ラブライブ!サンシャイン!!〜新人教師が行くスクールアイドルの道〜 作:サカズキ
ごめんなさい
翌日の朝。俺は何があったのか知らんが、嬉々として語ってくる千歌ちゃんから、桜内さんが曲作りに協力してくれることになったのを知った。
けど、スクールアイドル部はやらないらしい。なんじゃそりゃ。よくある千歌ちゃん曲提供ってやつか?
で、その放課後。学園でも色々と考えていたが、結局浮かばず十千万旅館で考えることにしたらしい3人だが。
「なぜに俺の部屋。てか、3人は狭い」
そう。曲作りを俺の部屋でやり出した。
なにこれ?美少女3人が俺の部屋にいるとか、ハーレム状態じゃん!夢なの?モテ期なの?明日俺死ぬの!?
そんな俺の心中はつゆ知らず、3人は作業に取り掛かる。
「先生は顧問なんですから、部員の活動を見守るのは当然です」
桜内さんが正論を言う。
「いや、それなら高海さんの部屋でも……」
「先生は、居候なのにその家主のうら若き娘の部屋に入りたいと。ふ〜ん」
「ちょ!おま!そんなことはいってない!」
渡辺さんがふざけたように言うが、そんなこと言われたら俺は反論できないんですけど。
てか、男の部屋にいるのはオーケーなの?そこら辺は気にしないの?
ん?俺が部屋を出て行けばいいって?ダメに決まってるだろ!色々マズイんですよ!ナニとは言いませんが、ヤバいんです!
「まぁまぁ曜ちゃん。突然先生もごめんなさい」
「あ、いや。大丈夫です」
千歌ちゃんええ子や。時々暴走するけどね。
で、まずは歌詞がないと桜内さんが、曲を作れないと言うので、歌詞を考えることにしたんだが。ただいま絶賛迷走中。
千歌ちゃんが、歌詞を考えると言うのだが、その目標が俺でも知っているあの「μ's」の曲だ。
一つ思う。無理だな。
「無理じゃ無いもん!スノハレみたいなの書くの!」
「これ、恋愛をテーマにしてるけど。書けるのか?」
「どうなの千歌ちゃん。と言うか、千歌ちゃんて好きな人とか、気になる人いるの?」
俺の問いかけに、渡辺さんがさらに付け加えて千歌ちゃんに聞いた。
いわゆる恋バナというやつだが、男の俺は聞いていいのかこれ?
「ふぇ!?い、いないよそんな人」
ん?千歌ちゃんが一瞬こっち見たようだが気のせいか?
「うーん、じゃあちょっと厳しいんじゃ……」
桜内さんが
「そ、そうだ先生は?先生は恋人とかは?」
「千歌ちゃん。男の人の先生に聞いても、あんまり意味ないような」
渡辺さんがそう言うが、千歌ちゃんは軽いノリで聞いてるんだろ。俺は別に答えても問題ないし。
「あくまで参考だよ。参考」
「俺は恋人とかいたこと無いな。昔好きな人ならいたけど」
「へ〜。そうなんだ。どんな人?」
「ん?どんなって普通だよ。普通。強いて言うなら、千歌ちゃんみたいな子?」
「「お?」」
ん?渡辺さんと桜内さんがなんか、軽く引いてるけど、なんで!?
「わ、私みたいなって。私普通も普通だよ!?」
千歌ちゃんが、顔を少し赤くして反論してきた。
いや、そう言うところが似てるんだよな。
「やっぱり参考にならなかったね」
渡辺さんや。その言い方だと俺が失敗したみたいに聞こえるからやめて。俺は聞かれたこと答えただけだし。
そんな事もあったが結局迷走のまま、歌詞作りは続いた。
「う〜ん。てか、なんで高海さんはそんなにスクールアイドルに憧れてるんだ?」
俺は会話の流れでそんなことを言った。ずっと疑問に思ってた。俺みたいな新任教師を顧問にしてまで。
「えっとね。初めてスクールアイドルを知った時にね。私と同じぐらいの年の人たちが、ステージに立って、可愛い衣装を着て、歌って踊って、そんなキラキラした存在に憧れてて、私も頑張ったらできるんじゃ無いかって思ったの」
「なるほどな。それぐらい好きなのか」
「うん!大好き!」
おぉ!大好きと来たか。こんなに思われるってのもすごいなスクールアイドルって。
ん?まてよ。
「ならさ、高海さんのその「スクールアイドルが大好き」って気持ちを歌詞にしたら?誰かを好きって気持ちも大事だけど、何かを好きって気持ちも同じくらい大事じゃ無いかな?」
3人がポカーンとしてる。え?俺変なこと言った?少しクサかった?
「「「それだよ!」」」
わぉ!3人一緒に同意されたよ。びっくりした。
「書ける!書けるよ!それならいくらでも書ける!」
千歌ちゃんの歌詞を書く手が、今までに無いくらい動いている
おぉ!早い早い!もう半分くらい書いてるよ!
「できたぁー!」
「やったね千歌ちゃん」
「うん!」
3人が手を取り合って喜んでる。
Hand In Handてか?
てかまたか。また俺は蚊帳の外なのね。まぁ仕方ないけどね?俺男だし。気軽に女子学生の手なんて握れないよ。
その後も少しの間、3人はスクールアイドルについて話していた。
俺?お茶すすりながら傍観してるよ?
あぁ悲しいな。男の俺では女の子の話に入っていけない。
「私その曲みたいなの作りたいんだ」
千歌ちゃんが桜内さんに見せているのは、μ'sの曲。
「その曲を聴いてね、私はスクールアイドルやりたいって、μ'sみたいになりたいって思ったの。頑張って、努力して、力を合わせて、奇跡を起こしていく。私でもできるんじゃ無いかって。今の私から買われるんじゃ無いかって、そう思ったの」
千歌ちゃんがそこまでの情熱を、スクールアイドルに持っていたとは。
ごめん千歌ちゃん。俺はさっきまで心の片隅に、ミーハー千歌ちゃんとか思ってた俺を殴りたい。
とりあえず、歌詞の完済した今日は解散になり、渡辺さんと桜内さんは帰って行った。
送ろうか、と聞いたら渡辺さんが
「男の人は、みな狼と聞いたことがありますので大丈夫です」
とか笑顔で言われた。ねぇ?酷く無い!?冗談なのは顔見たらわかるからいいけど、やっぱり辛いよ!
と言うか、渡辺さんが俺にどんな印象を持ってるのか今度じっくり聴きたい。
「まぁいいや、寝るか」
風呂に入って、寝るために俺は布団に入る。眠りかけた頃、窓の外からピアノの音が聞こえて来た。それに、この曲。さっき聞いたような気が。ユメノトビラ?いや、まさかな……
俺はピアノの音を聞きながら眠った。
次の日起きたらきっと、いつもより気持ちよく起きれたような気がするだろうと、俺は思っていた。
だが、そんなに世の中甘く無いことをまた知ることになる。
おめでとう、スクールアイドル部
歌詞が完成しました!
ちなみに私はμ'sの曲で好きなのは、ノーブラ・僕たちはひとつの光・僕きせ
aqoursなら、青空JH・夢かた・未来チケット・strawberry trapperですね
追加。生徒会長こと、黒澤ダイヤさんにあの名言と言うか、口癖「ぶっぶーですわ」を言わせ忘れたorz