ラブライブ!サンシャイン!!〜新人教師が行くスクールアイドルの道〜 作:サカズキ
ついにシャイニー☆な理事長登場
朝早くから俺を含めて、千歌ちゃんと渡辺さん、桜内さんが浜辺に来ている。
え?何してるのかって?ダンスの練習だよ。
うんそれはいい。朝練と言うやつだ。部活らしくていいと思う。まぁ、いつの間にか桜内さんも、スクールアイドル部に入ることになっているが、それは俺からしたらたいした問題ではないのだが、問題は
眠い
眠い
眠い
途轍もなく眠い。早朝に千歌ちゃんに起こされて連れて来られたのだが、俺いる意味ある?いや、顧問だが自主練に顧問が立ち会うなんて。
いやまぁ、歌詞ができて、曲も桜内が作ってくれると言い、あと足りないのはダンスと衣装だけ。その練習をすると張り切っているのはわかる。わかるのだが。
やるなら、学校でもいいだろうとさっき言ったら
「学校でもします。でも、なるべく早くステージに立ちたいので、練習の時間はたくさん欲しいです」
と言っていた。
やれやれ。顧問なんて引き受けるのではなかったかな、と思っていた。
「ほら、みんなここの動きが甘い。あとここも」
今は一旦動きを止めて、スマホで録画していたダンスを見直している。
フォームのチェックは渡辺さんがしている。
曰く、水泳の高飛び込みをしているからフォームチェックは得意らしい。
ごめん渡辺さん。俺にはその理屈はわからん。ダンスと高飛び込みのフォームに関連はないと素人としては思うのである。
その時、あまり聞きなれない音がして、上を向いた。
「ヘリ?」
それはヘリコプターだった。別名回転翼機。
「あれは小原家のヘリだね。新しい理事長もそこの人らしいよ」
そう言えば、まだ俺も理事長には会ってないな。
「な、なんか近づいてない?」
いやそんなアホな。
「って!マジできたぁ!」
俺たちは逃げようとするが、頭上を通過したヘリは目の前で、低空ホバリングして止まった。てか、低空ホバリングって、操縦がめちゃくちゃ上手い人でないと危ないのでは!?
とか思っていると、ヘリのドアが開いて中から人が顔を出した。
前頭部を髪を編み込み、左側の髪を輪っかのようにして留めた、セミロングの女の子。星の浦女学院の制服を着ていて、リボンの色は緑。3年生か。
「チャオー!」
なんか言ってるけど、ヘリの騒音で聞こえないし、ダウンウォッシュによって飛ばされる砂が目に入って傍迷惑だ!
すみませんが帰ってください!
その後、現在は星の浦女学院の理事長室にてヘリ少女を改め、小原鞠莉さんの前に、俺たちは立っていた。
「え?……新理事?」
マジですか!?この子が?でも制服着てるけど?
「イエス!でもあまり気にせず、気軽にマリーって呼んで欲しいの」
いや気にしますよ!理事長ですよ!この学園の長ですよ!?気にするなと言う方が無理です!
「この学園の生徒兼理事長。つまりはカレー牛丼みたいなものね」
カレー……牛丼だと?
「例えがわかりません」
「え〜わからないの?」
あぁ新理事長よすまないが、俺は桜内さんに賛成だ。
某有名牛丼チェーン店のメニューに例えられてもわからん。
「わからないに決まってます!」
黒澤さんが声を荒げるように言う。
ん?いつから黒澤さんがいないと錯覚していた?
いや嘘です。ごめんなさい。だってさっきから黒澤さん、ずっとイライラしてるようで怖かったんです。
「久しぶり〜ダイヤ。胸は相変わらずねぇ」
とか言って、小原さんは黒澤さんの胸をわしわしする。
おぉ……眼福眼福。
ではなく、なぜか今の小原さんに、スピリチュアリズムを感じたのは俺だけだろうか?
「や、やめてくださいまし!せ、先生もいらっしゃるのですから」
怒る黒澤さんから、踊るように離れる小原さん。
完全に遊んでる。
「と、とにかく!学生が理事長なんてありえませんわ!」
「それがそうでもないのよねぇ。小原家のこの学園への寄付は相当な額なの」
と見せてきたのは、小原さんを星の浦女学院の理事長に任命すると、承認印まで押された書類だった。
それを見た全員が唖然とした。
「実はこの学園にスクールアイドルが誕生したと聞いてね、ダイヤに邪魔されないように応援しに来てあげたの」
「本当ですか!!」
「イエス!」
千歌ちゃんは喜んでいるが、俺はこの人には何か企みがあるのだろうと思っている。
俺の考えすぎならいいけどね。
「デビューライブはアキバドームを用意したわ」
「き……奇跡だよ!」
マジですか!?言ってはなんだが、片田舎の活動を開始して間もないスクールアイドルのデビューライブが、アキバドーム!?
「イッツジョーク!」
でしょうな!あぁそうだろうとも!初めからわかってたよ!でも少しでも期待した俺の純情を返せ!
他のみんなも呆れてるよ!
そんなことを気にせずに小原さんは話を進める。
「実際には……」
と、理事長室をでて小原さんに連れてこられた先は
「ここで!?」
そこは星の浦女学院の、体育館であった。
「ここを満員にできたら、部としての発足を認めるわ」
え?いや無理ゲーですよこれは
「でも満員にできなかった時は?」
「その時は解散してもらいます」
桜内さんの質問に、さらっととんでも無いことを答える小原さん。
「やるしかないよ!」
返事を聞くと小原さんは去っていったが、意気込む千歌ちゃんを傍目に俺は、いや無理じゃね?と思っていたなぜなら
「ちょっと待って!この学園の生徒って何人!?」
「えーっと……」
桜内さんの質問に渡辺さんが答えようとするまえに俺が現実を言う。
「全校生徒プラス職員全員来ても、満員にらならないぞ」
「「「えっーーーーーー!?」」」
俺の言葉に3人同時に反応して叫ぶ。その声が体育館に響き、うるさいので耳を塞いだ。
全く理事長は無茶を言うなおい。応援とか言っといて、本当はスクールアイドル部を潰しにきたのでは無いかと思ってしまう。
でも、もしかしたら。そんな無茶な条件でも、千歌ちゃん達ならなんとかできるのでは、奇跡を起こせるのでは無いかと、無理難題な条件でも、なんとかしようと即座に相談している彼女達を見ると俺は思えてきてしまう。
(もしかしたら俺は、なんだかんだと言っても、彼女達が輝く姿を見て見たいのかもな)
なんて柄でも無いことを思っている。
なら、俺も頑張ってやれることをやるかと、そう決意するのだった。
ライブするのはこの次ぐらいですね多分。
さらには主人公の意外な特技が次回明らかに!?
まだまだアニメとほぼ同じですが、何かしら感想等々頂けると幸いです。
では、また