Muv-Luv Alternative欧州から極東に吹く風   作:みったん

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その名はテンペスト

ピースワールド。 木戸慶司

 

 

最近夢を見る。

大好きなゲーセンのゲームそっくりな世界で、ロボット開発会社のお偉いさんの息子になる夢だ。

とても戦線がきつい世界で、、、、、だからこそ少し夢中になっちまった。

この世界を救いたいと。

 

 

 

いつも通り仕事を早く終えて調べ物をする。

すると夢の世界で俺はその発想をノートに書き溜め始める。この世界の知識があの世界に伝わるんだ。

 

 

あの世界をアナザーワールドと呼称する。

アナザーワールドの親父殿の会社はEUの戦術機開発を監督するために設立された会社だった。

技術を統括し、ヨーロッパ戦線を支える戦術機開発するのが仕事だ。

しかし俺の知識が介入したために大きく役割を変えることとなる。

伸び悩む部所に発想の転換を提供する会社へと変貌する。

勿論専門家でない俺の意見など的外れであったり技術的に実現不可能な場合も多々あった。

しかしアナザーワールドの技術は確実に進歩した。

それが嬉しかった。楽しかった。

変化はアナザーワールドだけに留まらない。

生き甲斐というか趣味のような物を見つけ、仕事の集中力も増えた気がする。

人生プラス思考で行こうじゃないか。

不思議なこともあるもんだ。

 

 

 

 

 

 

ピースワールド 1982年。

僕は8歳になった。

ユーロスファタスの企業に顔を出すようになった。

夢も相変わらず見る。必死にピースワールドからの知識を蓄えてゆく。

 

 

元々各国で暖めていた次期戦術機のアイディアを改修、統合をするアイディアだけに物凄いスピードで開発されてゆく。

問題であった各国の使用要求は、ブレイクスルーに成功した技術によって瞬く間に解決されてゆく。

 

 

 

 

そして最近、OS開発の手伝いを始める。CPUのマルチ化に伴う変化やプログラムの走り方を変える。

木戸慶司の知識を使って作られるOSはこの世界より大きく進んだものとなる。

これが第一段階のOSエクセム1だった。

ドリームランドからの知識は確実にこの世界を変える。

betaたちに勝てる。そんな淡い機体を僕にもたらした。

 

 

 

 

欠点がないわけではないフレー厶強度や基本的な技術の底上げが必要になるだろうし第一世代の機体とは操縦性が大きく変わり機種転換の時間がかかるだろう。

ああ、そんなこんなでそんなこんなで作業をしているうちに時は進む。

今自分にしか出来ないことをやっている。

そんな充実感が僕を満たす。

 

 

「ケイジ坊ちゃん出来ましたーーーっ」

満面の笑を浮かべたアイザックが僕の所に来た。

頬が上気し大変興奮している。

 

 

「ユーロスファタスの試作空力特性検証機テンペストです。」

二人して急いで格納庫に向かう。

息が切れる。でも一秒でも早く見たい。

 

欧州を、世界を変えるであろう戦術機を見たい。そんな子供らしい期待に胸をはずませる。 

 

 

 

 

格納庫の中で静かに佇む鉄の巨人。

それは第一世代の機体と、いやアメリカ型の戦術機とは大きく異る形状をしていた。

 

シャープなラインで構成されていることと、羽を思わせる意匠が随時見られる。

延長された大腿部によりスマートな、細長い印象を与える。

嘴のような突起は軽機関銃から流用され装甲を傷つけない程度の威力だがタンク級を剥がすには十分な威力を秘めている。

控えめのサイズだが腕と足にカーボンブレードが固定武装として採用されている。

そして武装にアサルトライフルが採用された。この銃は命中精度がかなり高いのが特長だ。正直センサー類や射撃性能をが任すための苦肉の作だったりする。

 

 

 

そしてこの機体の外見。。。。まるで鷲のようなデザインではないか。

 

アメリカが開発している新型機の名前はイーグル

ライバル機であるこの機体のほうがイーグルらしいデザインとは皮肉な話だ。

 

 

「いい仕事したよ。アイザックありがとう。」

僕は感激して彼の手を握る。

「性能はカタログスペック通りに出るの?」

 

 

 

「今朝実機テストをしたんですけどね? 予想以上ですわ。機体の軽量化とマルチコアCPUが効いてるんです。」

 

「で、武装のほうはどうだ?」

アイザックが顔を顰める。

「軽量化とフレーム強度が釣合いません。イギリス軍の特徴であるフォートスレイヤーの装備ですら危ないです。軽量化の欠点が露出しました。後々の技術で解決するとは思いますが」

 

 

 

「格闘性能は?」

「ヨーロッパ戦線で培ったノウハウがあります。坊ちゃんが考えるように固定武装で十分対応出来るかと思います。」

 

 

 

「まぁ今行った通り武装の積載量が少ないことと新規部品が多く予算範囲内ではありますが調達コストの沸騰が見られます。他にも課題はあります。だけど必ず解決して見せます。それが技術者というものです。」

 

 

 

そういう彼の顔は興奮で染まっている。

本当に嬉しそうな雰囲気に包まれている。

 

 

 

「そうか、、、これからもよろしく頼む。」

 

 

 

「ええ。来年のトライアル、全勝してみせます。所で坊ちゃん学校はどんな塩梅ですか?」

 

「衛士、整備士選抜クラスですか?正直辛いですね。」

適正の高い小学生に衛士の初頭訓練を組み入れて来たるべき時に備え教育ずる。

学徒出陣に近いことが既に欧州では始まっているのだ。

 

 

 

 

イギリス本土に敵が上陸してから訓練していては遅い。

「クラス委員長に軍事教育、戦術機開発と休む暇がないですよ。」

 

 

betaにやられてジリ貧な欧州は、まさに貧乏暇なしといった模様だ。

だけど皆もめげることがなく勉強や親の仕事の手伝いに励んでいる。

特に衛士クラスは物凄く人気があって大変だ。

 

 

アイザックさんが苦笑して「戦術機だけでもいいんだよ?」と言った。

「僕は僕にできることをします。」

彼は黙って僕の頭を撫でた。

 

そうやって褒められるのが本当に嬉しくて、今日も木戸慶司さんの夢を見るのを楽しみにして寝床につく。

 

明日が来るのが楽しみ、、、夢の内容を楽しみに僕は目を閉じた。

 




ここまで呼んだ人だとわかるとおもうのですが、楽しませることより書き切ることを第一優先にしてたり。
エタらせるのが一番ダサいと思うので。
プロット通り書き込んでチラ裏から本番に移る時しっかり書きなおしたものを出そうと思います。



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