喫茶店のバイト内容が、人理修復だった件   作:考えるな。感じるんだ!

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 調子に乗って、投稿しました。
 案の定、FGOのネタバレやゆるゆるな設定です。
 それでも、良いよ!って方は、どうぞ。


第一話「お客様(になる可能性が高い方)がいらっしゃいました」

「先輩!所長!下がって!!」

「マシュ!?」

 

 絶滅が確定した人類を救う為、過去へレイシフトを行って異変を取り除くグランドオーダーを発令した私達、このオルガマリー・アニムスフィアが率いるカルデア一行は、最初から前代未聞の危機に瀕している。

 本来、レイシフト出来ない筈の私は何故か、ファーストオーダーの地である2004年の冬木に気が付いたら居て、骸骨に襲われてピンチになった時にこれまた何故かデミ・サーヴァントになったマシュと、不躾な視線で寒気が止まらない生理的に受け付けない48人目の数合わせのマスター、藤丸リッカに助けられた。

 そして、カルデアから補給を受けて探索を再開した私達は、この地で行われた聖杯戦争で召喚されたと思われる三騎ものサーヴァントと遭遇し、戦闘となったのが現在の状況だ。

 

「中々、粘ルデハナイカ」

「ソノ根気ガ、イツマデ続クカ見モノダナ」

「必死デスネ。クスクス」

 

 ランサー、アサシン、ライダーの猛攻にひたすら、マシュは耐え忍んでいる。即ち、攻撃の意思を放棄し、防御にのみ専念していることで致命傷は避けているが、この現状がいつ綻んでもおかしくない状況である。

 何とかして窮地を脱したいが、生憎と私達ではマシュが力で拮抗していても経験が違い過ぎている。正しく、八方塞がりであろう。

 特に、48番目のマスターなど何処にそんな余裕があるのか、戦闘しているマシュのある部分をニマニマと凝視ばかりしていて、全く役に立たないどころか邪魔である。

 マシュも自分に向けられている視線を感じているのか、時折据わった目で彼を睨んでいる。

 打開策のないまま、焦りばかりが募っていたその時だった。

 

『ア、アー、よし!マイクチェックの時間だオラァ!!』

 

 人がいない筈の街に設置されているスピーカーから、突如謎の放送が掛かった。

 その予想外の事態に思考が停止してしまうが、それは相手方も同じなようで動きが止まってしまっていた。

 

『えー、本日はお日柄も良く。えっ?曇ってるだって?バーロー。えっちゃん、気分だよ』

 

 流れてくるのは男性と思われる声で、更に彼以外の人物がいるような内容に驚愕は深まるばかりである。

 

『それでは、喫茶【アーネンエルベ】主催の〈チキチキ!8時だよ、エネミー全員集合っ!〉作戦を開始します。常連の皆さん、点呼を取りますので各々合図をお願いします』

 

 混乱している私達を他所に、話はどんどん進んでいく。

 

『「 」さん』

 

 ビルが倒壊した。

 

『妖怪首置いてけ』

 

 天まで届く黒炎が吹き上がった。

 

『おっぱいタイツ師匠』

 

 幾本もの紅い槍が撃ち上がった。

 

『クソド外道ヒキニート』

 

 ビルに色とりどりの花が埋め尽くす程咲いた。

 

『エドもん』

 

 虎っぽい咆哮が鳴り響いた。

 

『全員配置に付いた為、作戦開始です。一番多く、エネミーをセミ様が設置した霊脈を利用したトラップまで誘導できた方は、今までのツケをチャラにしますので頑張って下さい。では、ご武運を』

 

 ブツッ、と切れた放送の内容を私は、頭の中で整理する。

 霊脈?今、私達が立っている所だ。

 トラップ?そういえば、バイオハザードのマークの看板があちこちに立っている。

 そして、あの合図というモノは、私達がいる場所を取り囲むように起きていた。

 という事は!

 

「すべては夢と……これが、名残の花よ」「聴くが良い。晩鐘は汝の名を指し示した」「刺し穿ち、突き穿つ!」「星の内海。物見の台。楽園の端から君に聞かせよう。君たちの物語は祝福に満ちていると」「我が往くは恩讐の彼方」

 

 ガチャガチャガチャ!と、四方八方から鳴り出した音と、それを追い立てるように聴こえる有り得ない幾人の声。

 私が認識出来たのは、そこまでだった。これ以上のイレギュラーは、キャパオーバーよ!!

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