--修学旅行当日--
「A組からD組はグリーン車で私たちは普通車ね〜」
中村が少し不満げに言うと
「お金使用は本校者の者が優先的につかわれる。入学説明でそういったはずだが?」
本稿者の先生がニヤニヤしながら答えた。
さらに、渚の元クラスメイトと思われる二人組が
「おやおや、あちらから貧乏の匂いがしてくるね〜」
煽ってきた……そろそろ物申そうとした時、一変した。
「ごめんあそばせ」
「ビッチ先生、なんてかっこしてんだよ」
露出多すぎ。ありゃ鳥間先生おこるぞ。
「イリーナ。その格好はなんだ。どう見ても引率の格好じゃない。」
ビッチ先生の背後にものすごい形相の鳥間先生があらわれた。
「こ、これはガキ共に…」
「脱げ、着替えろ」
その迫力にビッチ先生はなすすべなく寝間着えと着替えた。
「もうどっちが引率かわかんねぇな」
「あ、ははは」
俺の言葉に渚が苦笑いする。
「あれ?殺せんせーは?」
列車が動き出してしばらくした時、殺せんせーがいないことに気づいた。
すると渚が、
「あ、列車に張り付いてる。駅でお菓子買ってたら乗り過ごしたらしい。」
「目立つんじゃねーの?」
前原がそういうと窓越しに殺せんせーが
「心配いりません!保護色で紛れているので!!」
「カバン!先生カバン!」
「にゅ?ニュヤァァァァ!」
「本当にこれで大丈夫なのかね?」
「クリムさん……正直大丈夫ではないんです……」
クリムの疑問に鳥間先生が脱力して答える。
次の駅で殺せんせーが乗ってきた。
「ふぅ…なんとなって良かったです。」
「よくない。まったく良くない。」
「そーそー。殺せんせー、とりあえずまずはそのすぐ落ちる付け鼻から変えよーぜ」
「おお、すごいフィット感です。ありがとう菅谷君」
「顔に合わせて削ってみたんだ。そういうのは俺得意だからさ」
へぇ、菅谷はそういうのが得意なのか
「みんなの新しい一面が見られるね〜」
渚と茅野がそう話しているのを聞いて、俺も早く慣れないとなと思った。
そして、A組からD組はホテルへ、俺たちは旅館へついた。
「にゅ、にゅゅゅ………酔いました……」
矢田、片岡、磯貝が順番に
「大丈夫?……よっ」
「もう部屋で休んだら?……はっ」
「晩食まで時間ありますよ……ほっ」
ナイフを立てるがソファに持たれながら避ける。
「それに先生これから一度東京に戻ります。まくらを忘れたので」
「あれだけあってまだ忘れ物あんのかよ」
体より大きな荷物になにがはいっているんだろうか……。
「どう?神崎さん。あった?」
「う〜ん…ないみたい」
「どした?」
俺が茅野と神崎に話しかけると、神崎が
「うん……しおりとか予定とかまとめたメモ帳なくしちゃって…」
「電車に落としたのかな?」
茅野が一つの可能性を出すと、神崎が
「ジュース買いに行ったとき高校生とぶつかったときかな……」
「神崎さん、先生の作ったこのしおりが、あればだいじょ…」
「「「持ってきたくないからまとめてんだよ!!」」」
E組大合唱。
結局その日は明日の予定を見直してみんな寝た。
そして次の日。それぞれの暗殺を実行すべく、動き出した。
と言っても俺にやることはやく。
適当に京都市内をうろつく。
とりあえず俺は京都河原町に行った。このあたりは店並びとかも良く、買い物には困らない。
実は一度来たことがある京都。すごくいいところだ。
そのまま祇園の方に足を運ぶ。
すると遠目に大勢の不良が路地から出てきた。
「!?」
それだけならよかった。だが、それだけではなかった。
その不良達は茅野と神崎までも捕まえていて、そのまま車に乗せると走っていった。
「くそっ、」
ロイミュード相手ではない以上、ライダーの力は使えない。クリムと約束したからだ。
俺は冷静に思い出す。
たしか、しおりにはこの時の対処法が……。
俺は一つの場所に絞ってそこを目指して走っていった。
---廃墟---
神崎sid
「ちょっとここでおとなしくしてろ」
「神崎さん!茅野さん!」
私達が連れてこられてるとそこには矢田さんと倉橋さん、片岡さんに岡野さんまでが連れてこられていた。
「ここならいくら騒いでも誰も来ねぇ」
私達は黙るしかなかった。
「しかも意外だったなぁ。お前が俺が目をつけていた女だったとはな・・・」
そういって私に携帯を見せつける。
そこには…私が写っていた。
親の縛りから離れたくて、エリートを逃げたくて髪をそめてゲーセンに通ったその時の写真………。
「めぼしい女は報告するように言ってたんだが見失ったって訳」
「私たちをどうする気ですか?」
黙っていることしかできない私達の変わりに矢田さんが聞いた。
「よ~く聞いてくれたねぇ。今から俺ら10人ちょいを相手してもらうぜ。」
その言葉に中学生といえど何をされるかは予想がついた。
「宿舎に戻ったら涼しい顔で『カラオケ行ってました』とでも言っとけ。
そうすれば誰も傷つかねぇ・・・楽しもうぜぇ・・・台無しをよ!!」
自然に体が震えたのは私だけではなかった。その中で唯一、
「・・・・・・最ッ低・・・」
反抗したのは茅野さんだった。
それを聞いた不良は茅野さんの胸ぐらを掴むと持ち上げ、ソファに叩きつけた。
「うっ……ぐっ……」
「カエデちゃん!」
「エリート面してんじゃねぇ。まぁいい。撮影班到着したらお前らも同じレベルまで…、」
ガシャァァァァァァァーーーーーーーーーーーン!!!!!
拓実sid
正直見張りをいちいち倒すのは面倒くさいと思った俺は廃墟の隣のビルに駆け上がった。
屋上について廃墟を見ると、ちょうど不良達がたむろっていた。
どうやって入るか考えてると、
その中の一人が、茅野を持ち上げソファに叩きつけるのが見えた。
完全に頭にきた……
「もう考えるのはやめた」
そのまま廃墟に向かって走って、廃墟に向かって飛んで、廃墟の窓に飛び込んだ。
ガシャァァァァァァァーーーーーーーーーーーン!!!!!
みんな唖然としてる。が、そんなこと気にしてられない。
「おい、三下共……一人残らずぶっ飛ばす!!」
「おいおい、でしゃばんなよガキが」
「たった一人で何が出来んだよ!はは!」
不良どもは完全にナメてるが、クラスの女子達は安堵している。
「おい、三人ほど遊んでやれ」
そして三人、たった三人が襲ってきた。
が、一番前にいたやつの拳を首を動かすだけで避けると無防備な腹に右ストレート、そのまま回し蹴りを食らわした。
残る二人は腕を掴んで捻り上げて片方を蹴りで壁に叩きつけ、残る一人を一度捻りを時背負投を食らわした。
人を倒すのならこれで十分。
「なんだよそれ……」
「もっとマシなやつはいないのか」
と、不良の一人が写真を見せてきた。
「知ってるか?そこの女、こんなカッコして遊んでるんだぜ?普段はエリートやっといて、これだぜ?」
「だから何?別に悪くないだろ?エリートだろうがなかろうが、どんなかっこしてなにしてよーがなんとも思わねーよ。強いて言うなら新たな一面知れて嬉しいけどな」
俯いてた神崎がこっちに驚いような顔をして見てきた。
「なんだよ……てめぇもエリートだからって見下してんのか!?」
なんだ?くっだらねぇ……
「はっ、別に見下してんじゃねぇよ。だがな、俺らはエリートじゃねぇ。俺らのクラスは学校で蔑まれクラスの名前すらも差別対処になっている。俺はまだ数日しか見てねぇが、あのクラスのやつはは様々なことに取り組み努力をしている。周りの目線や肩書きなど関係ない。ドブ川に住もうが清流に住もうが前に泳げば魚は美しく育つ!間違っても、お前らみたいに上のやつを同じように落としてやろうだなんてふざけた考え持ってるやつはいねぇ。それが違いだ。」
「坂上君…!」
それがこの数日E組を見てきた率直な感想だった。
同時に扉に何人かの足跡が聞こえてきた。
「……はっ、増援だ、終わりだな!お前は!」
「そうだな、終わりだ。お前がな」
不良はなんのことやらわからなくなっている。
が、そろそろ間違いない。
「大丈夫ですか!?皆さん!!」
ほら、黒子のターゲット。
いや、ホントはだめだけど。
来たのは殺せんせーと渚やカルマ、杉野に前原、磯貝。班の男子ってとこか。
「ありがとうございます、坂上君。」
「センコーだと……?もう……もう許さねぇー!!」
おそらくトップだと思っていた不良がロイミュードへ変化した。
「んだよ、ロイミュードだったのかよ……知ってたらさっさと使ってたのに…!」
「坂上君、ロイミュードは任せます。クラスメイトの開放と他の不良はこちらで手入れします。」
殺せんせーに手を上げて答え、ロイミュードと向かい合う。
「変身!」
〚シグナルバイク!ライダー!マッハ!〛
「追跡!撲滅!いずれ……うわっ!」
ロイミュードが襲ってきた。
「ちょ、最後まで言わせろよ!」
「うるせぇー!!」
攻撃を避けながら攻撃をいれるが避けられる。こいつ、なかなか強い。
「オラァ!」
「ぐはっ、」
不良の蹴りが脇腹を直撃、すかさず手刀が、二、三発入れられて、壁に激突した。
「ちぃ……なら…」
ベルトのシグナルバイクと取って
〚シグナルバイク!シグナル交換!拡散!〛
シグナル交換してすかさず拡散のシグナルバイクをゼンリンシューターに入れた。
〚ゼンリン!フルスロットル!拡散!〛
無数のゼンリンシューターがロイミュードにヒットし、ロイミュードをぶっ飛ばした。
そして再びマッハにタイヤを戻し、
〚必殺!フルスロットル!マッハ!〛
「はぁぁぁぁぁぁ!!」
立ち上がろうとしてるロイミュードに必殺キックを放った。
「うぅ…、ぐわぁぁぁぁ!」
「いい絵だったでしょ?」
〚オツカーレー〛
殺せんせーの方に見ると、カルマや磯貝達が、不良にしおり、もとい鈍器を叩きつける所だった……。
「大丈夫だった?」
俺はとりあえず誘拐されてた女子に話しかけた。
「うぅ……うわぁぁ!怖かったよぉ〜…!」
「ちょ、矢田!?」
泣きだした矢田が抱きついてきたが引き離すわけにもいかず、とりあえずそのままに………おいカルマ、写真取るな、不良倒せ、それからあとでくれ。
「でもほんとにありがとね」
「あぁ、茅野も大丈夫だった?俺がもうちょっと早かったら…、」
「ううん!大丈夫だから気にしないで!」
茅野は大丈夫そうだ。
殺せんせーたちの手入れが終わってみんなで宿に戻ることになった俺は今日の暗殺結果を聞いたのだが……
八つ橋で止められただのあぶらとり紙で止めただの……。
「にゅ?神崎さん、あんなことがあったにしては随分と涼しげな顔してますねぇ、なにかあったんですか?」
「え?いえ、そういうわけじゃないんですけど……少し…吹っ切れました!
坂上君、ありがとう。」
「ふぇ?俺?」
旅館に戻った俺は鳥間先生とクリムと話していた。
「坂上君、今回は助かった。本当にありがとう。」
「ロイミュード関わってるかもわからない状況でよく動いてくれた。」
「………いや、別にロイミュードじゃなくても動きますよ!そんな薄情じゃないですから!!」
鳥間先生とクリムとの話が終わり、部屋に戻ると、かなり盛り上がっていた。
あ…、4000こえた……
もっとのんびり…