈に出くわした。

 「あっ理事長」

 「吉野屋先生からDVDは受け取ったのかい?」

 「はい、帰ったらみんなでみようかって宮ちゃんと話してました」

 「理事長はみたのー?」

 「僕はまだだね、映画のスポンサーにはなっているんだが」

 「万丈様。それでしたら皆様とご一緒に観賞されてはいかがですかな?」ギャリソンが提案する。

 「(ウチ)でか、それもいいな」話を聞いた沙英ヒロは勿論、みさえとしんのすけも見たがったので破嵐邸に集合する事になった。みさえはひろしに電話をして事情を説明する、夜になりひろしも合流したので破嵐邸で上映会が行われた。

 

 「これが岸さんの作品ね、タイトルは『ボヘミアン・ラプソディー』?」

 「70年代のヒット曲ですな、最近もCMなんかに使われてるようです」この中では最年長のギャリソンが解説する。

 「海外の名曲をモチーフにした短編映画を各自で製作するのがコンセプトになっているらしいわね」ヒロがパンフのコピーを読んで説明する。

 「他には『ハイウェイ・スター』『マニック・マンデー』『ホテルカリフォルニア』なんてのもあるわよ」パンフを受け取った沙英が補足する。

 「なぁんだ、アクションレンジャーの新作じゃないのかぁ」ガッカリするしんのすけに宮子が告げる。

 「しんのすけ殿、監督の岸さんですがそれはそれは美人ですぞ」急にマジメ顔になりテレビの前に正座するしんのすけ。

 「岸さん、この場にいないけどね」ゆのが苦笑いで呟く。

 

 ※②に続き、ここへ戻る

 

 「不思議な映画だったわねぇ」最初に感想を述べたのはみさえだった。

 「シュールな作品だね、通好みかもしれないな」スポンサーの目ではなく1人の観覧者として意見する万丈。

 「私はこういうのもアリかと。オヤしんのすけ殿、どうされた?」

 「意味がツッパリ分からないゾ」しんのすけは珍妙なかおをして頭に?をうかべていた。

 「サッパリだろ、確かに意味不明な映画だな」突っ込みながらも息子と意見が合うひろし。

 「あの人はどうなったの?」チェブラーシカが万丈に問いただす。代わりに沙英が答える。

 「分からなくていいの、これは…そう、分からないのを楽しむ映画なの」

 「?」

 「沙英、チェブちゃんにそんな事教えても余計混乱するわよ」ヒロはチェブラーシカの頭を優しく撫でる。

 

 ゆのはベッドの中で今日見た映画を思いだしていた。

 「スゴい映画だったなあ、ストーリーはよく分からなかったけど色使いとか綺麗で。私も卒業したらあんな作品が作れるのかなぁ」ゆっくりと睡魔がやってきてゆのは寝付いた、おやすみ。

 

 




②は自分で書いてても意味が分かりません(笑)。

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