そして……戦いのコングがなった!
「変身!!」
〚ライダー!マッハ!〛
「追跡!撲滅!いずれも…マッハ!」
--英語--
「俺は1年LAにいたんだ今更日本の中学レベルの問題でつまずくかよぉ!「ガキィ」………嘘だろ?倒れない!?」
ふわりと、中村が空中を舞って、問スターに一撃。満点回答だ。
「お堅いねぇ、力抜こうぜ優等生!」
「E組ごときが満点解答だと!?」
「多分読んでないっしよ?サイリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』」
中村に言われて読んでおいて正解だった。流石進学校だわ。
〚必殺!フルスロットル!シューター!〛
「はぁぁぁぁぁ!!」
ドォォォン!
「うっし!満点回答っと。」
--理科--
「そぉ〜らっ!理科は暗記だ暗記だぁ!…………!?頭の装甲だけが剥がせないちゃんと暗記したはずなのに!」
そこに奥田が、
「本当の理科は暗記だけじゃ楽しくないです。君が君である理由をわかってるよってちゃんと言葉にして伝えてあげたら、この理科とっても喜ぶんです!」
「「えぇ………」」
この時ばかりはこいつに賛成だ……うん。
社会
ドォォォン!
「し、しくじったぁ…!?」
荒木がしくじった問題を磯貝は解く。
「ふー危なかった、一応覚えておいてよかったよ」
「磯貝貴様ァ!」
「たまたまだよ、俺んち結構な貧乏でさ。アフリカの貧困にちょっと共感して調べてたら現地に連れてかれて、さらに興味が広がっただけさ」
〚シグナル交換!まがーれ!〛
「はっ!よっ!」
遠距離から一気に問スターを倒す。
社会は問題数多いからな。
--国語--
「思った以上にやるようだなE組顔だけでなく言葉もなかなか美しい!」
どさくさに紛れて有希子にナンパするなよ?お前。
これで撃つよ?
〚シグナル交換!かくさーん!〛
「だが、ただ一片の会心の回答ではテストの勝敗は決まらない!」
ふむ、それには同意する。
--数学--
「僕には全教科死角はない、クラス対決も頂上対決も圧勝で制し、E組には父を支配する駒になってもらう」
「あーあ、みんな目の色変えちゃってまぁ…平常運転でサラッと勝っての完全勝利。正しい勝ち方……教えてあげるよ。」
二人の天才は、不敵に笑って問スターへ向かっていく。
〚必殺!フルスロットル!マッハ!〛
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!」
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「では発表します。まずは英語から…E組の一位………そして学年でも一位!中村莉桜!!」
「おぉぉぉ!!!」
「どやぁぁぁ」
まずは一対ゼロ!
そして触手一本!
「完璧です、君のやる気はムラっ気があるので心配でしたが」
「なんせ賞金百億かかってっから。触手一本忘れないでよ、殺せんせー?」
「はい、渚君も健闘ですが肝心なところでスペルミスを犯す癖が治ってませんね」
「う〜ん……」
返しながら自分の触手に予約済みの旗を立てる。
「さてしかし、一教科でトップを取ったところで潰せる触手はたった一本。それにA組との対決もありますから喜ぶのは全部返した後ですよ…続いて国語…」
みんなが有希子を見る。
「E組一位は…神崎有希子!………がしかし…一位は浅野学秀です。A組もやりますねぇ」
「やっぱり浅野はとってくるよな」
「強すぎ、英語だって中村との一点差の2位だぜ?」
「流石全国1位、中間より難易度高かったのに全教科相変わらずスキがない」
「そうだねー五英傑なんて呼ばれてるけど、浅野くんを倒せないと学年トップは取れないよー」
確かに浅野はずごい。でも無敵ではない。
「神崎さんも大躍進です学年二位ですよ。
では続けて返しますね。
続いて社会!E組1位は磯貝悠馬!そして学年では…」
ゴクリと、教室が静かになる。
「おめでとう!浅野君を抑えて学年1位!マニアックな問題が多かった社会でよくぞこれだけ取りましたね!」
「よっしゃぁぁぁ!」
「では次は理科です。E組1位は奥田愛美。………素晴らしい!学年でも1位です!」
よし!これで三対一!!A組に勝ち決定!!
「数学の結果を待たずしてE組の勝ち越し決定!!」
「やったっ!」
「仕事したな奥田!触手1本お前のものだ」
これにより賭けの…
「ってことは賭けの報酬はいただきだな」
「楽しみだね〜」
うん。心の声だからね、被っても仕方ない。うん。
ふと横を見ると、カルマの姿はなかった。
数学はあいつだろ?なにやってんだ。
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校庭にある木のそばで、テストを握りつぶすカルマ。
そこに殺せんせーが、
「流石にA組は強い、E組の最高は坂上君。各教科一位は取れませんでしたが、総合力の強さで学年三位でした。」
坂上拓実
英語 98点
数学 99点
国語 94点
社会 95点
理科 97点
総合 483点 三位
「なにがいいたいの?」
「『余裕で勝つ俺カッコイイ』とか思ってたでしょ恥ずかしいですねぇ〜」
その言葉でカルマの顔は一気に赤くなる。
「先生の触手を破壊する権利を得たのは中村さん、磯貝君、奥田さん、の三名。君は今回、暗殺においても、賭けにおいてもなんの戦力になれなかった。殺るべき時に殺るべき事を殺れなかった者は、この教室では存在感を失っていく。刃を研がなかった君は暗殺者じゃない。錆びた刃を自慢げに掲げたただの…ガキです。」
そしてカルマは怒って校舎へ戻っていった。
「良いのか、あそこまで言って。」
「鳥間先生…。ええ、大丈夫です、立ち直りが早い方に挫折させました。彼は若くして多くの才能に恵まれている。だが、力ある者は得てして未熟者です。本気でなくても勝ち続けてしまうから、本当の勝負を知らずに育つ危険がある。負ける悔しさを早めに知れば知るほど才能は伸びます。成功と失敗を胸一杯に吸い込みなさい生徒達よ。勝つとは、負けるとは何か。それは、私が最後まで気付けなかった、とても大事な事だから。」
その言葉に鳥間先生は何も言えなかった。
--教室--
「皆さん素晴らしい成績でした。五教科プラス総合点の中、取れたトップは三つ。触手は三本。さて、暗殺の方を始めましょうか。 トップ三人の方、御自由に。」
殺せんせー今多分こう思っている。
(ま、三本位なら楽勝ですね。七本はさすがにヤバイですが。)
と。甘く見てもらっては困る。
E組は、特にアイツを舐めてはいけない。
「待てよタコ、五教科トップは三人じゃねーよ。」
「三人ですよ、国、英、社、理、数合わせて…」
寺坂は数えてる触手を払いのける。
「アホぬかせ、五教科っつったら、国、英、社、理……あと、家だろ。」
寺坂竜馬 家庭科百点 学年一位
村松拓哉 家庭科百点 学年一位
吉田大成 家庭科百点 学年一位
狭間綺羅々 家庭科百点 学年一位
「か、家庭科ー!?」
「テストの一週間ぐらい前に坂上に言われてよ。おもしろそーだからやってみたらこれよ。だれもどれもどの五教科と言ってねーよな?」
さらに「本当に俺にもチャンスあったなぁ!」と言い、殺せんせーは、
「ちょっと待って、家庭科のテストなんてついででしょ!何こんなので本気出してるんですか。」
すると、さっき散々いじられたカルマがここぞと
「ついでとか失礼じゃね?五教科の中で最強とも言われる家庭科さんにさあ。」
それに乗っかるクラスメイト。
こういう時のクラスの団結力は計り知れない。
「そうだそうだ、約束守れよ!」
「ええ!」
「合計触手七本〜」
「七本〜!七本!七本!」
「にゅや!?な、七本、七本〜!?」
結局七本を認めた殺せんせー。
そして、俺達はもう一つ。やることがある。
一学期が終わる。
朝会のために体育館へ。
「おお、やっと来たぜ生徒会長様がよお。」
寺坂の言葉に浅野が気だるそうに、
「何の用かな。式の準備でE組に構う暇なんてないんだけど。」
「おーう待て待て、なんか忘れてんじゃねーの。」
そこで磯貝が、
「浅野、賭けてたよな、勝った方が一つ命令出来るって。
要求はさっきメールで送信した。あれで構わないよな。」
「くっ。」
「お前らが持ち出した賭けだ。今更断るのはナシだぜ。それに、何なら五教科の中に家庭科とか入れても良いんだぜ。それでも勝つけどよ。」
家庭科入れた瞬間大差つくけどな!
一発一発は強いんだよな、E組は。
--学校--
「見事にしてやられたわねえ。特にあの悪ガキども。」
「ええ、できれば本業の五教科に力を入れて欲しかった。でも私は嬉しい。
実技教科は受験に使われない分テスト。出題は担当の先生の好みのテストになってしまう。
そうなると私の授業しか受けていないE組の生徒は圧倒的に不利相当研究したんでしょうねぇ私を一泡吹かせるために。」
「私も家庭科の問題を見たが、あれを百点取るのは相当時間を使っただろう。私達でも難しいかもしれないね。」
そしてビッチ先生はフッと笑って、
「ところで、何で私たちここにいるの?」
「烏間先生がくるなって。」
「タコがいるせいだわ。」
「ビッチが居るせいですぅ。」
「私からすればどっちもだよ……。」
--体育館--
E組の最前列には珍しくカルマの姿があった。
「珍しいなカルマ。お前が式に来るとはな。」
「だって、今サボると逃げてるみたいでなんか嫌だし。」
ほぇ〜っと見てると、菅谷が、鳥間先生に、
「烏間先生!にせ律が気になって式に集中出来ないっスよ!」
「耐えてくれ、律が機械とバレないための工作だ。直属の上司の娘さんだ。口は堅いし詮索もしない。律の授業で成績も上がったと上司もご機嫌だ。」
「けど、俺テストで集中出来ずにクラス最下位になっちまった。」
菅谷創介 総合338点 学年95位
でも、クラス最下位でも学年からすれば中位の成績。E組じゃなくていいんじゃないの?もう。
まぁ、殺せんせーのおかげだけど。
「えー、夏休みも気を抜かず………E組のようにならないように……。」
誰も笑わねぇし目を合わせねぇ……。
あれ?そういえば理事長は
「E組はE組でなければいけない。」
とか言ってなかったか?
………。なんらかかのアクションがありそうだな……。
自分達の教室に戻った俺達は、殺せんせーの今学期最後の話を聞いていた。
「さて夏休みですが、メインイベントがありますね。」
「ああ、賭けで奪ったコレのことね。」
そういいつつ、各自がパンフレットを開く。
「はい、本来はA組の特権ですが、君達だって十分な成績を出した。もらう権利は十分にある。椚ヶ丘中学夏期特別講習!沖縄リゾート二泊三日!」
「おぉぉ!」
--A組--
「ま、あんなしけた国内旅行くれてやるよ。」
「あれ毎年半分も参加してないらしいぜ。」
「余裕ない奴は勉強だし」
「余裕ある奴は海外旅行行くし。」
「俺の家ヨーロッパ一周旅行だぜ。」
負けた御英傑(笑)は負け惜しみを言っていた。
しかし、クラスのやつは納得いかず、
「皆が皆海外行けると思うなよ!」
「肝心な勝負に勝てないで何がご英傑(笑)だ!」
「勝ててるの浅野君一人じゃない!」
そんな騒ぎに冷たい一言がはいる。
「黙ってくれないかな。次に僕がリードを引くまで、おすわりして待っていろ。」
その言葉で騒ぎは一気に静まる。
「父より先に、まずE組。お前らから潰してやる!」
--E組--
「君たちの希望だと、触手破壊の権利はこの合宿中に使うんですね。
先生の苦手な水のフィールドで、触手七本のハンデでも満足せず、貪欲に、確実に命を狙う。
……正直に言います、君たちはこの1学期で、侮れない暗殺者になった。
一学期の経験を生かし、夏休みもたくさん学び、たくさん遊び、そしてたくさん殺しましょう!
基礎の一学期、これにて終了!これは君たちへのターゲットからの通知表です。」
教室いっぱいに二重丸が書かれた紙が舞った。
ターゲットからの嬉しい評価だ。
そして俺達はそれぞれ軽い足取りで帰宅する。