スーパーひだしん越後屋大戦   作:越後屋大輔

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ヒロがストーカーに?


第3話幽霊と合コンとストーカー?

 ~ヒロ視点~

 沙英が珍しく出かけて行った、先日頭を下げにきたゲーム会社の人を通じてシナリオライターさんと改めて話をさせてもらうからという。自殺未遂して仕事を失うなんて私に言わせれば自業自得なんだからほっとけばいいのに、何か今日の私怒りっぽいわ。まだ越後屋さんに未練があるみたい、あの後SNSで気持ちを伝える事にした。文面に私の思いの丈を告白したわ。返信には謝罪の文とメガネが特徴の綺麗な外人女性と寄り添うように自撮りしたスマホの写真が送られてきた、私完全に振られたのね。

 

 ~夏目視点~

 ここまでヒロちゃんの愚痴を効かされた私は呆れ返り、ため息を1つ吐いてからガツンと言ってやった。

 「そもそも彼女がいるかいないか、確認しなかった貴女が悪いの!一方的に好きとか言われたって向こうも迷惑するわよ」

 「分かってるわよ、それくらい!だけど恋って理屈じゃないでしょ?」

 「それに何よ?この長い告白文は?!気持ち悪いと思われるわよ!」文面があまりに長くて吹き出しが画面からはみ出しかけてる、どうしよう?このままほっとけばヒロちゃんがストーカーになりそうな気がして怖い、大体今日はそんな話をしに来たんじゃないの!

 「ヒロちゃん、合コンしよっ!片想いの彼の事なんて忘れてさ。新しい出会いへ、一歩踏み出そうよ」

 「でも沙英が…ね」何が『ね』なの?

 「沙英も誘いにきたの!嫌とは言わせないわ」アラッ沙英も帰ってきたじゃない。これで頭数は揃ったわね、さあ張りきってセッティングするわよ!

 

 ~ピコリーノ視点~

 世界の最高神たる女神様を目の当たりにした俺は只々平伏した、地獄行きはもう間違いない。覚悟はできているから許して欲しい訳じゃない、けれどナゼかそうしなければならない衝動にかられたのだ。

 「貴方は本来なら地獄に落ちまちゅ、けれど1ちゅだけ免れる方法がありまちゅ。どっちを選びまちゅか?」女神様は地獄がイヤならこれから異世界に行って幽霊のようにある人間にとり憑けとおっしゃる。聞けばそいつは自殺が趣味みたいな奴で今も生死の境を彷徨っているらしい、そいつを改心させれば俺の地獄行きもチャラにして頂けるそうだ。

 「やります、是非やらせて下さい!」こうして俺は魂だけで異世界にきた。

 女神様に指定されたオータニケーとかいうやつにとり憑くとそいつの記憶が俺の心へ流れるように伝わってきてこの異世界の知識や成り立ちを知った。同じ世界で国によっては言葉が通じないとかメンドくさいな、それに魔法の代わりに科学とかいう技術があるのか…etc.概ね理解できたがこいつ、もう1人の俺はまだ眠っている。とにかく今日から2人で1人だ、目を覚ましたら話しかけてみよう。

 

 ~沙英視点~

 大谷慧さんとお話するのは無理だった、会社がどうとかじゃなくて単にまだ体調が悪いから。次は自殺志願者を主人公にしたストーリーにしようか?いやいやそんな事インタビューしちゃダメでしょ、最近ネガティブなテーマにばかり関心がいくのよね、書き始めた頃はもっと純な話を目指していたのに。私ったら酷い女ね。

 帰ってくると夏目がウチにいた、なんと合コンのお誘いだ。興味ない、私が参加しても相手を引かせるだけよ。

 「沙英っ!そんな事言ってると一生男に縁がないわよ」大きなお世話だっつーの!アンタこそ合コンしている時点で男いないのまるわかりじゃない!あっゆのから電話だ。

 「はい、もしもし」

 「沙英さん、ゆのです。お話があります、ヒロさんにも聞いて欲しいんです」

 「今、夏目も一緒だけど、いいの?」

 「えっ?!は、はい。夏目さんなら大丈夫です」スピーカーをオンにする。話を聞いた私達。

 「えっ━━━━━━━━っ‼‼‼」

 

 ~大谷慧視点~

 俺はもう1人の自分と自称するピコリーノとかいう奴に体を乗っ取られた。

 「人聞きの悪い事いうなよ、共有だっていったろ?お前さんは今まで通り好きにしていいんだぜ。死にたがりさえしなければの話だが、尤もその時は俺ぁ全力で止めるけどな」今までで一番自殺したい、それが今だ。

 「よせって、死んだって何にもなんねえよ。死んだ経験のある俺がいうんだから間違いねえ」うるさい!俺の頭の中から消えろ!

 「無理だな、こうなっちまったら俺の意志じゃ離れられない。諦めて前向きに生きな」

 

 ~宮子視点~

 遂にゆのっちに春がきた!万丈さんと本格的にお付き合いするとついさっき電話がきた。イヤあ思えば高校の頃からあの2人にはヤキモキさせられたモンだった、つーかあの頃からお互い好きだったじゃん。見てる側はすぐわかったよ、2人共スレ違うだけで真っ赤になって照れたりとか、指先が触れ合っただけで取り繕うとしたりとか純情すぎ、気付いてたの私だけじゃないからね。少なくても同学年はほぼ全員分かってたハズ。それで本人達はどっちも気付かないまま卒業とか普通ある?まあ仮にそれぞれ別の恋人ができていたとしても祝福したけどね。とにかく今日はめでたい日だ、後で沙英さんヒロさんと3人でゆのっちをからかってやろう(ニヤリ)。

 




宮子のセリフよみづらいかなぁ
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