Muv-Luv Alternative欧州から極東に吹く風 作:みったん
先の大侵攻で防衛戦にこそ成功したものの欧州は致命的ともいえる被害を受けた。
同時にbetaの侵攻を押し返した貴重な例となった。
各国の好意と利潤を求めた支援が行わえる。
しかしそれだけでは足りなかった。
英国と欧州が負った傷はあまりに深く未だ復興の兆しは見られない。
ユーロスファタス
手段はどうであれイギリスの本土の防衛を成功させた戦術機テンペストを開発させた会社。
第二世代最強機がイーグルだとすれば、第二世代最優秀機はテンペストであろうと噂される。
そんな中アメリカからの技術支援打ち切りが発表。
アメリカ独自の対人戦を意識した戦術機の開発が噂される。
アメリカに依存しない戦術機開発、その必要性は徐々に高まってゆく。
そんな中ユーロスファタスがWIND計画を発動。
無人戦術機の作成計画が上がる。
EUの国力低下。技術的な限界。アメリカからの圧力と開発は順調とはいえなかった。
後に出回る与太話の中にはこんなものがある。
ユーロスファタス社長がパブで酔って叫んでしまった。
「戦術機を開発しなければ人類は敗北する。戦術機を開発すれば我々は餓死する」
これはユーロファインタス社長のマーカスが下戸で有名なこと。
プランの予算の莫大さと結果の絶大さを揶揄したジョークだろう。
そんな状況を打開スべく英国英府は他国に支援を求めるのであった。
1990年アナザーワールド、オーストラリア。
そんな厳しい状況の中、国力を大きく発展させている国があった。
オーストラリア。
未だbetaの影響を受けぬ大国である。
資源豊富なこの国に最近物凄いスピードで技術革新が起る。
メタンハイドレートを始めとした海底資源の有効な採掘法の発見。
極めつけはギガフロートの開発、工場設備も大きく発展を遂げる。
造船技術も進み海軍の戦力が発展したことも特徴的だ。
ただしこの国、独自開発の戦術機を持たない。
ギガフロートを製造できるように技術力は高い。
対beta戦艦や空母の開発も盛んだ。
この対beta戦艦は先のグレートブリテン防衛戦にて少なく無い成果を上げる。
レーザー級の攻撃を質量と超放熱金属で海水に逃すことにより大きなレーザー防御性を獲得。
粘り強く戦い抜いて豪州の技術力を世界に知らしめたのである。
積極的に物資を輸出し大きな利益を上げる。
アメリカの投資家を巻き込み多大なる成長を遂げた。
研究の核を担うのは豪州総督の一人娘、エナミー・ブレイマン博士。
なんと彼女の年齢も18歳と若い。
ケイジと同い年である。
技術、資源があるが戦術機のないオーストラリア。
戦術機はあれど技術、資源のないイギリス
おまけにこの国は非常に仲が良い。
オーストラリアはイギリスから独立した国の一つなのだ。
2つの国が結び付こうとしたのは当然の結果だろう。
ケイジ・フェリクスはテンペストを開発である。
衛士学校を卒業後ユーロスファタスのテストパイロットに就任。
技術開発小隊ノーフェイスを設立。
エイミー・ブレイマンにも劣らぬ業績を持っていると言えるだろう。
そして今回、欧州から豪州へ特使として向かうことになった。
外交官でもないケイジが欧州に行く事になった理由、、それはエイミー・ブレイマンと豪州総督レオン・ブレイマンからの直接の指名であった。
飛行機をアフリカの方面から乗り継いでオーストラリアのシドニー空港に到着した。
シドニーの町並みには前線国家にはない余裕があった。
僕達はまず豪州政府が準備したホテルで一泊し、次の日の早朝、総督府にて会談をすることになっている。
ホテルは大変豪華な作りで感心する。食事も上等なものだった。
なにより合成食でないことが大きい。天然物の食材はイギリスでは手に入らない。
元々料理に関しては発展していない背景を持つイギリス。
その食事とここにある食事の味の差ときたら、、、、、思わず涙ぐんでしまった。
僅かながら時差ボケというものを感じるが、アスタナシアがいれたロシアンティーを飲み活を入れる。
紅茶にジャムを入れたものだが、天然物のジャムが良い味を出している。
心持ち良い気分だ。
「さ、行こうか。」
「はい!」アスタナシアが元気よく答えた。
アナザーワールド 1990 オーストラリア総督府
オーストラリア総督
レオン・ブレイマン総督とその一人娘エナミー・ブレイマン
「さて、、、堅苦しい挨拶はなしにしよう。私がレオンだ。こちらが娘のエナミー。」
「よろしくお願いしますわ。」エナミーがちょこんとお辞儀をした。
エナミーは身長が小さい。
アッシュブロンドの髪をツインテールに纏めている。
「私はユーロスファタス代表代理ケイジ・フェリクス、こちらが秘書のアスタナシア・チェトゥーリアになります。本日はお招きいただきありがとうございました。」
「ん。遠くからよくいらっしゃいた。本日はイギリスへの経済支援の話でしたね?」
「正直前線は思わしくありません。大侵攻こそ防いだものの間引き作戦や上陸阻止作戦には多大な予算がかかります。」
この二つの作戦は大量な弾薬を使用してしまうのだ。
僕には話術や外交術などはわからない。本当の事をいうことにした。
レオン提督がふむっと唸る。娘のエナミーにアイコンタクトを飛ばす
「イギリスの経済支援は我が国内でも決定しています。カナダも我がオーストラリアもイギリスへの愛を忘れることがどうしてありましょうか。」
Commonwealth、イギリス連邦という言葉があるようにカナダ、オーストラリアと英国の仲は良い。
一先ずは息を撫で下ろす。
一応前々から食欲不振。政府間で取り決めをしてある。今回はあくまでも確認のためのものだった。
「ただし技術支援には条件があります。娘のエイミーが認めることです。あれは豪州のものであると同時に娘の知的財産であるからです」
ぬぅ、、、収集がつかなくなったので今再編成中です。