魔導騎士になりたくて   作:クー

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第6話 5対5(チーム戦)

「作戦通りにやるぞ、大丈夫だ。俺がいるからな。」

 

兄貴はそう言うと魔装を展開した。周囲の温度が一気に上がる、それだけ強烈な炎だ。

 

「いくぞ...魔装『ウリエル』」

 

特訓の度に見る鎌型魔装は普段よりも荒々しく炎を上げ、刃の部分も更に鋭利かつ巨大となっている。

試合開始の合図と共に兄貴は一瞬で敵陣に駆け込んだ。それを見た敵チームは攻撃を避け応戦しようとする。

 

「バーカ、ただ単純に突撃したと思ってんのかこいつらは。」

 

兄貴に攻撃しようとした敵に水の矢が飛び込む、それを防ぐのが精一杯でいるのか相手の注意はレイスの魔装に向く

 

「どう?私の魔装『ストリーミア』の威力は!」

 

レイスの魔装は威力に関しては相手にダメージを与えられはするがそこまである訳じゃない、だが連射力は高い。それにレイスの魔力量や魔力制御の技術が高くそれも武器となっている。

 

「この弾幕をどうにかするぞ!アルフレッド頼んだ!」

 

「了解了解、さぁてと...第二次魔術『ジオリット=エイジア』」

 

第二次魔術、それは第一次魔術よりも上のランクの魔術で魔力消費や魔力制御などが一次魔術よりも難しめでこの学年で使える人間はそう居ないのだ。

 

「ちっ...あれは防御魔法かよ、厄介だな。」

 

「大丈夫、やってみます。第二次魔術『アクエリン=スォード』」

 

放たれた矢はさっきの矢よりも水を纏い、その水は触れば物を斬りそうな勢いで流れる。

 

「っ!流石俺より上位の魔導騎士だな...うっ!」

 

その矢は防御魔法を破り、アルフレッドの魔装を弾き飛ばした。

 

「今だ!」

 

そこで僕は後ろの壁にストームを当て、勢いをつけると魔装を槍型に変えアルフレッドに突撃する。

 

「うおおおおおっ!」

 

「ちっ...やべえな...なぁんてな!第一次魔術『サンダリア』!」

 

強力な電撃が俺に向かって走ってくる、方向転換が難しい。このままじゃやられる。

そう考えているうちに電撃魔術が当たり一撃でやられてしまう。

 

「あと少しだったんだがな...勢いはあったんだがな...」

 

「やっべえな、4対5か。数的には不利だ、陣形を整える。」

 

「ちっ...つっかえねえ」

 

僕のせいで皆に迷惑が。僕が後先考えずに突っ込んだから、皆を不利な状況に追い込んだ。

 

「エド!水使いの方を頼む、俺はこのまま電撃野郎と氷野郎を倒す!オルディアは残りの土属性を...!」

 

「ったく...しゃあねえか。」

 

「わかりました。レイスさん、援護を頼みます!」

 

「わかったわ。さあ...かかってきなさい!」

 

そうして数分後、激闘の末になんとか勝利した僕達だった。でも僕は後悔してる、もっと考えて行動できればもっと楽して勝てたのに。

 

「まあ、失敗することで強くなるのが人だ。その経験が活きる日だってある。気にするな、とは言わないが

 

僕はもっと強くならなければいけない

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