第六駆逐隊を中心とした
艦娘の一時を送るお話
ーーーショートランド泊地某所
そこには三人の少女たちが緊迫した空気を漂わせていた…
それぞれの息づかいは荒れており、先程から激しい戦いが繰り広げられていたのが伺える。
それぞれ譲れないものがあるのだろう、目は真剣そのものだった。
一粒の汗が、きれいな黒髪の少女の頬を伝い畳の上にぽたりと落ちた時、その黒髪の少女の声が部屋に響いた。
「このプリンは暁が一番最初に見つけたんだから暁が食べるのよ!」
「なにを言っているんだい暁、さっきひとつ食べていたじゃないか、だから暁はもう食べる権利を持ってはいないことを理解するべきだよ。」
「響だってさっき食べてたでしょ!見てたんだからね!」
「二人ともずるいのです!電だってプリンもうひとつ食べたいのです!」
「響はこのまえのロールケーキみんなよりひとつ多く食べたんだからプリンは我慢しなさい…よ…ね。」
「?、どうしたんだいあかつ…き。」
「暁ちゃんも響ちゃんもどうしたので…す。」
ガチャッ
「ただいまー!ってもう、三人ともちゃぶ台の上なんかに座ってお行儀悪いわよ?」
「おっ、おかえり雷はやっ早かったわね。」
「やぁ雷おかえりだよ。」
「お、おおおかえりなのです。」
「なんでみんなそんなによそよそしいの?とりあえず机から降りたら?ちょうどみんなのためにプリン買っておいたのよ!食べましょ!」
(((ドキィィッ!)))
「(えっ、あれって雷が買っておいたやつなの!?てっきり支給されたものだとおもったてたわ、しかもみんなで食べるために!?)」
「じゃあ出してくるから、待っててね。」
「あ、あぁっ、雷まって!私が出してくるから雷は座って待ってて!ね、電と響も行くわよね!」
「ハラショー。」
「雷ちゃんも疲れてると思うのです!電たちが準備してくるのです!」
「そう?それなら甘えちゃおうかしら。」
「任せときなさい!」
「どうしよう、響。」
「雷がみんなで食べるために買っておいたものとは思わなかったよ。てっきり、支給されたものだと思っていたよ。」
「なのです。…今思えばプリンが申請もしてないのに支給されるなんてありえないってすぐに考え付くことなのです…。」
「あれ、そういえば残りのプリンはどうしたっけ?」
「暁が持っているんじゃないのかい?」
「電は、響ちゃんが持ってると思ってたのです。」
「「「あっ。、」」」
「もう素直に謝るしか道がないのです…。」
「そうだね、謝りにいこうか。」
「レディ失格だわ…。」
「まったく…、こんなことだとは思ったわ。」
「雷ちゃん!えっと…その。」
「雷、あのね。」
「雷、その。」
「「ごめんなさい(なのです)!」」「プラスチーチェ。」
「いいのよ、言ってなかった私も私だしね。こんなこともあるかと思って、もう一種類買ってきたからみんなで食べましょう。」
こうして少女四人の絆は深まっていった、
「あー憲兵さん、あそこにいる提督みたいなひとが第六の子達の部屋をさっきからのぞいてるんです~。」
がんばれだいろくくちくたい!!この鎮守府のために!
そして、また明日提督が元気な君たちの姿を見れるように!
初投稿です。
小説書くのもはじめてだったので指摘などいただけると幸いです。
今のところ、このだいろくくちくたい!!を主として他の艦娘の日常を一話完結で書いていこうと思っています。
よろしくお願いします。