東方艦戦録   作:ミルヒ00000

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処女作です、他の作品と被っているかもしれませんが、宜しくお願いします


第1話 空飛ぶ鉄くず

幻想郷

 

紅魔館 上空

 

 

スキマと呼ばれる不思議な穴から、巨大なジュラルミンの塊が勢いよく飛び出した

 

「!?どこだ………二番機も見当たらん、洋館……イギリスか?いや、同盟国の可能性も高い、ここは周囲を警戒しよう。」

 

その正体は零式艦上戦闘機、"ゼロ戦"

日本海軍が採用していた艦上戦闘機で、大戦中期から終戦までの海軍を支えた、傑作戦闘機だ

 

幻想郷に放り込まれた機体は五二型で、零戦の完成形と言える機体である、二一型で問題であった20ミリ機関砲弾の弾道や装弾数が改善されている

 

 

「んむ?目の前に光弾……曳光弾か!」

 

 

「この色……アメ公か!死ね!」

ダダダダダッ

 

軽く機体をヨーイングさせて回避、まず七粍七弾を光弾の射出元に撃ち込んだ

すると光弾がより激しくなり、敵も追尾してくるが、零戦は上昇、失速反転を利用し、正面に20ミリを叩き込んだ

 

 

「ハッ!米軍とは言えど帝国海軍の敵ではない!」

 

零戦は旋回、後方より接近しつつある、別の機体を狙う

 

「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね!よくも、よくも、よくも、よくも本土を爆撃してくれたな……!母さんと兄弟が死んだ!父さんが死んだ!死ね死ね!死ね!」

 

どんどん米軍機を破壊していき、弾が切れた

 

「死ねッ!」

 

最終的に機体をぶつけて撃墜した

 

 

「くそっ!補助翼と翼端が破損した……ッ!そこの草地に不時着する!」

 

脚を出し、フラップを展開、エンジン出力を落とし、速度を落とし、地面に機体を近づけ、着地、しばらく滑走し、山に突っ込む一歩手前で停止した

 

 

「くそっ!零戦が………消えた!?どこだ!」

そういうと修理された零戦が目の前に現れた。

 

「まさか……いや、しかし……戻れ!」

というと零戦が消えた………いや、プラモデルサイズにまで小さくなった。

 

 

 

そこに一本の光線が飛んでくる

 

 

「誰だ!」

すぐさま拳銃を構える、この拳銃はドイツより輸入された傑作軍用拳銃、ルガーP08だ

 

続いて光弾が飛んでくる

 

「くそが!やめろ!俺に交戦の意思はない!撃つな!これ以上撃つと20ミリの機関砲がてめぇをブチ抜くぞ!」

 

零戦を元の大きさに戻し、発動機を回し、いつでも機体を離陸できる状態にする

 

 

「そもそも俺が何をしたってんだ!こちとらよくわからんところに急に連れてこられて困ってるんだ。」

 

そう言われて出てきたのは3人ほどの男の白狼天狗であった

 

「なんだ、貴様ら、変わった格好をしてるな。」

 

 

 

「貴様こそなんだ!急に我々の山に侵入してきて、しかもよくわからんものに乗っている!」

 

「あぁ?これは俺の愛機だ!零戦だ!俺は第二〇一海軍航空隊所属の星見 直司(ほしみ なおし)だ!」

 

「よくわからんやつだ!今なら許す、すぐさま帰れ!」

 

「わが祖国は既に燃え尽きている!大日本帝国は負けたのだ!」

 

 

「ちょいと待ちな!」

 

 

「んむ?誰だ!我が機体を狙っているのか!こいつはやらんぞ!俺はこいつとともに朽ちるのだ!」

 

 

「いや、機体?を狙っているわけではないよ、それにここは日本の一部さ、君は……結界の外側から来た人間さ。君たちからしたら私たちが異世界人だろうけどね。」

 

 

「異世界?だが、俺の愛機が小さくなった、いや、俺が小さくできるようになったってことは異世界?でも辻褄があうな。」

 

 

「だが、てめぇらは怪しすぎる!喰らえ!」

 

パァンという破裂音の後、鋼鉄で覆われた鉛の塊が白狼天狗に飛んでいく

 

「ッ!早い!ぐっ…くそっ!」

腕に着弾、腕から鮮血が漏れ出す

 

「お前らは確かに日本語を喋っている。しかしだ、日本人は白髪ではない。」

 

続いて2匹目、胴体に着弾、死んではいないが、気絶、3匹目はなんとか盾で防ぐも、盾を貫通、盾で弾道が変わったパラベラム弾は足に弾着した。

 

「てめぇは誰だ?返答によっては、撃つ。」

 

そういうと急に青色の髪が特徴的な女性が現れた

 

 

「私はにとり、河城にとり、河童さ。」

 

 

「狼男の次は河童か、ただ、お前は良さそうだな、日本国を知っている、俺が死んだ後の日本を、違うか?」

 

「いや、違わないね、私たち河童は機械が好きでね、その際に外……日本の情報を多少手に入るのさ。ところでその……何かを飛ばしていたもの、それが気になるね。」

 

 

 

「これか?これは拳銃といってな、といってもこれはドイツのものだが、日本の拳銃はダメだね、威力が低い。」

 

といってもマガジンを抜き、銃の内部に残っていた弾薬を空に向かって撃った

 

「ッ……ドイツ……たしか技術大国だったね、もちろん、今も変わらないらしいけど。」

 

「弾薬が3発しか残っていないがな、俺はもう1つ持ってるんでお前にやろう、俺はしばらく飛ぶ。」

 

「!そうかい、ありがたいね。」

 

「使い方は紙に書いておいた、人に向けるなよ?」

 

「もちろんさ、人間は盟友だからね。」

 

 

「そうか、ルガーを大切にしてくれよ、整備方法もソレに書いてあるからな。」

 

 

「じゃあ、俺は行くぜ、燃料もまだあるし、じゃあな。」

 

零戦に乗り組み、栄発動機の出力を上げ、滑走、離陸した

 

「そうか、国はまだ残っているのだな、それは………よかった、よかった……」

 




途中のアメリカ機はもちろん、飛行機ではありません、モブ妖精です
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