スーパーひだしん越後屋大戦   作:越後屋大輔

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サブタイトル全話直そうかな、「その後」の方が長くなりそう


第3話悲喜こもごも

 ~山本&境野の悲劇~

 休日出勤を命じられた山本と境野。部長と交渉の末、半日だけの条件付きで妥協した。翌日の昼休み2人でランチを摂りながらボヤく両名。

 「何で私達が仕事しなきゃならないのよ?!先週末は遊ぶ予定だったのにさ」

 「あの木村に何の用があるって言うのよ?男っ気の欠片もないクセに!」

 「ねぇ見なよ、あの2人連れ」

 「男の方めっちゃイケメンじゃん!」

 「違うって!その隣」

 「ゲェッ、木村じゃん。なんであいつがイケメンとデートしてんのよ」

 「どっかのお偉いさんと約束があるとか加藤君にウソまでつかせて」

 「残念でした(`.´#)ウソじゃないんだよねえ」いつの間にかゆのが2人のすぐ傍にきていた。

 「ゆの君のお知り合いですか?僕は破嵐万丈、破嵐財閥の代表を務めています」

 「えっ!ウソッ?!」

 

 『破嵐万丈』今や世間でその名前を知らない者はいない。しかし壮年の男性だと思っている人も多い、このバカコンビもその部類に入る。

 「こんな若い人が?」

 「イケメン、しかも大金持ち…」思わず唾を飲む2人を危険視したゆのは

 「万丈さん、行きましょう。もうすぐお昼だし」

 「そうだね」万丈が右腕を差し出すとゆのは自分の両腕を絡めて2人に自慢気な顔を向けるとその場を後にした。

 

 ゆのは2人が見えなくなるとパッと腕を放して万丈に頭を下げる。

 「すみません、彼女みたいな態度とってしまって」万丈は怒る様子もなく

 「構わんさ、しかし碌な人間じゃなさそうだね」

 「確かにそうですが。よく一目で分かりましたね」

 「長年メガノイドと闘ってきて、加えて10代から会社運営なんてやってれば人を見る目もそれなりに自然と鍛えられるってモンさ」その頃山本と境野の2人は魂の脱け殻のようになっていた、

 「木村さんが玉の輿……」

 「アハ、アハハハハ(T0T)」

 

 ~大輔視点~

 くーちゃんのお墓参りの帰りだという小雨さんに誘われ久し振りに朱家におじゃました、相変わらず大きな家だ。そもそも朱家は結構な資産家且つ代々多産な家系の為、ご両親も大家族になるのを見越してこれだけの家を建てたそうだ。因みに小雨さんも僕とあまり変わらない年齢だが5人の子供のお母さんである。家に入るなり早速子供達の元気な洗礼を受けた、小雨さんに促され子供達はこれまた元気に引き返す。

 「白夜は子を成さずに死んだわ、朱家では珍しいのよ」哀しそうな笑みを浮かべ僕に語る小雨さん。実は異世界で生き返っているなんてとても言えない、お茶を一杯だけ頂いてお(いとま)した。

 

 ~しんのすけ視点~

 最近変な事件がよく起こる、ヤミ金会社の社員が立て続けに行方不明になったり、この前も近所にあった何かの研究所が突然音もなく崩れた。

 「しんのすけ、これは特ダネのチャンスだ!我々春日部中学校新聞部で謎を解明しよう」部長の風間君の意見にオレを含む部員3名全員賛成した。残りの2名はマサオ君とボーちゃんだ。

 中学生になって部活にも特に興味を持たずにいたオレは風間君に勧誘された、

 「しんのすけ、僕らと新聞部を作ろう」

 「作る?入るんじゃなくて?」

 「現時点ではこの中学に新聞部はないんだ、マサオ君とボーちゃんも一緒さ。一年生でも4人以上で申請すれば設立できるって!頼むよしんのすけ、幽霊部員でいいからさ」

 「別にいいけど、なんで新聞部?」

 「今の僕は将来ジャーナリストを目指してるんだ」風間君、5才の頃から変わってないな。オレも言えたモンじゃないが。

 こうしてオレは新聞部の一員になったがいざ活動してみたら結構楽しい、けど段々校内記事だけじゃ物足りなくなってきた。そこにあの『研究所謎の倒壊事件』が起きたのだ、今夜から研究所跡地に全員で張り込みを開始する。

 




次回ネネ、ひまわり、白夜の兄姉登場予定です、(次回予告は変更になる場合があります)
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