スーパーひだしん越後屋大戦   作:越後屋大輔

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沙英&ヒロ編完結です、ゆのがオチ要員になってしまった。


第3話eight year's after

 ~しんのすけ視点~

 万丈さんがメガノイドを壊滅させる少し前の事、父ちゃんが会社から帰ってきて話があるといい母ちゃんとオレとひまわりを居間に集めた。

 「父ちゃんは今の会社を辞めようと考えている、既に再就職のアテはあるんだがお前達に相談してから決めようと思う」

 「再就職ってどこに?」母ちゃんに聞かれる、まあ当然だよな。

 「破嵐会長が新しい執事を探しているそうだ」オレが5才の時双葉商事をまるごと買い取った万丈さんは社長より上の会長になる、

 「ギャリソンさんがいるじゃん」オレがそう言うと

 「あの完璧(パーフェクト)執事さんもいい加減年齢には勝てないらしい、足腰立たなくなる前に双葉商事から候補者を募って後継ぎを育てたいとさ。近いうちにその研修があるんだ」

 「ギャリソンさんって確かお子さんがいないのよね、だからってあなたに替わりが務まるの?」

 「だから指導を受けて2代目ギャリソンを目指すんじゃないか」

 そして万丈さんがメガノイドのボス、ドン・ザウサーを倒してからギャリソンさんは正式に引退した、父ちゃんは見事合格点を頂き、2代目ギャリソンとして万丈さんにお仕えしている。母ちゃんも破嵐財閥の経理士になり、休日以外はあのお屋敷に暮らしていてオレは小学2年のひまわりと2人で元の家に住んでいる。あと呼び方が[父ちゃん・母ちゃん]だとこっ恥ずかしいので第三者(ひと)には[親父・お袋]としている。

 

 ~どこかの悪の組織視点~

 目の上のたんこぶだったメガノイドが滅び数年、いよいよ我らが世界に君臨する日がやってきた。まずは我らを倒さんとする破嵐万丈を抹殺し、人類を恐怖のどん底へ叩き落としてくれよう。ン?なんだあの雲は?我らのアジトへ向かってくるぞ、よく見ると誰かが乗っている。ちょうどいい、まずは見せしめにあやつから撃ち落としてしまえ!何、ビーム砲が効かない?ならば斬れ!殴れ!とにかく消してしまえ!ああ部下が皆殺しにされた、次は我を殺す気か?た、頼む。命だけは…ギィィィヤァァァ!

 

 ~沙英視点~

 一色先生と亜紀子さんを連れてライターさんの車で帰宅した私はまず1人で家に入ってヒロの機嫌を伺う、キッチンに立ち鼻歌交じりで料理の仕上げをしている。これなら大丈夫そうだ。こっそり出て皆さんを招き入れようとしたらヒロに気付かれた。

 「沙英、ちょっといらっしゃい」案の定正座させられお説教された。

 「まぁいいわ、今日は新しい出逢いもあったし」

 「え!誰?男?!どんな人?」

 「とーってもす・て・き・な(ひと)❤」プシューッ!何だろうこの気持ち?ひょっとしてヤキモチ?

 「冗談よ、今はまだ沙英と一緒にいるのが一番」ホッとした、ヒロに出ていかれたらわたしはどうしていいか分からない。さて、これ以上先生達を待たせる訳に行かない。改めてわが家にご招待しよう。

 

 ~ヒロ視点~

 「越後屋さん、変わった名前だけどいい人だったわ」とびきりイケメンって訳じゃないけど惹き付けられる魅力がある。結婚するならああいうタイプがいいわね、ヤダ何考えてるの私?ア、沙英が帰ってきたわね、全くとんだ仕事増やしてくれたわ。ここはきっちり叱っておかないと。ついでに脅かしてやろうかしら?

 好きな男性ができたと仄めかしたら効果覿面だったわ、勿論嘘だけど。沙英ったら真っ赤になっちゃって可愛い❤。そろそろ許してあげましょ、お客様を放っておいたら沙英の面子が丸つぶれだものね。

 「初めまして、一色正和です」

 「妻の亜紀子です、お招きありがとうございます」いい感じのご夫婦ね、特に奥さんとは色んな意味で気が合いそう。

 「さあ召し上がって下さい、ピーマンとパプリカのかき揚げ、モツの味噌焼き、厚揚げの煮物の大根おろし添え、牛蒡と水菜の黄身酢サラダです」

 「これは美味い!」

 「美味しいです、今度レシピ教えて下さい!」ヤッタ♪大好評ね、

 「橘君はいい友人を持ったな」亜紀子さんはテーブル下でガサゴソしだして大きな瓶をとりだした。

 「これ、家にあった日本酒、みんなで呑みましょう」

 「それは僕のとっておきじゃないか」一色さんが涙目になる。

 「そんな事いって正和さん、いつも呑まずにダメにしちゃうんだから。さ、遠慮しないで空にしましょう」運転のあるライターさん以外のみんなで呑んで楽しい時間を過ごす。ねぇ沙英、私達何があってもずっと一緒だからね。

 

 ~ゆの視点~

 いつもの生活に戻った私は外回りの営業に出ていた、1日だけの出来事だったのにスゴく久し振りな気がする。取り引き先の人とあるカフェでまちあわせる。

 「初めまして、○○株式会社の木村です」相手にすかさず名刺を渡す、ビジネスウーマンの基本だよね。

 「再生紙ですか?なるほど」ウンウン、好感触だ、これで商談も上手くいくはず。

 「では、私も」こちらが再生紙で作られた名刺を渡したから向こうも同じだとばかり思ってたら、ナゼかスマホの液晶をみせられた。画面に写っていたのは

 「ほんにゃら商事・かりあげ正太」と書かれた名刺。

 「わかる?再生紙の名刺じゃなくて名刺を再生してるの」私は呆気にとられるしかなかった。




次回予告
宮子編完結?
ルカ視点、大輔視点の物語が?
ひろしとみさえは出番あるのか?
お楽しみに…してくれてるといいな。
※次回予告の内容は変更する可能性があります
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