スーパーひだしん越後屋大戦   作:越後屋大輔

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失恋から立ち直りかけているヒロ、沙英にも新しい恋の予感が?
ゆの編は案外早めに完結するかも。
しんのすけ達とオリキャラは最終回まで登場しないかもしれません、あくまで予定ですが。


第6話悪の秘密結社

 ~沙英視点~

 『優は丞に行かないでと請うが丞は何も言わずに去っていく』

 「ふぅ、締めの言葉はこれね」私は大谷さんの自殺未遂で一度は頓挫したゲームの原作を再び書き始めた、先方からどうしてもと頼まれたしあれだけいい仕事をする大谷さんにも興味があったから引き受ける事にした。今度のストーリーは例のヒロの失恋経験を基にしている、勿論ヒロには許可済みだしかなり脚色もしているけど。因みに登場人物の名前はゆのと万丈さんをモジった、別に2人を妬んではないけどヒロは振られるし私は合コンでクズ男掴まされるし自分だけ幸せなんて…せめて物語の中で不幸にしてやろう┐(^Q^;)┌、なーんて尤もこれも仮名だけどね。

 

 ヒロが私に声をかける、大谷さんが訪ねてきたそうだ。実は仕事とは関係ない同人活動を始めたいと思っていて仲間を探していて大谷さんにも話をしたら是非一緒にやらせてほしいと名乗り出てくれたのだ。

 

 ~大谷慧視点~

 橘文先生、本名・金本沙英さんから連絡をもらえた。先生→出版社→ゲーム会社→俺という順番で再び仕事にありついた俺は頂いた原作をシナリオに起こす、そしてまたあいつが話し掛ける。

 「順調だな、どうだ死ななくてよかっただろう?」

 「ああ、そうかもな」俺は声を出さずに返事をした、この頃はこいつとの対話もすっかり慣れてしまっている。スマホが着うたを奏でる、先生からだ。

 「大谷さん、頼みたい事があります。その、余り…お金にはならないけど」同人活動か、面白そうだ。俺は自分の中のピコリーノに話を振る。

 「お前、元殺し屋だっていったよな?詳しい話を聞かせろ。先生の予備知識くらいにはなるかもしれん」

 

 ~ヒロ視点~

 燈馬さんからSMSが入る、私とまた会いたいって。それに彼、お料理は大の苦手だとも言ってたわ。それじゃ今度はお弁当作ってピクニックもいいかも、なんて1人で頭の中お花畑にしてたらインターホンが鳴った。備え付けのカメラで相手の顔を確かめる、アラ大谷さん。書籍類をあんなに抱えて何に使うのかしら?多分何かの資料だとは思うけど。

 沙英に大谷さんが来たのを伝える、大谷さんは私達に丁寧に頭を下げて紙袋を差し出す。これ、上生菓子ね。しかも結構お高いやつ、せっかくなのでありがたく受け取りお茶の準備をしておく、ひょっとしたら彼みたいなタイプが沙英には合ってるかもしれないわね。

 

 ~ピコリーノ視点~

 ケーのヤツ、何だってそんなに本を持っていくんだ?参考資料?まあいいけどよ。これから例の先生のトコへいくつもりか、それにしてもこの自動車ってのは何度乗っても慣れねえな。

 ここがその先生の家か、しかし異世界の人間は奇妙なモノ作るな、この変な鏡に近づくと反対側からこっちが映るんだろ、どういう理屈だか俺にゃあ理解できんがね。おっこいつが先生か、って女じゃねえか!物書きなんてのは男の仕事だろ、何?男も女も関係ない?ホントに異世界は訳分かんない事だらけだぜ。

 

 ~ひろし視点~

 遂に万丈様も身を固める決意をされた、ゆのちゃんと婚約したと聞いてようやく肩の荷が下りた。おっとこれは一刻も早く初代ギャリソンにお伝えしないと、これであの人も心置きなく余生を満喫できるだろう。俺は早速手紙を書こうとペンをとる。ナゼ電話やメールじゃないかというと初代は現在文明と縁薄い南の島で暮らしている。そこには電機もガスも通ってないので当然ネットもスマホも使えない、だから連絡手段は手紙しかないのだ。

 

 ~2代目ギャリソンから初代へ~

 拝啓、昨今いかがお過ごしでしょうか?さて先日頂きましたお手紙で万丈様の行く末を案じていらっしゃるご様子でしたがこの度万丈様、無事ご婚約が整いました旨をお知らせ申し上げます。お相手は貴兄もご存じの木村ゆの様、恥ずかしながら我が愚息と齊藤宮子様が偶然にも再会したのを機に数ヶ月前にパーティーを開く運びとなりましてそれがきっかけとなりお2人は急接近されまして今度のご婚約に相成りました次第でございます。それでは貴兄の益々なご健康を願いまして筆を置かせて頂きます。

 

 ~その頃ゆのの会社では~

 「先輩、ご婚約おめでとうございます」ゆのは加藤から花束を受けとる。

 「加藤くん、気が早いよ。私退職はまだ考えてないし、結婚だって当分先だよ」そう言いながらもゆのは頬を思いきり緩ませる、その笑顔は幸せに満ちている。部長は手を擦り合わせながら

 「これからも宜しく頼むよ木村君。いや、破嵐会長夫人」

 「だーかーらー、部長も気が早いですって」その一方で山本と境野は

 「チキショー、何で木村が…」

 「幸せ者は爆ぜろ!」歯軋りをしてゆのを妬んでいる、そこに佐藤がきて

 「アンタ達、木村を不幸のドン底に落としてやりたくない?」そこには逆恨みをこじらせた最低最悪の女がいた。

 

 ~佐藤の謀略~

 「♪私の、私の、私の彼は~チャッチャッ人殺し~♪って自虐な替え歌なんかどうでもいいわ、とにかく何で私は不幸で木村が幸せになるのよ?!絶対に、絶対に許さないんだから」ゆのを酷い目にあわせてやろうとネットの裏サイトを検索する佐藤。そこから手頃なモノをみつけた。

 「ココロのスキマお埋めします。喪黒福造愛好会」 

 

 




笑うせぇるすまん新シリーズやってますねぇ。私原作と旧シリーズでお腹いっぱいなので見てませんが。
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