東方転猫録   作:グイド

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こんにちはグイドです!
幻庵はキャラも人化の姿も、こち亀の両さんみたいなイメージです。

ではどうぞ


第3話 猫、襲われる

転猫3

 

 

 

 

 

 

 

その後、妖怪との戦い方等といった妖怪としての基礎を叩き込んでもらった。

幻庵の指導のおかげで、俺はそこらの自我がない妖怪程度ならば妖力による身体強化で楽にねじ伏せられるようになった。

見ず知らずの妖怪にここまで良くしてくれた幻庵には感謝してもしきれない。俺は最高の師、そして友に巡り会えたのかもしれない。

 

力をつけた俺は一人旅を再開することにした。そのことを伝えると幻庵は寂しそうではあったが、笑顔で、

 

 

「そうか、寂しくなるなぁ。お前さんとはもっと沢山馬鹿やりたかったが、、まぁ引き留めるのは野暮ってもんだな!ま、お互い生きてたらいつか会おうぜ!」

 

 

と言ってくれた。年を重ねているのもあるとは思うが、とても人(狐)柄が良い妖怪だった。

 

 

「見ず知らずの俺に色々と教えてくれたこと、感謝してもしきれません。いつかまた会えたらその時は必ず恩返しします。ほんとうにありがとうございました。」

 

 

 

「いいってことよ!じゃあ気ぃつけてな!」

 

 

「はい、お世話になりました。」

 

 

 

そう言って俺は一人旅を再開した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おっちゃん、お茶と白玉団子三串ね!」

 

 

「あいよ!」

 

 

所変わってここは諏訪の国。今俺は人化してこの国を満喫中なのである。

人々は活気にあふれ、そこらから店の商品を宣伝する声が飛び交っている。

 

 

「お待たせしました!白玉3串とお茶です!」

 

 

「ありがとう」

 

団子屋の娘さんが運んできた団子を食べながら、俺は何気なしに聞いてみた。

 

 

「娘さん、この国の観光地とかある?」

 

 

すると「うーん...」と口に手を当てて考えていた彼女はパッと顔を上げて、「洩矢様の社がとても壮大で美しいですよ!」と教えてくれた。

 

 

ふむ、と考えて

「ありがとう、これ食べたら行ってみるよ」

とお礼を言うと、にっこりと笑って「ええ、是非行ってみてください。とても綺麗ですよ。」と言い店の奥へと入っていった。

 

 

せっかくこの国に来たのだから観光地に行かない手はない。俺は団子を食べ終え勘定を緋毛氈の縁台に置くと、社のほうへゆったりと歩いていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鳥居へと着いた俺を待ち受けていたのはかなり長い階段だった。丘の上まで延々と続く階段は、俺のやる気を喪失させた。

 

 

__空を飛びたい。

 

俺は1段1段登りながら、そんなことを考えていた。幻庵ハイスクールで俺が唯一出来なかったことだ。

 

幻庵は妖力で空を飛ぶことが出来たみたいで飛び方を教えてくれたのだが、俺は一切飛ぶことが出来なかった。「儂は飛べるが、化け猫ってーのは空を飛べねぇみてぇだなぁ、」と幻庵は笑っていた。なんたる理不尽。

 

 

 

俺がやっとの思いで登りきるとそこには美しい作りの社が建っていた。なるほど、あの娘が絶賛していたのもわかる。とても壮大であり、威厳を感じさせる。さぞかし高貴な神様なんだろうなと俺は感嘆していた。

 

 

...せっかくだし参拝していこうかな、そーいえば神社での礼儀作法ってあったよな。たしか二礼二拍手一礼だっけか、たしかそれで真ん中の道は通っちゃダメで__

 

 

「そこの妖怪、この国に何をしに来た。」

 

「えっ?」

 

 

 

人間だった頃の知識を思い出していると不意に声をかけられた。それは冷徹で、尋常じゃない威圧感があった。

何事かと声のした方を見ると、青紫と白の巫女服のようなものを着た金髪の女の子がいた。目がついた帽子を被っている。

 

「あ、あなたは?」

 

 

「私はこの国に祀られている祟神の洩矢諏訪子だ。妖怪、私の社まで来るとはいい度胸だな。さあ答えろ何をしに来た。」

 

 

「私は旅をしているしがない化け猫ですが、偶然この国に立ち寄ったものでせっかくだから神様に御挨拶をと思いまして...」

 

本当は暇だったので観光しに来たのだが、妖怪が神社に観光しに来ました等と言ったら「舐めているのか!」などとお怒りを買いそうなのでそれっぽい口上を述べる。

 

 

「.....ふーん、ならいいや」

 

すると諏訪子は急に興味を無くしたように口調も柔らかく歳相応のものになった。

「ありがとうございます。では失礼いたします。」と俺が帰ろうとすると

 

 

「待って、ちょっと私と闘ってくれない?」と言ってきた。

 

 

唐突過ぎて状況があまり飲み込めないが、まず第一に妖怪が神に適うはずがないわけであって、練習相手にもなるわけがない。

「も、申し訳ありませんが私では洩矢様の練習相手は務まらないかと...ですのでそれはお断りさせて頂きまs「妖怪が1匹いなくなっても誰も困らないよね?!」ゴオオオ

 

「?!」

神力とおぼしきものを纏いながら、いきなりとんでもなくぶっそうなことを言ってきた。誰だ高貴な神様とか言ったの。

目を見ると瞳孔がこれでもかと開いていた。

 

 

「え、ちょ「うるさい!いいからいくよ!」

 

 

と人の言葉を遮り癇癪を起こした子供のように叫ぶと、諏訪子の足元の地面から金属の輪が5つ程でてきた。

よくみると外側に刃がついており、輪が高速回転して空気を切る音が聞こえてくる。当たったら間違いなく切り刻まれるだろう。

 

 

 

 

これはまずいな..と身構えつつ考えていると諏訪子が腕を挙げた。そして腕を勢いよく下ろした瞬間、5つの刃付きの輪がこちらに飛んできた...

 

 

 

 

 

 




文字数を増やしてみました。でもほかの方達と比べるとちょっと少ないのかな?
もっと貯めて書いた方がいいのか....うん、勉強あるのみです。

ではまた次回
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