なんかもっといいのあったら提案してください。
特に後半の漢字のほうとか……。
「
「ん~?」
ソファで雑誌を読んでいるところに聞きなれた可愛い声。
俺の両肩の上から回された細い腕に、後頭部に感じる柔らかさ。
うむ、これはもう少し堪能している価値がある。
「なんか超変態なこと考えてそうな気がすんですが……行くか行かないかはっ
きりしやがってください」
「もちろん行くさ。絹旗みたいな可愛い子とのデートのチャンスをみすみす逃
すわけないだろ!」
「な、超何言ってんですか!行くならさっさと立ちやがれですよ。」
この感触も捨てがたいが、これ以上堪能していたら絹旗に置いていかれてしま
いそうだ。
それでは本末転倒と意を決して、立ち上がる。
「よし、行くか……って、まーたその恰好?」
「なんか文句あんですか?」
絹旗がちょこんとした体に着ているのは少々丈の短いセーターのようなウール
のワンピース一枚のみだ。
下には何も履いていない。
どこの痴女だ、というツッコミが聞こえるがこれは絹旗の個性的スタイルであ
り、どうにもこの学園都市という場所はそういういろんな意味での奇人変人を
取り揃えているのであえて言及しまい。
「いや、俺的には可愛いからいーんだけどさ……」
「なに超さりげなく裾に手ぇ伸ばしてんですか」
「今日は何色かなと思って」
「超窒素パンチ!」
「あぐふ!」
かなりの衝撃で吹っ飛ばされるさなか、俺は確かに確認した。
…………ピンク。
「いてて……」
「ったく、すぐ超痴漢に走る霧谷が悪いんですからね」
「痴漢じゃないって、俺なりの愛の表現方法だっての。痛いなー、能力まで使
って殴ってからに」
「超自業自得です」
ま、そのおかげで巡り会えた天のお恵みもあったわけだが。
まさに桃源郷、桃色だけに。
「超さっさと行きましょう、映画が始まっちまいます」
「ああ、バイクで飛ばせば間に合うだろ。早いとこ後ろに乗りな」
「超かっとばしちゃってください」
「絹旗はノーヘルでいいから便利だよな」
「私の頭は常に
「じゃあ、超発進するぞ!」
「超真似しないでくださいっ!」
……蹴られた。
「ていうかさぁ~」
「超なんですか?」
「なんで絹旗ちゃんは足をそんな風に絡めてるんでしょうか?」
当然、バイクの二人乗りなので運転する俺の後ろに絹旗が座っているのだが、
絹旗の足は俺の腰を固定するようにがっちり巻きついている。
もちろん生足だ、ぷにぷにとした可愛らしい色白の足。
「あんまりお尻をあげると超後ろのドライバーとかに見えちまうんですよ。だ
からこの格好が結局超安全なんです」
「確かにそれは許せん。あれは俺だけの桃色パラダイスだからな」
「いつから超霧谷専用の所有物になってんですか…………ん?超待ってくださ
い、超疑問なんですけどなんで色知ってんですか?」
「………………」
……しまった。
「まぁ待て。桃色ってのは理想郷的な意味での言葉のあやでな……」
「超残念でした。さっきの一瞬の沈黙を証拠として提示しま、すっ!」
「いててて!締めるな締めるな!窒素で締めるな!」
「どうせ超霧谷のことですから、女の子の柔らかさ感じられて超ラッキーくら
いに思ってるんでしょうっ……!」
「いやいやいや!確かに絹旗の柔らかさとか温もりとかは感慨深いものがある
けど……俺が言いたいのは運転してるから危ないってことだから!」
「大丈夫です、万一事故っても自分の身は超自分で守れるので」
「ねぇ、俺の身は!?」
確かにバイクが大破するような惨状に至ろうが、絹旗の優秀な自動防御能力に
傷一つ負うことはないだろう。
とことんどこまでも容赦のない女だ。
覆うものも何もない開けた二輪の上でギャーギャーと騒ぎながら、ただひたす
ら映画館に向かうのだった。
「はぁはぁ、移動だけでどっと疲れたじゃねーか……」
「霧谷が相変わらずの超変態だからですよ」
「欲望に素直だと言ってくれ」
「はぁ……、霧谷はほんとその超女好きなところさえなけりゃ、モテモテなの
も超必至だと思うんですけど」
「可愛い女の子は攻略難度高いくらいでちょうどいいの」
「超わけわかりません」
「で、何系を観るんだ?」
「超ホラーです!」
「またC級映画か」
「この“13日の給料日”っていう話題作ですよ」
「なんというか、タイトルで分かる地雷臭だな……」
「これはスタッフが超本気でホラーに力入れようとした結果、人間が超受け入
れるレベルを遥かに逸脱した怖さになっちまったって話ですよ。しかも反動で
ストーリーは超ゼロに等しいらしいです」
「これ以上ないってくらいの残念要素オンパレードじゃん!ただの恐怖の羅列
に等しいぞ、それ!」
「さ、超行きますよ!」
俺のツッコミなど全く無視。
張り切り度マックスの絹旗に続いて、映画館に入っていった。
私の他の作品よりも台詞多めで、
主人公も今までにない感じですが……
たぶんストーリーなぞってくとキリがないんで、
恋愛日常系のものになるのかな?と思います。
感想、お気軽にどうぞ。