Re:ゼロから始める遊戯王転生   作:Pスタンの住人

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本編の前にちょっと注意事項を。
この小説には以下のことが含まれ続けます。

・アニメオリカ
・アニメ効果
・記憶がほとんどない主人公
・GX時代のリミットレギュレーション(ただし猿とか審判とか十二獣とか9期の闇はさすがに使わせない)
・三沢が空気じゃない
・オリ主×三沢
・アニメと漫画ごっちゃ

ちなみに容姿は腰まで伸びる赤髪で一本のアホ毛、赤眼でロリ巨乳です。はいそこハイエース不可避とか言わない。
今回はクロノス先生との入学試験デュエルです。互いに全力を出させたので楽しめると思います。時期的にはアニメGXの一番最初から一年後です。なのに亮がいるのはまだ卒業デュエルしてないからです。たまーにアカデミアに顔見せに来たりするので、遊奈ともにいずれデュエルさせようと思ってます。
少し前置きが長くなりましたが、それなりに楽しめる内容だと思います。
ではでは本編どぞ。


入学試験デュエル!

ここは海馬ランド。今日はデュエルアカデミアの入学試験の日である。無論、ボクも入学したいためにここにいる。ボクの番号は10番。番号が近づくにつれて緊張が高まる。うう、デュエルは楽しみだけど怖い。色々と。

「次、10番!」

・・・説明しているうちに来てしまった。どうしようまだ緊張がほぐれてない。心臓が一段と早く動いて少し苦しい。

・・・覚悟を決めよう。

「はい!」

ボクは半ばやけくそで大きな返事をし、試験官の元へ行く。

そこには、デュエルアカデミアの実技担当最高責任者、クロノス・デ・メディチが、おそらく彼専用であろうデュエルディスクを構えて次の受験生・・・つまりボクを待っていた。

「受験番号ぢゅっ、10番、(ひいらぎ)遊奈(ゆうな)ッです!」

「シニョーラ、落ち着いてくだサーイ。緊張したままでは本来の実力を発揮出来ませンーノ。」

「そっ、そうですっネ」

「ほら、深呼吸するノーネ。」

言われて二、三回深呼吸する。うん、少しはマシになったかな。

「・・・ふぅ。ありがとうございます。お陰で落ち着きました。」

「それは良かったノーネ。この試験で図られた実力でシニョーラの合否が決まるといっても過言ではないノーデ、自分の今出せる全力をぶつけてきなサーイ!」

そうだ。ボクはデュエルアカデミアに入学するために、こんなところまできたんだ。ここで落ちたら発狂モノだ。

このデュエル、絶対に制する。

「では決闘を初めるノーネ。」

「あ、ちょっと待ってください。」

言いながら、携帯していた自分のデュエルディスクを左手にはめ、質量を持ったソリッドヴィジョンでプレートの部分を生成する。

見学にきていたデュエルアカデミア在校生がざわめく。

「・・・それはなんですーノ?」

「これはボクのデュエルディスクなんですけど、このデュエル、これで行ってもいいですか?でないと実力が発揮できないので。」

実際、これじゃないとできないことがあるし。この世界のデュエルディスクじゃあまりにもボクのデッキは不利すぎる。

暫く長考して、クロノス試験官が口を開く。

「それで全力を尽くせるのならワタシは何もいいまセーン、全力のデュエルを臨みまスーノ!」

「はい!」

行こうか、ボクの相棒たち!

 

「「決闘(デュエル)!」」

 

「先行はシニョール遊奈からノーネ。」

「はい、ボクのターン、ドロー!」

・・・あ、これは。最初のターンでアレができちゃう。やらないと悲惨な結果になる。というかこれを広めたいがためにここにきたんだ。

暫くは目立つかもしれないけど、クロノス試験官の言った通り、全力を出す!

「ボクはスケール0の【覇王門零(はおうもんゼロ)】と、スケール13の【覇王門(はおうもん)無限(インフィニティ)】で、ペンデュラムスケールをセッティング!」

「・・・ペンデュラム?」

透明な柱が二本たち、そこに【覇王門零】と【覇王門無限】が浮かび、0と13の文字を描く。

「これはなんですーノ?!」

「今からそれをお答えします!揺れろ運命の振り子!抗えぬ運命の先で我が勝利を予見しろ!ペンデュラム召喚!」

頭上に渦が発生し、そこからボクのモンスターがフィールドに躍り出る。

「現れろ!二体の【覇王眷竜(はおうけんりゅう)ダークヴルム】!」

フィールドにボクの主力のモンスターが登場する。その光景に会場全体がどよめいた。

「なんだアレ⁉︎いきなりモンスターが二体出てきたぞ!」

「クロノス先生のディスクもエラーを起こしてないから正式な召喚方法なのか?!」

「俺に効くな!なんなんだあの子!」

そんな中で 一番驚いているのは対峙しているクロノス試験官だろう。いきなりわけのわからないことをされたのだから。

「こ・・・これはどういうことでスーノ⁉︎」

まあ、いきなり二体のモンスターを特殊召喚されたらそうなるよね。

「ご説明します。『ペンデュラム召喚』とは、ペンデュラムスケールにセットされた《ペンデュラムモンスター》の《ペンデュラムスケール》の数字の間のレベルを持つモンスターを特殊召喚することです。

今の状況だと、スケール0の【覇王門零】とスケール13の【覇王門無限】の間のレベル、つまりレベル1から12までのモンスターを一度に特殊召喚できます。

ですので、ボクはレベル4の【覇王眷竜ダークヴルム】を二体特殊召喚しました。お互いにディスクにエラーは出てません。これは正式な召喚方法です。」

「そ、そんなことーガ、あるわけないノーネ!」

「実際に起きているのですからしょうがないでしょう。ボクはカードを一枚セット。ターンエンドです。」

ちなみにダークヴルムたちは守備表示。念のため。まあアダにならないといいけど。

 

遊奈

フィールド:覇王眷竜ダークヴルム×2 セットカード一枚

Pスケール:覇王門零・覇王門無限 スケール0〜13

手札:一枚

 

「ぬうう、ワタシのターン、ドローニョ。」

何度見ても、あのディスクのせいでデュエルしにくそうに見える。まあ本人がいいならそれでいいだろうけど。

「ワタシは【手札抹殺】を発動しまスーノ!その効果でお互いに手札を全て捨て、捨てた枚数ドローするノーネ。」

「ボクは一枚ですね」

ボクが捨てたのは【埋葬呪文の宝札】。これ強いけど序盤だと本当に腐るんだよね。

「続けて魔法(マジック)カード、【古代の機械工場(アンティーク・ギアファクトリー)】を発動ナノーネ!

これにより墓地の【古代の機械騎士(アンティーク・ギアナイト)】、【古代の機械兵士(アンティーク・ギアソルジャー)】を除外して、手札の【古代の機械巨人(アンティーク・ギアゴーレム)】をリリースなしで召喚できるようになりまシータ!」

・・・うん、思いっきりアダになっちゃった☆

「【古代の機械巨人】をリリースなしで召喚するノーネ!」

まさか一ターン目にペンデュラムもなしにエースモンスターの【古代の機械巨人】とは。やっぱり油断は禁物だった。さすがは実技最高責任者。

というかまずい。パンプアップカードを連発されたら4000ポイント制のこの世界(・・・・・・・・・・・・・・)だと即死しちゃう。

「バトルフェイズ!【古代の機械巨人】で【覇王眷竜ダークヴルム】に攻撃!〝アルティメット・パウンド〟!」

「ぐううう!」

やけに格好いい技名とともに繰り出された文字通りの鉄拳に、ボクの主力モンスターは木っ端微塵に粉砕される。リミ解連発とかされなくて良かった。

「さらに、貫通ダメージを与えるノーネ!」

 

遊奈

LP4000→LP2800

 

「ですが【覇王眷竜ダークヴルム】はペンデュラムモンスター、ペンデュラムモンスターはフィールド場から離れた時、エクストラ・・・じゃなかった融合デッキに表側で加わります。なお、これで融合デッキが十五枚以上になっても問題はありません。そして、ペンデュラム召喚は融合デッキの表側のペンデュラムモンスターも特殊召喚できます。」

「厄介なモンスターナノーネ・・・ワタシはカードを二枚伏せてターンエンドナノーネ。」

クロノス

フィールド:古代の機械巨人 セットカード二枚

手札:一枚

 

「これでわかりましたーカ?デュエルは自分だけが行える召喚方法があっても、勝敗には影響しないのデスーノ。」

「ええ、わかりましたよクロノス試験官・・・!貴方のような決闘者とデュエルできるとは、やっぱり受けに来て良かったです!」

「そう言われると試験官冥利につきるノーネ!さあ、次はアナタのデュエルを見せてくだサーイ!」

「はい!ボクのターン!ドロー!」

引いたカードは・・・

(ゴアアアア!)

アイツの声が聞こえてくる。多分ボクと同じように闘いたくて仕方ないのだろう。

いいさ、一緒に行こう!

「まずセッティング済みのスケールでペンデュラム召喚!融合デッキから蘇れ!【覇王眷竜ダークヴルム】!」

これで準備は整った!思う存分暴れてこい!

「魔法カード【置換融合】発動!このカードは自分フィールドのモンスターを使い融合召喚を行う!

ボクはフィールドの【覇王眷竜ダークヴルム】二体で融合!絶対なる覇者に付き従いし竜達よ、今一つとなりて、地獄の奥底から新たな脅威を生み出せ!融合召喚!

現れろ!飢えた牙持つ毒龍。レベル8!【スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン】!」

他人から見たらとても禍々しいもしくはグロテスク、ボクから見たらかなりいいデザインの竜が姿を見せる。

「これほどのモンスターを持っているトーハ・・・」

「これがボクのエースモンスター、【スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン】です!ボクが愛して使い続けてきた、最高の相棒です!」

「モンスターに対する態度と愛情、素晴らしいノーネ。さあ、ワタシの信じるエースモンスター【古代の機械巨人】とアナタの愛するエースモンスター【スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン】のどちらが勝つか勝負ナノーネ!」

「はい!ボクは【スターヴヴェノム・フュージョン・ドラゴン】の効果発動!一ターンに一度、相手のレベル5以上のモンスター一体と同じ名前になり、同じ効果を得る!

ボクが対象にするのは、当然【古代の機械巨人】!」

「バトル!【スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン】で、【古代の機械巨人】に攻撃!

そして罠発動!【プライドの咆哮】!自分のモンスターの攻撃力が戦闘している相手のモンスターの攻撃力より低い場合、その差の数値分ライフを支払い、攻撃力の差分+300ポイント攻撃力がアップする!」

 

スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン

ATK 2800+200+300=3300

 

「なんトー!」

 

クロノス

LP 4000→3700

 

スターヴヴェノムが羽を広げ、大口径のビームを放つ。その一撃を受けた機械の巨人は、ゆっくりと崩れ去っていく。

「ボクはこれでターン終了。この瞬間、【スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン】の効果が切れ、元に戻る。」

 

遊奈

フィールド:スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン

Pスケール:覇王門零・覇王門無限 スケール 0〜13

手札:一枚

 

「素晴らしいデュエリストナノーネ、シニョール遊奈。よくぞワタシの【古代の機械巨人】を倒しまシータ。」

「ボクはこのコを暴れさせただけです。実際あそこで【置換融合】を引けていなかったらジリ貧になっていました。 」

「それでも胸を張りなサーイ、これほどに素晴らしいデュエルは十代ボーイ以来なのデスーノ。」

十代いるんだ。できればデュエルしてみたい。そのためにも勝たないと。

「・・・ええ、ありがとうございます。

そして、ボクは【スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン】と一緒にこのデュエル、勝ってみせます!」

「ワタシも負けていられませンーノ!ワタシのターン、ドロー!

ワタシは【強欲な壺】を発動!デッキから二枚ドロー!」

ここで壺とは、運にも恵まれていて羨ましい。てか、この時代だとまだ禁止じゃないのか。

「ワタシは魔法カード【死者蘇生】を発動!墓地から【古代の機械騎士】を特殊召喚するノーネ!

この【古代の機械騎士】を生け贄に、【古代の機械獣(アンティーク・ギアビースト)】を召喚ナノーネ!」

「バトル、【古代の機械獣】で【スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン】に攻撃!

罠発動!スキル・サクセサー!【古代の機械獣】の攻撃力を400ポイントアップするーノ!」

それでも【スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン】の攻撃力には足りていない。

・・・まさか、機械族最大の切り札がここで来るか?

「速攻魔法発動ナノーネ!【リミッター解除】!機械族の【古代の機械獣】の攻撃力が倍になりまスーノ!」

 

古代の機械獣

ATK 2000+400×2=4800

 

「攻撃力4800・・・!」

超絶強化された機械仕掛けの獣が、自分よりずっとでかい竜に嚙みつき、そのまま押し倒して破壊する。

 

遊奈

LP 2800→800

 

「ワタシはターン終了しまスーノ。

この瞬間、【リミッター解除】の効果で【古代の機械獣】は破壊されますーノ。」

 

クロノス

フィールド:古代の機械獣 セットカード一枚

手札:ハンドレス

 

・・・どうしよう。楽しくてしょうがない。まさかここまでとは思ってなかった。

こんな楽しいデュエル、ボクだけが味わってちゃダメだ、そうだろ、【スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン】!

「ボクのターン!ドロー!

ボクは魔法カード、【死者蘇生】を発動!蘇れ、【スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン】!

そしてペンデュラム召喚!再び我の元に馳せ参じよ、二体の【覇王眷竜ダークヴルム】!」

さあここが正念場だ!全身全霊でぶつかってやる!

「バトル!【覇王眷竜ダークヴルム】!プレイヤーにダイレクトアタック!」

「楽しかったけど、このデュエルは負けませンーノ!罠発動!【針虫の巣窟】!」

「こんな楽しいデュエル、【超電磁タートル】とかなんかに邪魔させない!手札の【灰流うらら】の効果発動!デッキからカードを墓地に送る罠の発動を無効にする!」

 

クロノス

LP 3700→1900

 

「・・・これほどに熱くなれたのはアナタのお陰ナノーネ。感謝するーノ。」

「はい、ボクも貴方とこんな楽しいデュエルができてとても良かったです。」

「それは光栄ナノーネ。さあ、このデュエルの最後をアナタの愛するモンスターで飾るのデース!」

「はい!【スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン】!でダイレクトアタック!」

 

クロノス

LP 1900→0

 

ボク達のデュエルが終了した時、パチパチと、デュエルアカデミアの在校生の誰かが拍手をした。ボクがその方向を向くと、[カイザー]と呼ばれるデュエリスト、丸藤 亮が静かに拍手しているのを見かけた。それにつられて拍手が巻き起こる。

「この拍手はアナタのお陰ナノーネ。」

デュエルディスクをどこかに収めたクロノス試験官がすぐ近くに来ていた。

「こんなに素晴らしいデュエルができたのは久しぶりナノーネ。感謝するノーネ。」

「ありがとうございました。ボクもいろんなことを忘れてデュエルできました。」

手を差し出される。ボクはそれを小さな手で握った。 拍手が一段と大きくなる。

こうして入学試験デュエルは終わった。

・・・どうでもいいけど次の受験生のハードルを鳥居並みに高くしてしまった気がする。どうしよ…。




今回遊奈が使ったデッキはこんな感じ。

モンスター
覇王眷竜ダークヴルム×3
覇王門零×3
覇王門無限×3
✖️✖️✖️✖️✖️✖️✖️✖️✖️✖️
捕食植物オフリス・スコーピオ×3
捕食植物ダーリング・コブラ×2
SR 三つ目のダイス×2
幽鬼うさぎ×2
灰流うらら×3

魔法
貪欲な壺
大嵐
死者蘇生
サイクロン
闇の誘惑
埋葬呪文の宝札×3
逆境の宝札×3
置換融合×3


激流葬
ラストバトル!
プライドの咆哮×2

エクストラ
スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン
捕食植物キメラフレシア
始祖竜ワイアーム
✖️✖️✖️✖️✖️✖️✖️✖️✖️✖️✖️
虚空海竜リヴァイエール
幻影騎士団ブレイクソード
✖️✖️✖️✖️✖️✖️✖️✖️✖️✖️✖️
月華竜ブラックローズ

今回の二枚の覇王門とダークヴルムはP効果もモンスター効果も持たないバニラペンデュラムです。これは遊奈の成長とともに効果が生まれていくというのをやりたいからです。決して書き換えたいからじゃありません。
✖️✖️になっているのは書いたらネタバレになるカードです。実は遊奈は漫画版遊矢なみに謎だらけな存在な上に、自分でも何者なのかわからないといった感じです。これもおいおい書こうと思ってます。
まだまだ描きはじめたばかりですが、よろしくお願いします。
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