馬鹿と天才と奇妙な戦争   作:こばおば

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1-②

朝のホームルームが終わり、僕と奨は男子トイレで盗撮の打ち合わせをしていた。

「お前バレたら補習だぞ?あの鉄人だぜ?」

鉄人とは、あのチンパンジーのあだ名だ。理由はトライアスロンをやっているからだ。

「大丈夫!俺を誰だと思ってるんだ?」

おぉ!なにこの台詞!めっちゃかっこいい!

「俺はのぞき犯の常犯だぞ?」

前言撤回、そんな事言わなければ前の台詞は

とてもかっこいいものに聞こえてたはずなのに…

「心配するなよ!俺達がいるじゃないか?」

類は友を呼ぶ。

「なんで啓也がいるんだよ!」

「俺は、収穫報告会が待ち遠しいんだよ!」

啓也の他には実、貴久と

「大丈夫だ!俺と貴久で案を練ってきた!」

直人もいた。

あの野郎、あんな事言っときながら自分から来たじゃないか。

「じゃあ、貴久説明お願い!」

「オッケー!第二段階に分けててな、第一段階は、パソコンの設置だ。実は録画用のパソコンを一台、啓也と俺は観察用のパソコン二台、奨と康彦でパソコンのコードを設置を頼む。そして実は録画用のパソコンの設置が完了したら観察用のパソコンの方に行ってくれ!」

とても細かい作戦だった。こいつら予想以上のムッツリだ。

「僕はどうして設置したら観察用に行かなきゃいけないの?」

実は貴久と直人に質問していた。

首を傾けないでほしい。本当に女の子に見えるじゃないか…!

「それは両方のパソコンに実を行かせたら女子の疑いの目がなくなるからな。」

なんて頭がいいやつなんだろう。

「ちょっと待て!俺は男だからね!」

いや、全然男に見えないから。

「で、第二段階だが、渡り廊下を一気に渡って体育館に行ってくれ、そんから…」

「設置係は俺に決めさせてくれ!」

と奨が言った。

「谷間用の高いアングルを設置は背の高い、直人と貴久、パンツ用の低いアングル用は康彦と啓也、そして、真ん中にも設置するから実が設置してくれ!」

こいつ本当に変態だわ…

あれ?奨はなにをやるんだ?

「奨はなにをやるんだ?」

「俺?そんなの決まってるじゃないか!」

おおっ!こいつ見張りをするんだな!?こいつが見張りだとなんか頼もしいぞ!

「女子更衣室にパンツが落ちてるかを必死に探して、あったら頭にかぶる!そして補助カバンの中に入れる!」

僕は、こいつの頭にショック療法を与えたらこの考え方が変わるのかなと、1日に四回以上思ったことがある。

「それと、みんなこれを受け取れ!」

そう言って、紙袋を5つ手にもつ直人の姿があった。

なにがはいってるんだろう?

そう思いながら直人が渡してくれた紙袋を開いて中身を確認した。

入っていたものは

 

スタンガン(20万ボルト)

 

これは何で持っているかを聞くべきものだろうか。

「おい直人、これはどこから手に入れたんだ?」

とスタンガンを手に持って、怖がってる目をしてる啓也が聞いていた。

よかった。ありがとう啓也。

「ああこれか?特進科の奴に言ったら人数分貸してくれたぞ!対鉄人用だ!」

ここは本当に全国でも名の知れた進学校なのか

初めて疑った。

「じゃあ、第一段階の開始時間は0940、第二段階は1040開始だ。3時間目は自習になってるけど、なるべく速く済ませようぜ!」

「「「了解!!!」」」

二年生になる前の時期相変わらず馬鹿ばかりやっていた。けどこの日常もいいと思う。だってもう振り分け試験が近いんだ。みんな同じぐらいの点数をとらなければ一生同じクラスになれないのだから。

 

 

第一段階は実の美少女顔のおかげでなんとか切り抜き。僕達は第二段階に入る前の状態だ。

(やる前から諦めるな俺。鉄人に見つかるはずがないじゃないか!だから大丈夫だよな。)

僕はグローブ袋の中に入っているスタンガンと

カメラを見ていた。

第二段階まであともうちょっとだから瞑想でもしようかなおかげで。よし瞑想瞑想…

「ねぇ?そのグローブ袋の中なにがはいってるの?」

「ふぇ?な、なにもはいってないよぉ?」

「小林?もしかして寺門と一緒に女子更衣室に監視カメラを仕掛けるんじゃないでしょうね?」

「た、田島さん!?やだなー奨はそんな事するかもしれないけど、僕はしないよ!絶対!」

やばい、僕を見ている目が怖い。

あともうちょっとだ!頑張れ!僕!

(キーンコーンカーンコーン)

第二段階開始時間の1040の合図を知らせるチャイムがなった。

「お前ら行くぞ!」

「「「しゃあああ!」」」

奨の合図で僕らは一斉に走った。

教室の渡り廊下を走り、一組を過ぎたところで

右に曲がり、体育館に向かって走った。

よし着いたぜ!ちょろいちょろい!

「やっと着いたな!よし康彦開けてくれ!」

「うんわかった。直人」

とドアを開けて中に入ろうとした時

 

「待てお前ら、何をしているー!」

 

と体育館につながる渡り廊下を物凄い勢いで走る鉄人がいた。

「くそ!もう来やがったか!」

やばい、どうしよう。前に補習室には行きたくないと誓った後なのに…!

「こうなったら…みんな!スタンガンを最大出力にあげて鉄人に特攻しろ!」

「そうだな!あいつにこの学校の洗礼を与えなきゃいけないよな!」

「しかも、俺達は六人いるんだぞ!」

「まぁこわいけど、なんとかなるさ!」

「おしゃ!いくぞ!」

僕らはスタンガンを持ち、全力疾走で鉄人に特攻をした。

「おい!鉄人!俺達からの洗礼だ。受け取れや!」

貴久はかっこいい台詞を言ったのに対して

「お前らいい度胸してるな。」

と鉄人はさめた顔で言っていた。

まぁいい、鉄人を仕留めよう!

「死に腐れやあああ亜!」

僕が先頭に、全員スタンガンで特攻をした。

 

 

「う…ぅ、あれここはどこ?」

「気がついたな、小林、みんなは補習室にいるぞ!」

と鉄人が近いところにいた。うぷっ…鉄人のおかげでマジで吐き気がする。

気がつけば三時間目が終わる頃だ。

僕は保健室のベットでずっと寝てたみたいだ。

「お前重度の観察処分者だよな?ちょうどいい

。召喚許可しているから召喚獣出してくれ。」

やれやれ、また雑用か…

「はーい。試獣召喚!」

     (サモン)

僕がそう呼ぶと幾何学な魔法陣が現れ、鉄人が召喚を許可したため、僕の召喚獣が現れていた。

召喚獣は体操服を来ていて軍手をつけていた。

この召喚獣は、とても僕に似ていて、デフォルトされた小林康彦たって感じだが、身長は80センチ前半ぐらいだ。

「じゃあ、この本棚とロッカーと本を下のゴミステーションに捨ててこい」

まぁ召喚獣は人の何倍もの程度の力の強さを持ってるからこんな重いものが持てるんだよね。

僕ら観察処分者は、中観から重観の召喚獣は物体に触れる特別な召喚獣で、中度観察処分者から召喚獣を使った雑用が始まり、中度観察処分者は三ヶ月に一回の雑用であり、重度観察処分者は、

「なんで重観は毎日二回以上の雑用に、フィードバックがつくんだよ…!」

…つい本音で言ってしまった。

ちなみにフィードバックは、召喚獣が受けた痛み、持っている物の重さが、そのまま自分の体に来ることだ。

「うるさい!」

「おごぉ!」

くそ、頭殴なれた!

この鉄人はフィードバックを知ってて、殴りやがったな!ちくしょー!もうあったま来た!

「この野郎!」

僕はそう言いながら召喚獣を走らせ、鉄人の顔に拳を殴ろうとした。

「うぉ!」

鉄人は手を顔に被い、召喚獣の拳を受け止めた。

あれ?この補習担当はどんな科目がでるのかはランダムだったんだよね?

 

「一年六組 小林康彦

            英語Ⅰ 34点

VS

補習担当 西村宗一

            英語Ⅰ NONE 」

 

 

最悪だ…俺が一番嫌いな教科の英語Ⅰだ…

34点だったらあの鉄人の筋肉でもとめれるはずだ。

けど、ここで辞めたら僕は補習室に連行されてしまう…!

こうなったらコテンパンにやつけて、文月学園に送り返してやる!

「俺がコテンパンにして、文月学園に送り返してやる!」

よっしゃ!めっちゃくちゃかっこよく決めた!

「お前というやつは、ほんとに吉井に似たやつだな…」

ん?なに小声でいってるんだ?

吉井?マンションの隣の一人暮らしの人だったような気がする。

「まぁ、お前が重度観察処分者なのは都合がいい。召喚獣を殴っても体罰にはならないからな。」

ニヤニヤしながら鉄人が言った。

人がニヤニヤしてるのを見て背筋がぞっとするのは、初めてだろう。

まぁいい!僕が鉄人を倒して、文月学園に送り返してやる!




すいません
今回は鉄人しか出てきませんでしたが
次は明久とかが出てくる予定です。

pixivでも連載してます(笑)
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