ラブライブ!サンシャイン!!〜新人教師が行くスクールアイドルの道〜 作:サカズキ
えぇとてつもなく素直です。
言葉にしないだけで。
あとシナリオは基本アニメ順守で行きますが、ところどころ改変します
ドウシテコウナッタ
「スクールアイドルはじめませんかー!」
千歌ちゃんが元気な声をここ、星の浦女学院の正門であげている。それだけならまだいいだがビラ配りに俺まで参戦しているのはどう言うことなのか。
事は先日に遡る。
「先生だってなんで黙ってたんですか!」
「俺の方こそ、千歌ちゃ…高海さんが星の浦の生徒とは知らなかった」
朝に集会で俺の紹介をされてから数時間後に千歌ちゃんと廊下で会った(正確には捕獲された)ら、なぜ先生だったのを黙ってたのか追求された。
「てっきり市内の方の学校かと」
「私だって和人さんが、先生だなんて思いませんでしたよー」
それってやっぱ一年目の新人教師にはオーラがないって事ですか?いくら千歌ちゃんでもそれはひどいよ。
「ごめん」
「まぁでもそっちの方が都合がいいかも」
都合とは一体?と聞こうとした時。
「おーい千歌ちゃーん」
「あ、曜ちゃん!」
俺の後ろから誰かが駆け寄ってきた。
少しウェーブがかったセミショートヘアの少女で千歌ちゃんと同じリボンの色をしている。
「おはヨーソロー!あ、この人が前に千歌ちゃんが言ってた居候先生?」
おい、居候先生とはなんだ。失礼にもほどがあるぞ。いくら美少女でも言っていい事と悪いことがある。
と言うか仮にも俺、年上で先生なんですけど。
「そうだよ。あ、和人さん紹介するね。この娘は渡辺曜ちゃん。水泳が得意で私の幼馴染」
「ヨーソロー!」
「よ、ヨーソロー……」
ヨーソローって船とかで乗組員が使うやつだよな。なにこの娘そんなに海好きなの?
「渡辺は将来船長にでもなるのか?」
「すっごい先生。あたり!お父さんがフェリーの船長だから、私もっておもってるんだ」
当てずっぽうで言ったら当たったよ。
でも船長か。
「難しいんじゃないのか?」
「うんでもね、なんでもやる前から諦めてたらずっと出来ないままですし」
な、なんだこの娘!しっかりした良い娘だ。やばいすごく応援したい!と言うかする!
「おう!頑張れ諦めるなよ!フォーネバーギブアップ!」
「う、うんありがとう」
「じゃあ俺は職員室に戻るな」
そう言って俺はその場を立ち去る。
だがその後が今の俺の立場を大きく変えることになるとは、この時は梅雨ほどにも思わなかった。
〜千歌&曜Side〜
「なんか熱血的な感じだったね」
「でしょ?ちょっと変わってるけど、和人さん良い人だよ」
「そうなの?あ、そう言えば千歌ちゃん。あれどうするの?」
「うん明日からやろうかなって思ってる」
「そっか。千歌ちゃん以外にやりたいって人いる?」
「う〜ん。クラスの娘たちには声かけたけど、無理そう」
そっかぁ〜と曜ちゃんは残念そうに肩を落とす。
あ、そうだ良いこと思いついた!
「和人さんにも手伝ってもらおう!」
「え?いいの?先生だよ?」
「大丈夫大丈夫!そのための、たいぎめーぶん?があるから」
私のその言葉に曜ちゃんは疑いの目を向けてくる。
「千歌ちゃん、言葉の意味わかってる?」
「え?だ、大丈夫だよ!昨日テレビでやってたもん!た、多分、きっと、おそらくはぁ」
はぁとため息をつく曜ちゃん。
ひどいよ曜ちゃん、私だって馬鹿じゃないもん!
大丈夫、和人さん優しいしなんとかなるよ。
さて、明日から頑張るぞー。えいえいおーっ!
〜千歌&曜Side End〜
そんなこんなで俺はビラ配りを手伝わされてる。
で、千歌ちゃんの言ってた大義名分とは、俺は居候で先生なのだからビラ配りくらいは手伝ってくれても良いんじゃないかな?と言われた。
最初は断ったんだが食い下がり、果てには上目遣いに「だめ?」なんて言われたんだ。
美少女にそんなことされて手伝わないなんて出来ないだろ。
何より俺が悪者みたいでバツが悪い。ただでさえ会った初日にポカやらかしてるのだから、なおさら罪悪感がある。
だが譲歩として、ビラ配りまでしかやらない。俺の仕事が忙しい時にはやらない。と言った具合に条件を出した。
女子学生相手に教師が交渉してる時点でどうかとも思うが……
と言うかさっきから
「誰もよってすら来ないんだが」
「な、なんでぇ〜」
はぁ〜てかなんだよスクールアイドルって。いや知ってるのは知ってるけど。ちょっと前に話題が爆発したやつだろ。多分。
「あ!」
いきなり飛び上がり駆け出す千歌ちゃん。
おいおい今度はなんですか?てか、走ると下着見えるよ?
俺のこと男だと認識されてないのか?悲しいなおい……
その千歌さんは向こうで2人の女の子に声かけて…
悲鳴をあげられたと思ったら
木から女の子が降ってきて
いやマジで降ってきて
その娘を先に声をかけてたふわっとした感じの女の子が追いかけてた。
「なんじゃこりゃ?」
「先生ちょっとよろしいですの?」
またなんか、いらない事に巻き込まれる予感がビンビンしてるんですが?
どうしよう。
「設立もその申請もしていないのに勝手に部員集めをしていたんですの?」
お嬢様言葉を使うのは、星の浦女学院生徒会長の黒澤ダイヤさん。
昔はこの辺りの綱元で、今でも名家らしい。
「それに先生まで巻き込んで」
「いやぁ、あははは〜」
「部員は何人いるんですの?」
「いまのとこ、1人です」
「そんな状態でよくもまぁ。部の設立には最低5人の部員と、顧問が必要。これでは検討の余地すらありませんわ」
「じゃあ5人と顧問の人連れてきたらまた持ってきます」
「何度来ても承認はいたしませんわ」
「な、何でですか!」
「私が生徒会長である限り、スクールアイドルは認めないからですわ!」
なんか千歌ちゃん、吹っ飛ばされる勢いでびっくりしてる。てか幾ら何でも横暴だろいくら黒澤さんが美人だからってそれはない。
なので少しだけ、すこーしだけ口を挟む事にした。
「あのー黒澤さん?」
「なんですの先生」
「幾ら何でも認めないというのは横暴だろ。少なくとも1生徒としての活動を承認する権利はあれど、それは私情を挟むものではないんじゃないかな?そもそも生徒会長は生徒の代表であり、王様でも皇帝でもないんだ。だから君のは言い方は悪いけど、職権乱用では無いのかな?」
「そ、そうですよ!しょっけんらんよーですよ!」
「うぐ!……た、確かに先生の言う事にも一理ありますわね。ですがダメなものはダ・メ・ですわ!」
その後千歌ちゃんと影から見守っていた渡辺さんと俺と3人で教室まで荷物を取りに来た。
あ、2人のね
「まぁ、なんだ。なんとかなるさ!」
「先生は良いよねえ気楽で」
「ちょ!渡辺さん何その嫌味全開の反応!冗談でも俺傷つくよ!?」
「まあまあ曜ちゃん。和人さんは悪く無いよ、むしろ和人さんにまで迷惑かけちゃった。ごめんなさい」
「む〜…………」
俺は考えた末に、千歌ちゃんの持つ部活設立申請書をちょっと強引に受け取ると、顧問の欄に自分の名前を書き込み、千歌ちゃんに返す。
「ほら」
「え?和人さんいいの!顧問になってくれるんですか!?」
「あ、あぁ。ま、恩とか色々あるし何より、夢とかそう言うの諦めて欲しく無いんだよ。教え子なら特にな」
「ありがとう先生。でも千歌ちゃんまだ後4人集めないと」
「そうなんだよねぇ〜」
それは頑張ってくれ。先生が生徒に声かけるのは、特に芸能系(スクールアイドルがそうなのか不明だが)の話をするのはダメな気がする。
どうしようかと悩みながら2人は先に帰っていった。
俺も残りの仕事片付けて帰りますか。
生徒会長に呼ばれたせいで余計な仕事が増えたのは、自己責任なので文句は言わない。言わないゾォ!
あと
俺が十千万旅館に帰ったあとに、なぜか少し髪とか服が濡れた千歌ちゃんが遅れて帰って来たのは、頭の中がパンクしかけた。
主人公は心の中なら、千歌ちゃんとか曜ちゃんとか、ダイヤさんのこと可愛いとか言えますが、言葉にはしませんシャイなので。