「あ、イヅナ~。お風呂出来てるから、先に入ってきてくれ~」
はい?ネアさん、今なんと?
「え...あの、今...なんて...?」
「だから、お風呂。出来てるから。入って」
はいぃぃ!?お風呂!?え!?え!?なんで!!えぇ!?
別に嫌じゃないんだけど、なんか...その...ねぇ?
でも、入らなきゃご飯が...
「わ...分かりました~...」
「それと、イヅナがお風呂入ってるとき、その服借りるぞ?」
「へ?どうして...?」
「同じの作るからさ。大丈夫、すぐに終わるって!」
この巫女服と同じの作るの?お風呂入ってる間に?
さすがにそれは無理だと思うんだけど...まぁ、良いかな。
「分かりました」
さて、そうと決まれば、お風呂へ行きます!
あ、お風呂の場所分からない...
「すいません、お風呂の場所って...?」
「あぁ~...ごめんごめん。案内するから」
そう言われ、私はネアさんに着いていきました。
そしてついた場所。一般家庭にもよくあるお風呂場。
鏡もあります。今回は見ません。
「おぉ...」
「驚くか?」
いや、だって...こっちにもお風呂があるとは思わないし...?
と、感嘆の声を漏らしていると、後ろから声がかかる。
「イヅナお姉ちゃん、お風呂入るの?ミアも入る~!」
「おい、ミア!」
「...ダメ?」
涙目と上目遣いで私を見上げてきます。
これは...!ダメって言いにくい...
「ネアさん、私は大丈夫ですよ?」
「そうか?...なら、ミア。迷惑はかけるなよ?」
「は~い!」
猫耳をピコピコさせながら笑顔で跳ねる。
可愛い。
――――――――――――――――――――
と、衣服を脱ぎ終わり、お風呂場へ入りました。
自分でも耳と尻尾が動いているのが分かります。
髪の毛を洗いたいんだけど、やり方が分からないからミアちゃんに頼みました。
男の時は簡単に済むんだけどね。
「イヅナお姉ちゃん、洗うよ?」
「ふぇ!?あ...う、うん!」
ミアちゃんを直視出来ない。
直視したら色々危ないことになる。
「キレイな髪~!」
「そ...そう...?」
一応、反応しておかないと...
さて、そろそろ終わる頃かな。
「終わった~!」
「あ、ありがとう...」
「じゃあ、次!背中~♪」
至れり尽くせりだなぁ...
こんな妹が欲しい...!
背中を洗い、数分が経った頃...
「背中も終わった~!イヅナお姉ちゃん、入っても大丈夫だよ~」
「ありがと、ミアちゃん」
言われた通りに、浴槽に入る。
尻尾どうすればいいのかな...?まぁ、いいや。
「っ...ふぁ...♪」
おぉ...暖かいぃ...極楽極楽...
はあぁぁ...
「ふあぁ...♪」
「イヅナお姉ちゃん、耳垂れてる~♪」
「ふぇ...?」
頭の上を触ってみると、狐耳が力なく垂れていました。
気持ち良いことには変わりないし...いいや~...
「私も入ろ~」
そう言ってミアちゃんも浴槽に入ってくる。
狭くないから問題ないんだけどねぇ...
「ふぁぁ~...」
ミアちゃんの猫耳も力なく垂れている。
あ、そうだ。ちょっと聞きたいことあるんだった...
「ねぇ、ミアちゃん」
「ん~...?」
「この世界で...私達みたいに耳とか尻尾が生えている人達って...どれくらいいるの?」