第六天魔王 草薙護堂 作:吉良吉影
俺はドニとの戦いの後、イタリアの魔術結社に働き掛けて、飛行機を貸し切りにしてタダ乗りする事が出来た。魔王の権力って便利だわ。
CAを可愛い女の子という注文をしてたお陰で魔術で言いなりになっている金髪でそこそこ美女を犯して遊んでいた。それも高度が安定してから遊び出したから、既に何時間か経過している。
「やっぱり種付け最高だわ」
問答無用で何度も中出しをしてスッキリしていた時に異変は起きた。
「緊急事態が起きました! お客様はシートベルトを着用し、上から出てくる道具を装着してください」
なんかマズイことになっている気がする。取り敢えず、魔術で言いなりになってる美女をシートベルトに固定して器具を装着させる。俺はこんな事で死なないからシートベルトだけは装着して待機していた。
「私が責任を持って不時着させるので、衝撃に備えてください!」
機長がそう言って、機体を数十分飛行させて不時着を果たした。物凄く揺れて楽しかった。また乗りたい。
無事に不時着をして機長が点呼を取る。機長や副機長、CAと俺で合計4人は無事だった。
「何でトラブルが起きた?」
俺は千の言語で習得した英語で機長に尋ねた。
「突然エンジンが停止したり再起動を繰り返していて、訳が分かりませんでした」
機長になって数十年のベテランさんらしいが、こんな体験は初めてだという。これは怪しいぞ。新手のスタンド攻撃を受けている!
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取り敢えず、機長が救難信号を出して救助待ちという状態。
しかし、嫌な予感がしたので機内から出てその辺りを歩いていると突然、轟音が鳴り響いた。
そして俺の身体の状態が切り替わる。リラックスをしていたのが、一気に戦闘態勢に移行したのが分かった。この様な状態になる状況は一つしか知らない。
神と遭遇した時だ。俺がそこで見た光景は⋯
巨大で西洋風な見た目をした黒龍。
黄金の鎧を身に纏ってまるで太陽の様に輝いている褐色の槍使いの男。
巨大なオウムの神獣に乗っている弓使いの男。
白い象に乗っているのは男で茶褐色の皮膚をしており、髪や髭は赤く染まっており、一面四臂で弓を二本の手で持ち、残っている二本の手で槍と変な物を持っていた。
「まつろわぬ神が四体だぁ!?」
巫山戯るな。俺はこんな展開なんて知らない! 波旬や覇吐が出て、ウルスラグナとメルカルトをワンパンして原作までの道程を短縮したと思えば、早過ぎたドニとの決闘。そして帰国中に飛行機が墜落して、まつろわぬ神が四体。
まるで未知との遭遇。俺の知らない物語。偶然にも程がある。
しかし未知ほど面白いものは無い! それに神をブッ殺せば権能は増えて、俺は強くなる! それに波旬を倒した俺に敗北は無い!
「クソッタレの神様よぉ! その遊びに俺も混ぜてくれよ! 俺の名は草薙護堂!お前等をブッ殺す魔王だ! 」
一面四臂の神に対して黒龍が攻撃を加え、その黒龍を妨害して尚且つ黄金の鎧を纏った槍使いが攻撃を加えていた。残った弓使いは一面四臂の神の援護に回っている状況で俺は名乗りを上げた。すると戦闘行為は一旦中断される事になった。
「ほう。神々の王たる我に臆せずに姿を現したか神殺しよ。しかし不敬であるぞ!我こそはインドラ! 神々の王である」
一面四臂の神がインドラだとしたら、あの黒龍の正体は一つしかない。
「神殺しだとぉ? 俺とインドラの戦いを邪魔する者は容赦はしない!俺は今日こそインドラを葬るのダァ!」
インドラの宿敵ヴリトラ。それも結構面倒な能力持ちだ。
「我がインドラを葬るのよ。貴様ではないヴリトラ! 我が鎧を奪い、我が天に登る事になった元凶! 怨みを晴らすのは我の特権! しかしその前に、神々の闘争を邪魔する不埒者は排除しなければ」
黄金の鎧を身に纏った槍使い。インドラに鎧を奪われた奴は一人しか知らない。大英雄カルナ。
「全く無粋だぞ。今は神々の王たるインドラ様が反逆者を討伐している最中というのに神殺しときたら。空気も読めんのか」
誰だお前。俺はお前みたいなモブ知らないんだよ! オウムに乗る神とか知らんわ!
「取り敢えず。お前等、死刑な? 神様死すべし慈悲はない! 生きているだけで最高さ!」
俺の権能は他者が存在すれば自己強化。しかし今回は四体だから、その分強化が加速する!
「先ずはお前! オウムに乗って偉そうにしやがって! 死ね!」
だってムカつくし、それに弱そう。俺はオウムごと弓の神をぶち殺してやった。所詮ワンパンよ!
「何!? カーマを一撃で葬ったのか!」
誰だよカーマって! 知らんぞ! 後でwiki見るわ。
「神に仇なす神殺しよ! 我が槍捌きをとくと味わえ!」
カルナの槍は卓越した技術と神速が合わさり、普通の人間なら即死だ。俺の場合は神速ぐらい見えてるし、避ける事も出来るが避ける必要がない!
俺は槍自体を握り潰した。
「槍が効かず、潰されてしまったか。しかし我は父から授かった黄金の鎧がある限り不死身よ!」
カルナは黄金の鎧があると不死身だ。カルナにはインドラから授かった槍があるがそれを使うとインドラとの戦いがあるから、使わないんだろう。
「でも、そんなの関係ねぇ! 野郎、ブッ殺してやるぁぁぁ!!」
レベルを上げて物理で殴り殺せば問題無い。鎧を粉砕できる程の火力で殴り殺すだけ!
所詮はカンピオーネ世界の神。エロゲの神に勝てると思うなよ! 別にカンピオーネ作品をディスってる訳じゃあない。
「ドララララララララッ!」
波旬のドララララッシュ。クレイジーダイヤモンドは居ないが問題無い。カルナは鎧ごと粉砕してミンチにしてやった。
「あのスーリヤの息子が負けるだとぉ!我ですらあの鎧には勝てぬというのに」
「このままではインドラを殺されてしまうわ。俺がお前を殺してやる神殺しよ!」
ブリトラも厄介な能力持ち。その能力は木、岩、武器、乾いた物、湿った物、ヴァジュラのいずれによっても傷つかず、インドラは昼も夜も自分を殺すことができないというもの。更にナムチという奴が似たような能力を持っていた。ナムチの場合は掌や拳すら効かない。
突破方法はインドラのヴァジュラか泡で殺すしかないが、関係ない!メルカルトの権能が使えるから使うとするわ!
「我こそは、神王なり! 嵐よ吹き荒れろ! そしてヤグルシとアイムールよ!雷となり龍蛇を討滅せよ!」
俺の無尽蔵に沸く呪力を言霊に込めて、どんよりとしていた天気が変わる。突然、雷雲が辺り一帯に広がった。そして大雨。まさにゲリラ豪雨!
ヤグルシとアイムールは元々は雷霆だったが、その後に棍棒にされた。今回は雷でヴリトラを攻撃する。ヤグルシとアイムールは龍神を屠った武器だから蛇に特攻持ちだ! それに自動追尾してくれるぞ!
「貴様ァ! 龍を討伐した嵐の神から簒奪した権能だなぁ!? 全く厄介だ!」
波旬で強化して雷となったヤグルシとアイムールが、ブリトラにダメージを与えていたら数秒でヴリトラ焼きが完成した。
どうやら波旬状態で権能を行使すると威力が跳ね上がるね。無尽蔵に呪力が湧くから権能行使の時に使いまくってるからね。
「残るは我だけか。貴様には我がヴァジュとカルナに譲ったシャクティを使うとしよう!」
ノーコストで神を殺せる槍をぶん投げてくるとか勘弁してくれや。それにヴァジュラも追加とか。まぁ、効かないけどね。
インドラの神力が高まり、光り輝いている槍が現れた。インドラはその槍と手に持っていたヴァジュラを俺に向かって投げつけた。
「無駄ァ!」
光と化した槍と雷撃と化したヴァジュラの攻撃を粉砕してやった。
「なんだとっ!?」
これには驚くしか無いね。まぁ、殺すだけなんだけど。
「強靭! 無敵! 最強!」
「ふんっ! まだ手はある! 我は太古の昔に羅刹を葬ったヴィジャヤがある! 別の名はインドラの雷とも矢とも炎とも呼ばれるがな」
俺でも知っている。インド版核兵器。これはマズイ。俺は死なないけども第三次世界対戦が起こるかもしれない。
「投げさせるかよ! 死ね!」
俺は地面を蹴り、インドラの元に向かってワンパンしてやった。レベルを上げて物理で殴り殺せばいい。
「あーもう、疲れた」
神々との闘争の勝者は草薙護堂だった。辺りにはその惨状が広がっている。
「あれ? 雨止まなくね?」
先程よりも雨風が強くなり、ヤバくね?と思ったけどどうでも良かった。
早くアテナを倒して服従させたいぜ! その前にゴルゴネイオンを回収か。先は