廃棄物の私へ   作:お米精米委員会

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筆がのってもこれしか書けない…すまない
グリムガルの方はもう少しお待ち下さい(´・ω・`)
友人は3万ガチャってジャックが出たらしい
アビゲイル?狙いだったとのこと、解せぬ



価値の無い私達へ

彼らがあの特異点から戻ってきた時にまず私達が行ったのはカルデア最後のマスターである藤丸立香、特異点にレイシフトし覚醒したデミ・サーヴァントであるマシュ・キリエライトの二人を医務室に運ぶこと

 

そして同時に帰って来たフィーアとヌルのホムンクルス(デミ・サーヴァント)二人は危険人物としてそのまま無菌室に連れて行くことになった

 

この指示をしたのは誰か?

現在のカルデアは裏切り者であるレフ教授によって主だった職員の殆どを喪失し、施設全体の稼働率は言うまでもなく低い状態だ

その状態で誰が指示したのか?

 

ロマニ・アーキマンはこの様な指示を出すどころかむしろ逆、すぐさま医療室へ二人を送るだろう

レオナルド・ダ・ヴィンチはアーキマンと同意見だろう

だがこの二人は一人の人物が現場に向かうと言い、この場には居なかった

 

…向かったのは私だ

私は二人が(フィーアとヌル)万が一にカルデアで暴れるという最悪の結果を防ぐため…というのは建前だ

 

二人はカルデア職員を怨んでいるのではないか?

 

この気に乗じて暴れまわるのではないか

 

殺されるんじゃないか

 

その思い込みとも言えないが、補充要員が主な彼らからすればそれはとても見てみぬ振りは出来なかった

 

偶々今まで暴れなかっただけで、近づいたら殺されるのでは?彼女らが作られた要因となった英霊降臨実験(人体実験)の当時の職員の殆どは死に、このカルデアに居るのも私を含めて二、三人程だ

彼女たちに二人に復讐心があれば話は別だが、少なくてもここ最近はそのような兆候は見られなかった

心配ないと皆に言ったところで、彼らの不安は消えないだろう

突然起きた爆発による職員、設備の損失

少ない職員で事態を解決しなければならない責任感

そして、世界は焼却されたとして、消えた友人家族恋人…ストレスと不安が和らぐ事はない

そこにもしかしたら自分を殺したいほど憎んでいる人物が近くに居る…考えすぎたと頭で理解しても心ではそうと言えない…

職員が倒れる又は暴れる前になんとかしなければならなかった

 

ホムンクルスの二人は(フィーアとヌル)特に文句も言わず私の後ろについてきている

あの場で二人のみに移動させるのは無理と判断し、アーキマン代理を通信で呼び、私は二人を無菌室まで連れていくことにした

二人とも傷だらけで通路を歩く度に通路の床を血で汚していく

暫くして、無菌室に二人別々に入るよう促し、入ったと同時にドアをロックした

 

私はその足で医務室に向かった

勿論彼女らの治療に必要な備品を取りに行くためだ

 

そこまでしてふと家族の事を思い出す

 

ここに来てから妻子に会ってない

今どうしてるのか、元気にしてるのか、痛みで苦しんだのか、眠るように消えたのか

あらゆる言葉と感情が私の体を駆け巡り

 

私はそれらを床にぶちまけた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

個々に連れてこられて数日の後に私はまたよく知らない人に連れられ、よく知らない男性(藤丸立香)を死んでも守るよう厳命された

私自身は話半分程適当に聞いていたので、余り詳しくは思い出せないが、つまり私は知らない人を全力で守らなければならないということだ

あの不思議な鎧が消えてからは気分も大分落ち着き、ある程度考えることが出来るようになった

 

飛び込んで消えた私という存在(■■■■■)は知らないうちにこの体(フィーア)になっていた

そして何もしなくても時間は進み、あの炎に呑まれ、ここに居る

鎧がある状態だと理性が飛び、単純な事しか解らなくなるが、私にとってはどうでも良いことだ

 

鎧を纏ったからなのか、知らない人の夢を見る

 

その殆どは靄で隠れてたり、黒く塗りつぶされていたりで全体がハッキリとは見えないが、唯一認識できるものがある

 

その人物が握っている血塗られた剣、そして悲惨な顔

 

その光景をずっと見せられて、ある程度すると目が覚める

特に体の不調などはないので気にしてない

 

前から知っていたが会ったのが数回しかないが

私には形式上姉妹がいるらしい

らしいと言っても私自身鏡何て見ないし興味もないので似てるのかどうなのかすら解らない

何度か顔を会わせたことはあるが、一言も話さず終わるのが大体何時もの事である

 

「次の特異点が見つかった」

 

知らない人はそう言うと私はまた知らない場所に連れてかれてあれよあれよと百年戦争で有名な時代のフランスにとんだ…いや飛ばされた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

油断した、そう言うのは凄く簡単だ

 

特異点からの帰還、そして一息つくと次の特異点が既に見つかってる状態にあった

 

Dr.ロマンは流石に数日は休むべきと休息日を設けた

皆賛同していたが一人だけ…名前は解らないが健康管理担当の人だけ難しそうな顔をしていた

 

そしてそれは後々に解ることになるけど、今はそっちじゃない

 

特異点である中世フランスにマシュと一緒に来てから知ったことだが、この特異点はかなり不味いところまで来ていた

 

フランス全土に復讐の魔女より放たれたワイバーンが現れ既に幾つかの町や村は全滅

唯一ジル・ド・レというフランスの将軍が兵士や国民を集めているらしい

最も、この話を聞いて数日後には聞いてた場所には既にジル・ド・レという人物どころか人一人居なかった

 

後に残ってたのは夥しい量の血で汚れた大地と、何かの廃材だけだった

 

その後、フィーアとヌルの二人もレイシフトで此方と合流し、各地で生き残った人を助けながらこの特異点に喚ばれているであろう英霊(サーヴァント)を探して回っていた

 

 

そしてこの時代の救国の聖女として名高いルーラー、ジャンヌ・ダルク、竜殺しの英雄であるセイバー、ジーク・フリート、ドラゴン退治でも有名なライダー、ゲオルギウスを新たに仲間に加え、更に召喚で応じてくれたアサシンの佐々木小次郎と共に敵の本拠地であるオルレアンに向かった

道中、フランスの兵士に出会いジル・ド・レ将軍がオルレアンで決戦を仕掛けると聞いてオルレアンに急ぎ向かってる矢先に、地元の子供に会った

話によると、オルレアンの城に内部から入れる隠し通路があると言っていた

考えれば罠の可能性の方が大きかったが、それを確かめられるほど時間に余裕の無かった自分は、少し考える素振りをして道案内をお願いした

 

 

罠だと完全に気づいたのは復讐の魔女ジャンヌ・ダルクが居るとされる玉座の間の扉を開け復讐の魔女に話しかけようとした時だった

ここに来るまでカルデアからの通信が一切取れず、半ば孤立していたが、時間が惜しく立ち止まらずに此処まで来た

何事もなく城の中に入れて玉座の間の扉を開けて中に入ったときだろう

此処まで道案内してくれた子が突如としてその体型が変化したからだろう

 

まず子供の口や目、耳やお腹から夥しい数の触手が藤丸に襲いかかった

その全ては咄嗟に間に入ったマシュのお陰で何ともなかったが、問題はそれに注目しすぎて回りが見えてなかった事だった

 

回りには狂化されたサーヴァントであるセイバー、アーチャー、ランサー、ライダー、アサシン、バーサーカー

、そして海魔の軍団に囲まれてしまった

 

そこからは終始圧倒された

彼方ははマスターであるジャンヌ・ダルク自体が高い戦闘能力を持ち、他のサーヴァント達も狂化されたからだろうか此方のサーヴァントが押され気味だ

 

更に無尽蔵に湧いて出てくる海魔の攻撃も厄介だ

これらはバーサークサーヴァントに自らの体事切り裂かれても問題無いとばかしにその身で此方のサーヴァントに負担をが掛かる

 

そうして居る内にジャンヌ・ダルクオルタから目を離した時、藤丸立香の命運は終わったはずだった

 

「先輩!危ない!!」

 

何度目になるか解らない程マシュは藤丸をその盾で守っていた

小次郎は一刀一刀確実に敵バーサークサーヴァントの数を減らそうとジャンヌ・ダルク、ゲオルギウス、ヌルの四人で戦い、ジーク・フリートは周りの海魔をその剣で

蹴散らしていた

 

フィーアとマシュは藤丸の近くで藤丸を守っていた

 

バーサークサーヴァントが抉じ開けた穴からジャンヌ・ダルクオルタが飛び出してきたのは予想外であった

 

マシュが咄嗟に間に入ろうとするが、海魔がそれを阻む

フィーアはジャンヌ・ダルクオルタの前に出て、藤丸を守るために拾ってきた剣で止めようとする

 

ジャンヌ・ダルクオルタの攻撃を反応が遅れながらも対処し、拮抗していたがそれは時間で言えば一瞬のことだった

フィーアが振るっていた剣が砕け散る

彼女は力をとある英霊から貸して貰っている立場上、そのスキル、能力は他のサーヴァントを下回る

剣から一瞬手が離れた瞬間をジャンヌ・ダルクオルタの後ろに居たジル・ド・レに海魔を使い砕かれ、ジル・ド・レは叫ぶ

 

「おぉ今ですジャンヌ!今こそ貴方の力でその邪魔なハエを叩き落とし、貴方の復讐を!悲劇を終わりにするのです!」

 

マシュが咄嗟に助けに入ろうともがくが、藤丸の周りの海魔が機敏に動き回り、マシュの行動を妨害する

ジャンヌ・ダルクオルタは剣をフィーアに向けて突き刺す

技術よりもその圧倒的な性能で繰り出された一撃は、洗礼された攻撃とは違う荒々しいがそれ故にフィーア(半端者)には避けづらい

 

避ければ藤丸まで誰も障害になり得ないと解っているからこその一撃

フィーアは左腕を突き出し防ごうとする

剣はフィーアの左手の平から吸い込まれるように腕を串刺しにする

フィーアが痛覚を感じるより前に、更に剣から炎が溢れ出す

左腕の筋肉、骨や神経を消し炭にするかのような復讐の業火に焼かれながらフィーアはなおも刺されたままの左腕で剣の柄こどジャンヌ・ダルクオルタの手を掴み右腕一本で殴打を繰り出す

二、三発と黙ってやられていたが、反対側に持っていた旗で右脇腹を削られる

それでもなお殴打を繰り返し行おうとするが、ジル・ド・レに操られた海魔により腕などの部分に巻き付き、動きを止められてしまう

 

「少し時間が掛かりましたが、所詮この程度でしたか」

 

ジャンヌ・ダルクオルタはそう言い剣をフィーアの腕から引き抜き、海魔事復讐の業火で焼いた

次はお前だと、藤丸に目を向ける

藤丸立香は今だ現実を受け入れきれてないのか、フィーアが焼かれている場所を口を震わせながら見ていた

良い気味だと、一括し藤丸に近づく

 

そこが彼女の、強いては彼までの運を変えた

 

 

「…――――――aaaAAAAAAAAA!!!」

 

炎の中から突如として…死んだと思い込んでいたフィーアが飛び出してきた

左腕は炭化し、鎧のあちこちから血やこの特異点の前から鼻につく…人の焼ける臭い

それらを撒き散らしながら先程より早い速度でジャンヌ・ダルクオルタに接近していく

ジャンヌ・ダルクオルタは少し驚きはしたが、所詮は死に損ないと判断しゆっくりと迎撃の構えをとる

何処からともなく矢が二本飛んで来る

フィーアの咆哮と同時にヌルは一瞬の隙を作るために矢をフィーアの方に放っていたのだ

一本はジャンヌ・ダルクオルタの顔を狙ったもので、これは簡単に叩き落とされてしまう

二本目はフィーアが右腕で咄嗟に掴み、既にジャンヌ・ダルクオルタの眼前まで迫っていた

防御しようにも矢を叩き落とした体勢からまだ立て直しきれないジャンヌ・ダルクオルタはフィーアの飛び込みを諸に受けて、倒れる

フィーアはジャンヌ・ダルクオルタの左目に右腕に掴んでいた矢を捩じ込む

そのまま頭の霊核を砕けるまで入れると、ジャンヌ・ダルクオルタが痛みのあまり取り落とした旗を掴みジル・ド・レの霊核事貫く

ジル・ド・レが消えるより前に狂化されたサーヴァント達は魔力切れで次々と座に帰っていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「面談は出来ない、あれ(フィーア)の心配をするぐらいならマシュ・キリエライトの元にでも行ってくるんだな」

 

この光景はこれで何度目かと、コーヒーの香りを楽しむ余裕もないとロマニ・アーキマンは今日何度目か解らない嘆息をする

特異点から帰って来た藤丸達は、その中でも重症だったフィーアを除き全員に休息をとるよう言ったのはロマニである

言ったのだが…藤丸立香は心配だと何度もフィーアが療養している医務室にマシュを連れて来るのだが…それを頑なに拒んでいる人物がいる

 

[健康管理兼メンタルケア担当医]

 

彼の仕事はカルデアに居る全職員の健康管理、メンタルケアを担当している医師で、彼自体は魔術処か魔法回路すらもってない…正に一般人って感じの人だ

最もカルデア職員全員が彼の世話になったのはかなり最近の事である

それまではマシュやフィーア、ヌル等の実験動物(試験管ベイビー)が主だった担当だった

しかしその主だった職員の大半が居なくなってからは、彼の権限は彼女達に関して言えば所長と変わらないほどの権限を与えられていた

 

藤丸君が何回レオナルド・ダ・ヴィンチやロマニにお願いしたところで面会を希望したところで何も出来ないのが実際の所である

彼は藤丸君が出ていくと深く息を吐き備え付けの椅子にもたれ掛かる

 

 

「アーキマンさん、フィーアの左腕の件なのですが…地下のあれら()から代用しようと思っているのですが」

 

そう言う彼の顔は誰かを酷く怨むような、それでいてどうしようもなく諦めにも近い目をロマニに向けながら返事を待つ

普通なら人として辞めるよう言うのが正解なのだろう

ダ・ヴィンチに義手を作ってもらうという手もある

だが駄目だ

もう間もなく次の特異点へ向けて準備しなければならない、時間は掛けられない

あれら()であれば成る程彼女の遺伝子に最も近い為付けることも容易いだろう

でも、その選択は…君が苦しむだけだ

寝てないのは皆一緒だ

疲れもある

不安は少しずつではあるがカルデア内を満たそうとしている

それを何とかしなければならない立場になってしまった

もう一人に時間を掛けられる程の余裕はなかった

 

 

「…解った、それしかない…か」

 

「有難うございます、では自分はこれで」

 

彼はそう言うと足早にロマニの元から去っていったこれからの事を考えると頭が痛いなと、すっかり冷えたコーヒーを飲みながらそう感じた




次の年内の投稿は殆ど考えていません
実は私来年から地元を離れ他県に配属になったので、時間とれしだい書いていきますが、今よりもっともっと遅くなる事をお許しください
グリムガルがそろそろ書き上がりそうなのですが、時間が取れるかどうかだと思ってもらえれば幸いです
ではまた(´・ω・`)
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