今までとは少し書き方を変えてみました
読みやすくなってるかは分かりません
リョウジが脱走兵から協力者になった次の日の朝
ユートは1人、人気の無い食堂で情報を整理していた
「・・・次元統合」
昨晩、リョウジから聞いた情報は、今まで敵を尋問して手に入れたどの情報よりも価値のあるものだった
・・・アークエリアプロジェクト
融合、エクシーズ、シンクロ、スタンダードの4つの次元を統合し理想郷を創り出す計画
融合次元のアカデミアはその手始めとしてエクシーズ次元に侵攻した
アカデミアのトップ、プロフェッサーと呼ばれる男の名は赤馬零王
エクシーズ次元侵略の司令官の名はエド・フェニックス
他にも、警戒すべき決闘者の名を語った
さらに、リョウジが付け加えた情報が
「赤馬零児・・・」
プロフェッサーには息子がいる、そしてその息子には今スタンダードにいるという
アカデミアが送り込んだのでは?と思ったが、リョウジがそれを否定し、そのうえで
『ひょっとしたら、共に戦ってくれるかもしれない』
こう言った、根拠は赤馬親子が喧嘩別れする所を見たからだそうだ
「・・・融合次元は完全に敵、シンクロ次元は不明、スタンダードは・・・」
正直な話、ユートも今の戦力ではアカデミアに勝てる確率は低いだろうとは思っていた
疲弊したエクシーズ次元の僅かな決闘者だけでは、訓練を受けた融合次元の決闘戦士達に勝つことは難しい
大分イレギュラーではあるが、融合次元の決闘者であるリョウジと協力者になれたことで、他次元との同盟という考え方ができるようになった
食堂に来た瑠璃がユートに話しかける
「おはよう、ユート」
「ああ、おはよう、瑠璃」
「今日は特に早いね」
「昨晩色々と聞いたからな」
たわいもないことを話す二人
そういえばとユートが聞く
「瑠璃、リョウジの居場所を知らないか?」
「リョウジさん?まだ寝てるんじゃ?」
「いや、ここに来る途中で寄ったがいなかった」
食堂にに眼鏡をかけた少女が駆け込んでくる
「ごめん瑠璃!少し寝坊した!」
「そんなにあわてなくてもいいよ、まだ時間前だよサヤカ」
瑠璃の友達で、今は同じ給仕担当のサヤカだ
「ちょうどよかった、リョウジさん見なかった?」
「リョウジ・・・ああ、脱走兵の。見たよ、なんでも日課のランニング兼異常がないか見廻りに行くとかで、朝食には戻るって」
「外に行ってたか・・・って外だと!」
「ど、どうしたの?」
思わず声を荒げ、焦った様子のユートとびっくりした瑠璃
「すぐに彼を探さなくては・・・!」
・・・・・・
「おいおい・・・」
リョウジは冷や汗を垂らす
リョウジもそれなりに場数を踏んだ決闘戦士、相手の威圧感で大体の力量は分かる
しかもそれが全て自分に向けられているものだとすれば・・・
「その赤い制服・・・貴様、アカデミアだな」
その相手は決闘盤を展開し、こう告げた
「懺悔の用意は出来ているか」