インフィニット・ストラトス ~原点にして最強~ 作:すぎとも
気づくのに2年かかった
マドカの気持ちに気づいた次の日の放課後
アリーナではセシリア・オルコットと織斑一夏の試合が行われていた
~アリーナ・観客席~
「友樹」
「ん?」
「友樹の隣に座っている簪に似ている人は誰なんだ?」
「ああ、この人は・・・」
「生徒会長の更識楯無よ。よろしくね織斑さん」
「ああ、前に友樹の部屋に裸エプロンでいたっていう・・・」
「ちょっ!?何で知ってるのよ!?」
「友樹が教えてくれて・・・」
「暁君!私の生徒会長としての威厳が!」
「俺の中では無いに等しかったですよ」
「ひどいっ!」
「あ、そういえばその場に簪さんもいたな」
「・・・えっ?」
「だから簪さんもいましたよ」
「う、嘘でしょ・・・?」
「本当です」
「オワタ・・・」
会長さんが真っ白に燃え尽きてしまったが・・・なぜだろうか?
「そういえば、友樹」
「どうした?」
「なんで辞退したんだ?」
「クラス代表のこと?」
「それ以外無いだろ」
「・・・それもそうか」
「それで、なんでなんだ?」
「クラス代表って会議とか出席しないといけないんでしょ?」
「らしいな」
「そうなったらマドカと一緒にいる時間が減るのが嫌だったから辞退した」
「そ、そうか・・・///」
⦅勝者!セシリア・オルコット!⦆
「あ、終わったよ」
「(はぁ~、理由が嬉しすぎる!)えへへ///」
「マドカさん?」
「・・・・///」
「マ~ド~カ!」
「な、なんだ!?」
「試合終わったよ」
「あ、ああ」
「部屋に帰ろうか」
「なあ、友樹」
「なに?」
「さっきの理由で辞退したんだろ?」
「そうだよ」
「姉さんにはなんて言ったんだ?」
「え?」
「流石にその理由で辞退することを許すとは「この理由を言ったよ」・・・え?」
「だから、この理由を言ったよ」
「う、嘘だろ?」
「ホントホント」
「そ、それで姉さんはなんて言ったんだ?」
「えーっと・・・確か「マドカのことよろしく頼むぞ」そう!それだ・・・よ・・・」
「ね、姉さん!?」
「織斑先生だ」
「お、織斑先生。それは本当なんですか?」
「ああ、本当だ」
「だって、見てましたよね?」
「ああ、しっかり見ていた」
「それは姉s・・・織斑先生だけですよね?」
「いや、束も見ていたぞ」
「今度会うときにいじられそう」
「それはあるな(よかった~。お母さんたちに見られてなくて)」
「スコール達も見ていたぞ」
「・・・・え?」
「マドカ、実は俺気づいてた」
「なんで教えてくれなかったんだ!?」
「・・・・面白そうだったから」
「弁解しないんだ」
「俺って正直者」
「昔話で盛大にやらかす登場人物だろ」
「ハッハッハッ!」
「(私完全に空気だな・・・)」
途中から空気の世界最強
「暁」
「なんですか?」
「マドカを頼むぞ」
「2年前からの約束ですから」
「2年前?」
「ね、姉さん!私の部屋に行こう!」
「だから、織斑先生だと・・・」
「早く行こう!」
「あ、あの俺は・・・」
置いて行かれた・・・
「・・・・・俺も部屋に帰るか・・・」
会長さんは・・・・放置で
~その日の夜~
俺はその日の授業の復習をしていた
「今日の分は取り敢えず終わりかな」
コンコン
「ん?」
「あ、暁君・・・!」
「あれ?簪さん、どうしたの?」
「た、助けて!」
「・・・・はい?」
「とりあえず部屋に来て・・・!」
~1033室前~
ここに来る間に簪さんから事情は聞いた
何でも、簪さんが用事が終わって部屋に帰ってきたところベロッベロに酔った織斑先生とマドカがいたらしく自分ではどうにもできないと考えた結果、俺に助けを求めてきたらしい
そして部屋の中、マドカと織斑先生が寝ていた
「(織斑先生が酔ってるのは分からんこともないけどなんでマドカが酔ってるんだ?)」
「あ、暁君・・・ど、どうしたらいいかな?」
「ん~、これは〝アレ”を使うしかないな」
「ア、アレ?」
「まあ、見てなって」
3分後
「完成!」
「その手に持ってるのは何?」
「砂糖オンリーのおむすび、ちょむすびだよ」
「動画で見たことはあるけど・・・大丈夫なの・・・?それに、やべっ、いれ過ぎた。とか聞こえたけど・・・」
「大丈夫だよ!」
「本当かなぁ・・・?」
「んじゃ、食べさせよう!」
「お、お~?」
マドカの場合
「マドカ起きて」
「ふみゅ・・・友樹・・・?」
「ほら、マドカあ~ん」
「んっ・・・あ、あ~ん・・・・むぐぅ!?」
「wwwwwww」
「こ、これはまさか・・・!」
「あ、わかった?」
「ま、まずい・・・!」
「www」
「失礼するっ!」
マドカ、トイレ直行
織斑先生の場合
流石に織斑先生にあ~んするわけにはいかないので簪さんに頼む
「織斑先生・・・?」
「ん・・・」
「ご、ごめんなさいっ!!」
「むぐっ!何をす・・る・・・ん・・・・!!」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
「何を・・・食べさせた・・・」
「暁君特製のちょ、ちょむすびです・・・」
「く、口の中が・・・甘い・・・・」ガクッ
「せ、先生・・・?大丈夫ですか・・・?先生!」
織斑先生撃沈
俺がこの後2人に怒られた話は別の時に・・・・
~翌日~
俺はマドカと一緒に教室に向かっていた
「まだ頭が痛い・・・」
「お前が悪いんだろうが」
「だって酔いを醒ますならあれが一番かなって」
「いつか絶対に食わせてやる」
「やめてほしい」
「でも、姉さんの拳骨だけで済んだのは幸いだったじゃないか」
「あれをくらうなら反省文が良かった・・・」
なんて話をしているうちに教室に到着した
「あれ~?2人一緒に登校なんて珍しいね~」
「おお、布仏さん。おはよう」
「まあ、いろいろあったからな・・・」
「色々ってなに?」
「そ、それは・・・!」
「あれ?織斑さん顔赤いよ~?」
「風邪?」
「なに!?マドカ大丈夫か?体調が悪いなら俺に言ってくれよ?くれぐれも無理だけはしないでくれよ?」
「わ、わかっている!お前は私のお母さんかっ!」
「ただ単にマドカが心配なだけだよ」
「あ、はい・・・///」
「なんか、朝から甘いなぁ~」
「え?2人ってそういう関係?」
「私一昨日の夜見たよ~」
「何を見たの?」
「えっとね~2人が食堂であ~んってしてるとこ~」
「「「「「「えっ?」」」」」
「やっぱり見られてたんだ」
「私は見せつけるためにやった」
「えっ?暁君と織斑さんって・・・・」
「「付き合い始めました」」
一瞬の沈黙
「嘘だあああああああ!」
「世の中は残酷だあああ!」
「なんてこったああああああ!」
「マドマドはいつからゆっきーのこと好きだったの~?」
「それ、言わなきゃダメか?」
「当たり前だよ!」
「に、2年前からだ///」
「なんで今まで告白しなかったの?」
「もともとは友人だったからな。その関係が崩れそうで怖かったんだ」
「織斑さんって意外と乙女なんだね~」
「意外とってなんだ意外とって!」
「だって織斑先生の妹だからね」
「それはどういう意味だ?」
「なんかこう、恋愛なんかに興味なさそうみたいなそんな感じが最初はあったから」
「私ってそんなふうに見られていたのか・・・・」
「でも~、マドマドがゆっきーと付き合ってるってわかったときちょっと安心したかな~」
「あ、それすごくわかる!」
「私たちと変わらないんだって思っちゃった!」
「今後は相談に乗ってもらおうかなぁ」
「あ!それいいかも!」
「ま、待ってくれ!」
「どうしたの?」
「私の方が相談に乗ってもらうことが多いかもしれない///」
「その時は任せて!」
「ありがとう」
「暁君」
「ん?なにかな鷹月さん」
「あまり織斑さんを困らせるようなことしちゃだめだよ?」
「まあ、それは今更な感じがするけど」
「お互い心配してされてみたいな感じだったからな」
「でも今後はできるだけ心配かけないようにするよ」
「期待しないでおこう」
「マドカひどいなあ」
「ふっ、冗談だ」
「『ふっ、冗談だ』」
「暁君声真似上手だね!」
「そっくりだった!」
「真似をするな!真似を!」
「えーー」
「えーー、じゃない!」
話をしていると織斑君、篠ノ之さん、セシリアさんが教室に入ってきた
「あ、暁」
「ん?どうしたの篠ノ之さん」
「その、謝るのが遅くなってしまったが・・・木刀の件なのだが・・・」
「ああ、それならもう気にしなくていいよ」
「しかし、それでは私の気が収まらない!だから、私を殴れ!」
「「「「・・・え?」」」」
「私をなg「2回も言わなくていいから」」
「なあ、篠ノ之」
「なんだ、マドカ?」
「お前はそういう趣味だったのか?」
「ち、違うに決まっているだろう!」
「じゃあ、なんで殴れなんて言ったの?」
「私はお前を誤って木刀で殴ってしまった」
「まあ、あれはしゃあないわな」
「そのあと私はお前から文句も何もなかった!」
「(友樹が単に忘れていただけだろ)」
「そ、そうだね(忘れてたなんて言えないっ!)」
「それでは私の気が済まんのだ!」
「い、いや・・・それでも殴るのは」
「この通りだ!頼む!」
いきなり篠ノ之さんが土下座をした
「ちょっ!なんか俺が悪いやつみたいに見られるからやめろ!」
そういって俺は篠ノ之さんを立たせる
「わかったよ!殴ればいいんだろ!?殴れば!」
~耳打ちタイム~
「ゆ、友樹?本気か?」
「んなわけがあるか」
「じゃあ、どうするんだ?」
「ちょっとしたアドバイスだよ」
「?」
「まあ、見てなって」
そういうと俺は携帯を取り出した
~耳打ちタイム終了~
「よし!私の準備はできたぞ!」
「わかった。んじゃあ、目を閉じろ。俺がいいぞって言うまで開けるなよ」
「わ、わかった」
「よし、歯ぁ食いしばれ!」
コツン
「・・・え?」
本来ならば物凄い衝撃が頭部にくるはずが、軽く小突かれた衝撃しかこなかった
「ねえ、箒ちゃん」
聞こえた声それは篠ノ之 箒の実姉、篠ノ之 束の声だった
「この声は・・・!」
「まだ目開けちゃだめだよ」
「わ、わかりました・・・」
「箒ちゃん、元気にしてた?」
「ええ、まあ・・・」
「それは良かった。ごめんね、束さんのせいでこんな目にあわせて・・・」
「今更どうでもいいですよ・・・そんなことよりも!」
「分かってるよ、ゆーくんの頭を木刀で殴ったことでしょ?」
「そうです!なのになんで姉さんが!」
「ゆーくんに頼まれたんだよね」
「頼まれた・・・?」
「そう!ゆーくんがね、俺が言うよりも実姉の束ちゃんが言った方が聞くんじゃないかって」
「貴女から今更聞くことなんて・・・!」
「箒ちゃん、落ち着いて物事を見るように心がけてみて」
「・・・落ち着いて・・・」
「そう、ゆーくんを殴ったときは感情的になってたかもしれないけどあれは箒ちゃんが一旦待って落ち着いてたら起こらなかったと思うんだよね。まあ、箒ちゃんの裸を見ちゃったいっくんも悪いとは思うけど」
「私が落ち着けば・・・」
「最初の方は上手くいかないかもしれないけどそこは箒ちゃんの努力次第ってことで」
「ね、姉さん」
「ん?どうかした?」
「その・・・ありがとう・・・」
「ううん、気にしないで。箒ちゃんには今まで何もしてあげられなかった分これから頑張るから」
「私も・・・・」
「ん?」
「私もいつか姉さんに頭脳で追いつくことはできないが、強さでならいつか追いついてみせる!」
「箒ちゃん・・・わかった、束さん待ってるからね」
「ああ!」
「あ、それとなんだけど。束さんに強さで追いつくなら箒ちゃんの目の前にいるゆーくんやまどっちを倒すくらい強くないとだめだからね」
「えっ?」
「それじゃあまたね~!」
ピッ
「・・・・えっ?」
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読者の皆様のおかげです!本当にありがとうございます!
*今回の話の中に出てきた〝ちょむすび”はFischer’s様の『サトウのご飯と砂糖のご飯で作ったおにぎりが異次元の味だった・・・。』より