某金糸類先生の表現の仕方を真似できないかと試行錯誤しながら書いたのですが、無理でした(白目
改めて先生の異次元の表現力を思い知りました。流石の
念のためですが、FGO1部の未クリアの方はネタバレ注意としておきます。
最もネタバレになっているのかはわかりません。
読み易くなればと時間軸はちょこちょこ飛ばしていくつもりです。
※6/22 最後が矛盾してたので訂正
「?先輩、こんな時間にどうしたのですか?風邪を引いてしまいますよ」
人理修復のために奔走し、先日漸く第七特異点の修復が完了した――。
滅びに対して最後まで抗い続けたウルクの民。
人の王として生き、最後まで戦ってくれた英雄王。
それを滅ぼすべく動いていた
そして復活した『回帰』の理を持つ獣――
絶対魔獣戦線 バビロニアと称された第七特異点は これまでの特異点が可愛く見える波乱と、悪意。そして絶望感を感じながらも
予想を上回る現状を駆け抜けた先輩だけでなく、共に戦ってくれた私以外のサーヴァントの皆さんもかなりの疲労感を感じている様子だった。
でもそれももうすぐ終わりを迎える。
すべての特異点を修復し終え、人理修復の最後の砦――カルデアへと帰還してすぐに、見つけた最後の特異点。
冠位神殿―ソロモン。
最後の戦いのためにカルデアの皆さんは最後の休息を取っているはずなのだが、先輩は暗い廊下で一人窓から空を眺めていた。
その姿が見ていられないほど酷かったとか、そんなことはない――。
ただ、その時の先輩の姿が第六特異点で対峙した
私自身、これまでの戦いで思うところは沢山あった。
でも先輩はそれを吐き出さずに全て一人で抱え込んでしまっているように感じた。
「マシュ?ごめんね、心配かけて。ちょっと眠れなくてさ」
「…バビロニアでギルガメッシュさんが仰っていたことですか?」
「…うん。それでね。もしかして、気づいてた?」
「いえ…ただ、先輩も彼女の様に、一人で抱え込んでしまっているのではないかと、そう思ってしまったので」
私の指摘が的を得ていたのか、先輩は目を見開いた。
それもすぐに戻り、肯定をしてくれた。
先輩は弱気な発言を一切しない。
私が弱気になっていても最初に元気づけてくれるのは先輩だし、他の英霊の皆さんが無理だと叫んでも先輩は大丈夫だと、道を作る足がかりに自らなっていた。
先輩はデミ・サーヴァントの自分や他の英霊とは違う正真正銘の人間であり、魔力も平均レベル。だけどそれを補っても余るぐらいの洞察力とメンタルの強さは超一流だ。
周りのスタッフの皆が諦めても先輩は決して諦めない。どんなに自分が辛くても大丈夫だといつも私を助けてくれた。
そんな大変で、きつかった人理修復の戦いも決着が近づいてきている。
これまでの戦いで犠牲になった方々を先輩は悔やんでいるのでしょうか…
「人理を修復すれば、特異点で犠牲になった人たちもみんないつも道理の生活に戻る。そう思っていたけど、まさかそれが違うなんて考えもしなかったからな…最初の特異点 冬木から始まった戦いから、バビロニアまで、多くの英霊と現地の、今を生きる人に助けられて俺達は戦い抜いてきたんだって、今さら実感しちゃってさ」
「…わかります。私も全部元通りになるんだって、そう思っていましたから。でもそうではなかった。…しかし先輩、私は思うんです。修復後にギルガメッシュさんが仰っていたように、人や文明はいつか必ず滅んでしまう。それは遅かれ早かれ、絶対に逃れられない運命なのだと。仕方ないことなのかもしれません」
「マシュ…」
少し寂しそうにこちらを見つめる先輩に、「でも」とつけて私は言葉を続ける。
「先輩、私はずっと見てきました。オルレアンで、ローマで、オケアノスで、ロンドンで、アメリカで、エルサレムで、そしてウルクで。特異点と化して、戦場になっているその場を生きていく人々を。降りかかる理不尽に対抗して懸命に生きようとしている人たちを。その中で折れてしまった人も多くいたでしょう。でも、その中でも確かに絶望せずに戦いつづけた人もいたんです」
飛竜を従え、復讐に身を焦がした聖女に対しても確かに抗い続けた人がいた。
先代の皇帝が攻めていても、自分たちの皇帝を信じて支え続けた人がいた。
周りは大陸など存在せず、助けなどない大海原であっても馬鹿な事をし合いながら船を進めていく人がいた。
霧に覆われてしまい、大半が限られた空間に閉じこもってしまっていても、恐怖を抑えて外で活動する人がいた。
無くなることのない軍勢に対して、機械に身を包んででも戦う人がいた。
理想郷から排斥され、多くの人が心を失っていく中でも、己を維持して生きていく人がいた。
死ぬ運命が決まっていても尚、最後まで戦うと誓い、笑いながら死んでいった人たちがいた。
「今だから言えますが、各特異点で私も途中で心が折れそうになっていました。でもそれを支えてくださったのは特異点を必死に生きようとしていた人たちと、先輩のおかげなんです。私たちがもっと強ければ助けられたかもしれません。私たちがもっと早く行動していれば救えた命があるかもしれません。でもそれは『もしも』の出来事でしかありません。キャメロットでのアルトリアさんも仰っていました」
――私は止まるわけにはいかない。今日のために犠牲にしてきた者達の分まで、進まなくてはいけないのだがら。
「私は先輩の努力と勇気を知っています。手が届くならと、手を差し伸べて救ってきた先輩を私は隣でずっと見てきましたから」
先輩へ近づき、抱きしめる。
そうしないと先輩が消えてしまいそうな気がしたから。
抱きしめられた先輩は私の行動に驚きながらも、腕を回してくれた。
そして『ありがとう』と一言。そのたった一言だけでも私はとても安心した。
「今はしっかり休みましょう先輩。これから忙しくなるのですから」
「…うん。ほんとにありがとうマシュ。おかげで気持ちが楽になったよ」
「ふふ、どういたしまして。先輩。」
すこし名残惜しいけど、このままずっと抱き合い続けるわけにはいかない。
あと8時間後、私たちは最後の戦いへと身を投じる―――。
◇◆◇◆
「――――まさかここにきて彼らを視るなんて…」
眠りから覚めたシャムミッドはまだ重い瞼を擦りながら身を動かす。
懐かしい顔ぶれを夢で見たせいなのか、全体的にダルさが残っていたもののこのままでは二度寝へと洒落込んでしまうため、備え付けの洗面台へと向かう。
こちらに来てからというもの、夢を見ることはほとんどなかった。というよりも初めて見た夢は投獄されていた時に見た夢だけだ。つまり記念すべき2回目である。
もう彼らとは関わることはないと思っていたのだが、何の繋がりなのか彼らの現状を観たのだろう。
ただの偶然かパスが繋がっているのかはわからないが、もし第三者が原因なのだとしたら円卓屈指のトラブルメーカー兼クズの代名詞の
理由などは気にしない。気にしても意味がないからだ。
だが彼らが無事にバビロニアを修復できたということはついに人理修復最後の戦いへと向かう権利を得たということ。心配はしていないが、何かあるのではないかと勘繰りをしてしまうのはまだ覚醒しきっていないからだろう。
ささっと身支度を整え、女性のみが通れるトラップ通路を渡りながらやるべきことを再確認。
近場から軽い任務をこなしていくことを決めて階段を降りる。
早く起きたせいなのかロビーには誰もいない。
備え付けの窓を見ると『黒の暴牛』のヤミ・スケヒロ団長が外で素振りをしていた以外は変わりがない。
いつも通りかと寝起きの一杯にと急須に緑茶を入れるシャムミッドの姿は手慣れていた。
先日の団長会議で『黒の暴牛』への所属が決まったシャムミッドはヤミ団長と同じく暴牛に入るという残念臭がするイケメン、フィンラル・ルーラケイスと共に拠点へと向かったのだが、出迎えたのは二日酔いで吐く魔女と声が小さすぎて何を言っているかわからない魔導士。
正直なところ、これだけで本当に大丈夫なのかと思ってしまったシャムミッドは悪くないはずだ。
共に入団するフィンラルも最初に口説いてきたこともあって、なんとも言えない。
そんな暴牛での生活も一月が過ぎた。
新しい環境にも大分体が慣れ、引っ越しの手続きなどいろいろとあったりもしたが、漸くそれも終わる。
近くにあった椅子に座ってお茶を啜る。
お湯で入れたので当然ではあるが、体が温まっていくのを感じる。
お茶だけでは空腹の状態異常に悩まされることになってしまうため、適当に食料保管庫にある食べ物を見繕って口に運びながら所持品の再確認を行う。
今日の最初の依頼は付近で暴れている猛獣の討伐および捕獲というものだ。
討伐ならば簡単なものであろうが、捕獲とあっては少々手間がかかりそうなので小道具を用意していると役に立つだろう。
細かい調整を済ませれば時間はちょうど7時に差し掛かるころ。
「――では、行きますか」
豪牛の扉を開き、自然に満ちた世界へと踏み出す。
ある意味でシャムミッド・ペンドラゴンという一人の女性の人生はここから始まっていくのである。
今後どんな乳上を見たい?
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獅子王
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下乳上
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バニ上(第一~三霊基)
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あえての青王
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良いから全部使えよハゲ