遊戯王ARC-V ある脱走兵の話   作:白烏

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ふと思いついた設定を書いてみただけ
文章書くのも久しぶりなので駄文はご容赦ください


アカデミア

デュエルアカデミア

決闘戦士育成機関であり、学校でもある

絶海の孤島でにあり、入学したらほとんど外に出ることは出来ない

そこで鍛えて、一流の決闘戦士を目指すことが全生徒の目標であり、それが当然のこと

これがこの世界の当然のことなんだ

 

・・・

 

室内森林決闘場

「俺は迷宮の魔戦車でクワガーヘラクレスを攻撃!」

「うわああああ!」

森の中で爆発が起こる

決闘戦士としての力を示すための集大成バトルロワイヤル

負けた決闘者はカード化される、非情の決闘

そして今、迷宮の魔戦車を使った決闘者がクワガーヘラクレスを使っていた決闘者を倒したところだ

「い、いやだ!俺はカードになりたくない!」

「へっへっへっ往生際が悪いなぁ・・・」

決闘盤を操作し、カード化しようとした

その時、背後から赤い服を着た少年が飛び出した

「俺はサイバーツインドラゴンで迷宮の魔戦車とプレイヤーを攻撃!」

「なっ!?」

「エボリューションツインバースト2連打!」

「ぐわああああ!?」

迷宮の魔戦車が双頭の機械龍に撃ち抜かれ、もう一撃が決闘者を撃ち抜く

それによりライフが0になった

「ぐっ・・・不意打ちなんて卑怯だぞ・・・」

「なにが卑怯なもんか、これはバトルロワイヤル、スキを見せたほうが悪い」

「くっそ・・・カード化かよ・・・」

決闘盤を敗者に向ける

「・・・」

しかしカード化せずに踵を返した

「・・・おい!なんでカード化しない!」

勝者の少年は答えない

「なさけでもかけたつもりか!ふざけんな!」

「まったくだ」

光が輝く、そこには少年達にこの戦いを強いた教官、サンダースが立っていた

「だから貴様はいつまでたっても赤服なのだ」

その手には先ほど負けた少年2人のカードが握られていた

「・・・サンダース」

「教官と呼べ、まったく、実力はあるのに甘さが抜けない、貴様ならBBをも超える傑作になれるとおもったのに・・・」

赤服の少年は答えない

「まぁいい、バトルロワイヤルはこれで終わりだ」

「そうか、なら俺は帰らせてもらう」

「明日の侵攻、貴様も参加してもらう、くれぐれも作戦開始時刻に遅れぬようにな」

伝達事項を伝えるとポーズを取り、声を張り上げる

「グローリーオンジアカデミア!」

「・・・グローリーオンジアカデミア」

やる気のない声でそう言いながら赤服の少年、リョウジは決闘場から出ていった

 

 

俺の父親は立派な決闘戦士だったらしい

俺が赤ん坊の頃に戦場で戦死したとかで、俺はほとんど知らない

でも、母親はことある事に「お前も父親のような立派な決闘戦士になれ」と、口癖のように言われた

周りもそうだった、勝手に俺に期待して、勝手に失望していった

決闘戦士になる事が当然、決闘戦士として結果を残すことが名誉

強い決闘戦士を作るためなら同じ釜の飯を食った仲間だろうとカード化することになんの抵抗もない

そんな世の中のあり方に違和感しかなかった

それでも俺は勝ち続けた

決闘で勝てば強さを証明できる

強ければ飯が食えるし、生き残れる

でも、非情にはなれなかった

だから、アカデミアの方針に従わないものとして、落ちこぼれの象徴とされる赤服を着させられている

そんな俺も、明日から戦場に送られる、でもそれも仕方ないこと、いつの世も世界から戦争が消えることは無い

自分の居場所を守るためにも、戦争を長引かせないためにも、全力で戦おう

俺はこのとき、そう思っていた

 

 

作戦当日の朝

集合場所で知り合いに声をかけられた

「リョウジくんじゃない」

「ん?天上院か」

整った顔立ちに高身長、スタイル抜群と、非の打ち所のない美少女、天上院明日香だ

「あなたもエクシーズ次元に行くの?」

「ああ、お前もか?」

「私は来週から参加予定よ」

「そうか」

人が集まってきて、広場が騒々しくなる

「どっちが多くカード化出来るか勝負しようぜ!」

「おういいぜ!」

「ハンティングの時間はまだかな?」

「最高のゲームだよな!」

とうていこれから戦争に行くとは思えない話をしている者が多くいる

これが普通、異常なのは自分

「・・・チッ」

そうは思っても舌打ちが出る

「天上院、お前は・・・」

聞こうとして止める

「なによ?」

「いや、いい、お前は正常な人間だからな」

「なんのこと?」

天上院は青服、つまりはアカデミアの方針に疑問を持っていない人間

「時間だ」

集合時刻と同時に、エクシーズ次元侵攻の総司令官、エド・フェニックスの話が始まった

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