下手くそで読みづらいと思いますが、最後まで読んでくださると嬉しいです。
ー第1章ー
「ねぇ、昨日のニュース見た?」
「見た見た!また誘拐事件だって!」
「しかも此処からすぐ近くの場所らしいよ!」
「何それ!怖い!」
ここ数ヶ月前から相次いで起こっている誘拐事件。
最近はクラスもその話題で持ちきりだ。
まぁ、私には関係ないけど。
私みたいな何処にでも居るような平凡な女子校生なんか誘拐してもなんのメリットもないし。
その証拠に誘拐事件はすぐ近場で起きているというのに私の日常にはなんの支障もない。
「どうせ皆もなにか新しい話題が来ればそっちにいって誘拐事件のことなんて、忘れるんだろうなぁ....。」
このときの私は呑気にそんなことを考えていた。
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放課後を告げるチャイムが鳴り響き、家へと帰宅する人達、部活へと急ぐ人達とで、教室からは次々と人が居なくなっていく。
私も教科書などの荷物を鞄に詰め、家へと帰宅しようとする。しかし、帰宅している途中、何度も不自然な視線を感じる。
「なんだか、さっきから誰かにつけられてる気がする。」
そういって後ろを振り向こうとした瞬間、私の口は何者かによって塞がれてしまう。
「むぐっ!」
(なに?誰!?離して!!)
必死に抵抗するも、相手には効いていないようだった。
(誰かっ!助けて!)
助けを呼びたくても、口が塞がれているため、出来ない。
(どうして誰も来ないの!?)
私が普段帰っているときはだいたい、2、3人は通っているのに、今日に限っては誰も来るような気配がない。
必死に抵抗していると、不意に眠気がしてくる。
(まさか、睡眠薬?)
私は眠気に耐えられず、意識を失った。
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ふと目が覚めるとそこには、知らない天井。
起き上がって辺りを見渡すと自分が知っているけしきとは全く違う景色が広がっていた。
一面白色の壁。窓が一つもない部屋。
この部屋にあるものといったら頭上にあるモニターぐらいだ。
「どういうこと?ここ....どこなの?確か、私は帰る途中で......」
まだぼーっとする頭を必死に働かせて、記憶を遡る。
「何者かに襲われて......ってことは、私は誘拐されたの.....?」
そこでタイミングを見計らったかのように、モニターに一人の男が映りこむ。
年は20代くらいの、綺麗な顔立ちをした男性。
そして男性はモニターの向こうで微笑んでいる。
「さて、これで全員目覚めましたね。では、始めましょうか。地獄と快楽のデスゲームを。」
そう男性が告げると、モニターの画面が切り替わり、そこには、6人の男女が映っていた。
「えー、単刀直入に言います。貴女達を誘拐したのは僕です。そして、貴女達は、30日間以内にこの館から脱出しなければ......死にます。」
...........は?死ぬ?何を言っているのこの人は。
けれど、そう思う私に構うことなどなく、男性は話を進めていってしまう。
「でも、始める前にまず自己紹介しないといけませんね。僕はーーー」
そう男性が喋っていると、モニターから「おい」という声が聞こえる。
「なんでしょうか?」
男性は微笑んだまま応える。
「いきなり連れ去られて、誘拐された揚げ句、ここから30日間以内に出なかったら死ぬ?ふっざけんじゃねぇよ!!いいからここから出せよ!!」
「それは出来ません。ここから出たいのならば、ゲームに参加し、クリアしていただかないと。」
「うるせぇっ!いいから出せって言ってんだろ!!」
男性は困ったように「はぁっ」とため息をついた。
「うるさいですねぇ....貴女達は黙って僕が考案した素晴らしいこのデスゲームに参加していればいいんですよ。」
「うるせぇのはてめぇだ!てめぇが作ったくだらねぇゲームなんかに参加できるかよ!!」
男性は微笑み、静かに応える。
「そうですか.....残念です。ならば、死んでください。ゲームに参加しないものには興味はありませんから。」
「はぁ?何訳のわかんねぇこといってんだよ!」
「ご安心ください。すぐに分かります。」
彼がパチンと指をならすと、彼の部屋に黒服の男性の人達が数人入ってくる。
「何すんだっ!離せよ!!」
そして、暴れる彼を縄で縛り上げ、部屋の外へとつれて行く。
「そうですね......皆さんにも逆らったらどうなるか知ってもらうためにも、お見せしましょうか。」
そう男性が告げるとまたモニターにもう1つ、画面が映し出された。
そこには先ほど縛り上げられた彼が映っていた。
「何なんだよ!!降ろせよ!」
彼はロープで天井から吊るされていた。
そして、ガガガという音と共に彼の足元の床が開いてゆく。
そこには勢いよく回っている扇風機のようなものがあった。
「扇風機....?にしては、なんか、刃先が変....」
「扇風機などではありませんよ。棒に鎌の刃の部分をくっつけてあるんです。見た目は扇風機にも見えますが、換気扇みたいな感じにも見えますね。名付けるならば、回転鎌ってところですかね。刃もちゃんと研いでありますよ。」
男性はくっくっと笑いながら、淡々と告げた。
モニターから女性の声が聞こえる。
「まさか.....彼をそこに放り込む気じゃ.....」
「察しが良いですね。その通りですよ。」
そこで先ほどまで反抗していた彼もようやく状況が理解できたようでガタガタと震えながら命乞いをしていた。
「わ、悪かったよ!だからころさーー」
彼の言葉は最後まで続かなかった。
男性が容赦なく、彼のロープを切ったからだ。
彼は回り続ける回転鎌に向かって一直線に落ちていったーー。
ブチッ!グシャッ!ベキベキ!
聞いたことのないような音と声が鳴り響く。
モニターにはアニメでも見たこともないような景色が映し出されている。
「ひっ.....!」
モニターを見ていた何人かは、怯えて縮こまっていたり、耐えきれず嘔吐したりしていた。
私はーーー、なにも、感じなかった。
ただただ、目の前のモニターに映る景色を眺めていた。
暫くして、その音は収まり、男性は何もなかったかのように告げる。
「では、邪魔者も消えたことですし、改めて始めましょうか。地獄と快楽のデスゲームを。...あぁ、そういえば自己紹介がまだでしたね。僕は宮野時雨と申します。以後、お見知りおきを。」
そう、笑顔で告げた。