お久しぶりです(白目
うん、すまない、またなんだ(´・∀・`)
fgo熱が再燃した上に今回のイベントで新たに星五鯖三体引いたんで育成or育成に忙しいっす(震え声
我がカルデアは資材も資金も火の車なのです(白目
その上アニメも最終回しちゃったし、悲しみしかない。
第十四話 雨と店主と駄目神
雨の所為で見づれぇが、ありゃウィズだ間違いない。
薄々人間じゃねぇとは思ってたが、アホ女神の溢れ出る殺意を見るとアンデットの類らしい、俺の中のアンデットって言やぁスケルトン連中と三人羽織にネクロマンサー、後はニトくらいか? ああも人間らしいアンデットはどっちかってぇと
ま、下手人がウィズなら話は早ぇ事情を聞いてさっさとそれを解決すりゃあ良い、アレが人類抹殺を企む様な奴じゃねぇのは知ってるし、万一今までが仮面だったとしても殺しちまえばいいしな。
その為にも奴が何をしているのか見たかったんだが、アホ女神が『リッチー覚悟ー!!』つって特攻しちまったもんだから台無しになっちまった。
しかも不意打ち気味に飛び掛ったからかウィズの張っていた術式が乱れ、墓地に埋葬されていた死者が全てグール化して棺桶の中から出て来やがった。
それだけなら良かったんだが、どうやらこの辺り一帯の迷える魂とやらが実体化してアホ女神の周りに集まり始めた、俺の周りに浮いてやがった成仏出来てねぇ亡霊どもも俺をガン無視でアホ女神へと向かって行く。
「来たわね、アンデットにゴースト達!! 私が一人残らず浄化してあげるわ!! ターンアンデットッ!!」
「おーおー勇ましいこった」
張り切って浄化魔法を撃ちまくって未練がましい連中を虐殺して居るアホからウィズを拾う為、俺はソウルからロープを引っ張りだしてウィズを搦め捕り、自分の手元に釣り上げる。
「あ、あの、リチャードさん? 私色々状況が飲み込め無いんですが……後、何故私は縛られてるんでしょう? もしかして借金の事ですか? で、でも昨日トイチで借りたばかりですよ!? 昨日の今日で取り立てですか!?」
「よし、明日朝一で潰してやるからその金融を教えろ、間違いなくアウトローな連中だ」
なんつーとっから金借りてんだ此奴、十日で一割だぞ? 此奴身体でも売る気かよ。
と、ウィズの間抜けさにため息が出たが、トイチの話が聞こえてたのか、アホ女神がビクリと一瞬身体を強張らせた。
いい加減奴とも付き合いが長くなって来たのでそれが意味する事が大体分かってしまった俺はウィズをほっぽり出し、ツヴァイ片手にアホ女神に斬り掛った。
「幾ら借りやがったアホ女神ィィイ!!」
「ちょっ!! 私仲間でしょ!? 危ないからやめてよ!!」
奴は動物の生存本能的な直感で俺の斬撃を回避したあと、墓石の陰に隠れながら言い訳を開始した。
「だってだって、もう何処も借りれる場所が無いのよ!? 他の金融からの負債を一本化する為に借りたの!! 仕方がなかったの!!」
「お・ま・え・は!! この俺が!! 態々!! お前の借金を一つ一つ肩代わりしてやってるってのに!! 次から次へと借金作りやがってッ!! テメェも此処の連中と共に死ねッ!! 俺様が直々にブチ殺してやる、神殺しは慣れてるから安心しやがれッ!!」
「全ッ!! 然ッ!! 安心出来ないから!! ちょっ、リチャードさん? 私の前髪ちょっと切れたんですけど!? 全然寸止めじゃないんですけど!? ほ、本気? 本気なの? ちょっ、誰か助けてぇぇぇえ!!」
ちょこまかとした動きで攻撃を器用に避けるアホ女神、クソ腹ただしい事に腐っても神、スカスカな脳味噌してる癖に生存能力だけは一人前だ。
なので更に一つギアを上げ、俺を殺したあの男の得意技である後の先を取る方法にシフトする。
叩きつける様に上段から腕から腰まで一気に巻き込む様に袈裟に斬り降ろし、アホ女神に敢えて避けさせると共に墓石と地面を盛大に抉り取り、俺の一撃の威力を目に見せる。
それによって恐怖を植え付け、大袈裟な回避をさせる様に誘導、体重と遠心力と腕力の全てが入り混じった一撃だ、仮に杖で防ごうとも諸共粉砕出来る。
そして振り抜いた後にツヴァイの柄を蹴り上げ勢いが止まる事を防ぎつつ斬撃の軌道を力尽くで捻じ曲げる、狙いはアホ女神の付けている羽衣、神具だとか言ってたから死にゃあしねぇだろ。
そう思っていたが、どうやら俺は此奴を舐めていたらしい、杖を取り出しその表面を滑らせる様にしながら俺の斬撃に逆らわずに受け流して見せた、涙で顔がエライことになってるが斬撃の受け流しに脚が止まって居たので構わずに蹴り飛ばす。
それなりに力を入れて蹴り飛ばしたんだがな、一丁前に空中で受け身を取りながら器用に墓石を足場に着地を取りやがった。
「蹴った!! この人女神を蹴った!!」
「ハン、そこらの凡人よりゃ遥かに強え癖に一々んな事で騒ぐんじゃねぇよ、これからキッチリ殺して––––」
殺してやる、そう言おうとした矢先背中に衝撃と共に柔らかい感触が当たり、死人特有の冷たい体温を感じる。
「暴力はダメですよリチャードさん!! 相手は女性じゃ無いですか!!」
気分がノッて来た頃合いに簀巻きにしていたウィズが止めに来たのだろう、背後から抱き着かれて出鼻が挫かれた俺は渋々剣を引っ込め、本来の目的を果たす事にした。
アホ女神はウィズがリッチーだと言う事で敵愾心丸出しだったが、ウィズの人柄に絆されたのか俺を止めて貰ったからか襲い掛かる気は無い様だ、命拾いしたな阿婆擦れ。
そしてウィズの話を纏めると、この辺りに最近成仏出来ない魂なんかが集まっていてあまりよろしく無い状態だったそうな、その浄化をして貰おうにもこの街のプリーストは
だから自分でやっていた、とまぁ事の顛末としちゃこんなもんだ、結局アホ女神がこの辺りの浄化を担当する事で話が纏まり、俺たちは解散した。
…………このアホ女神がンな面倒な事を三日坊主で辞めねぇかが気掛かりなんだがな。