ぬらりひょんが幻想入り   作:破壊王子

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この小説はぬらりひょんの孫と東方Projectの二次創作です。

刻々と春休みの終わりが近づいてきて死にたくなってます。


【第11話】復讐

 

 

 

妖怪達をやっつけた後、色々あって3人で笑っていたらそこには買い物袋を引っさげた霊夢が現れた。

 

「アンタ達なにしてるの?」

 

「なんじゃ霊夢か。なにって市民のために妖怪退治をしてただけじゃ」

 

退治とは言っているものの、実際は追い返しただけである。

 

「アンタ甘いわよ。そんなんじゃあいつらはまたここに来るわ。しっかりと息の根を止めないと」

 

とても少女が言う言葉でない。しかし霊夢の言っている事は正しかった。一時的に追い返したとしてもああいう妖怪はまた懲りずにやってくる。それはぬらりひょんもわかっていた。

 

「まぁ、そうだけどよ。というかおぬし見てたのか」

 

「ええ、宴会やらでまたいっぱい食材使っちゃったからね。ヒマな時にこうやって買いに行く方がいいと思ってね」

 

そう言いながら買い物袋をチラッと見せた。

 

「いつもヒマなくせによくいうわ!じんじゃに誰もこないんでしょ!」

 

チルノが霊夢を煽りにかかる。いや、チルノ自身は煽っているつもりはないのかもしれない。

 

「…あら、まだ妖怪(妖精)がいたのね。退治しなきゃ」

 

霊夢はニコニコしながらお札を取り出す。

 

「チルノちゃん!謝って!」

 

「なんで謝るの?あたいさいきょーだからみこを倒せばいいのよ!」

 

大妖精の言うことに耳を貸さずにチルノも臨戦態勢に入る。しかしそのチルノをぬらりひょんが止めた。

 

「まぁ落ち着けって。それより寺子屋に早く行こうぜ。随分道草食っちまったからな。急がねえとマズイんじゃないか?」

 

チルノも大妖精も忘れていたようで、あっ!と声を出した。

 

「寺子屋?なんでアンタが寺子屋に行くの?」

 

「なんでって言われてもな…ヒマだからとしか言えんのう」

 

「アンタみたいにひまなのよ!みこ!」

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

 

 

霊夢の顔が険しくなってきている。一応笑顔なのだがとても引きつっている笑顔である。

そんな会話をしているうちに1人の少女が現れた。

 

 

「おっ、やってるな!手を貸すぞ博麗の巫女!」

 

「ん?誰かと思えば…」

 

やってきたのは妹紅だった。

 

「もこーじゃん!なにしにきたの?」

 

「なにって妖怪退治さ。こいつが妖怪か、どれ私が……」

 

妹紅がぬらりひょんの顔をじっと見る。

 

「?」

 

ぬらりひょんはなぜじっと見られているのかわからなかった。

 

「アンタ…前の奴じゃないか。まさかアンタが里を荒らしているのか?」

 

ぬらりひょんを指差しながら言った。完全に1人だけ話がおかしい。

 

「とりあえず言っとくけどアンタ勘違いしてるわよ。里を荒らした妖怪というのはぬらりひょんじゃないわ。むしろぬらりひょんがそいつらを追っ払ったのよ」

 

色々と勘違いしてる妹紅に霊夢は説明してあげた。

 

「なんだって?そうか、疑って悪かったな。最初に見た時からこんなことをする感じには見えなかったから半信半疑だったけどね」

 

「よくわからないんじゃが…おぬしは誰じゃ?」

 

「あれ?知り合いじゃないの?」

 

「いや見たことないのう」

 

当然である。妹紅がぬらりひょんを永遠亭に運んだ時はぬらりひょんは意識がなかった上、目覚める前に戻ってしまったのでぬらりひょん自身は起きている時に妹紅と会ってないのだ。

 

「あ、そうかそうか。まぁ、立ち話もなんだしとりあえず寺子屋に来てみないか?そこで色々と説明するよ」

 

長くなりそうだったのでとりあえず妹紅は寺子屋に誘った。

 

「ちょうどワシらも行こうと思ってたんじゃ!チルノ、大妖精、行くか」

 

「はい!」

 

「あったりまえじゃん!」

 

「巫女もくるか?お茶くらい出すぞ」

 

妹紅は一応霊夢も誘ってみた。

 

「お茶がでるなら私もいこう…」

 

「!!」

 

ボケ〜っとしていた霊夢の顔が一瞬真剣になった。

 

「霊夢どうしたんじゃ?」

 

「いや、私はやっぱり帰るわ。…やらなきゃいけないこともあるしね」

 

「? そうか。じゃあワシらだけで行くか!じゃあな霊夢!」

 

 

こうして霊夢とぬらりひょん達は別れた。

 

 

「…ホントに甘いわね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「クソがッ!俺たちを舐めやがって…絶対に許さんぞ!」

 

「ああ…ぶっ殺してやる!」

 

里から少し離れた森に先ほどぬらりひょんが倒して追っ払った妖怪達がいた。それだけではない、さっきより数を増やしてまた人里を襲おうとしていたのだ。

 

「こんだけいれば楽勝のはずだぜ…あの紫の着物の奴は俺が殺す!てめぇらは手を出すな!」

 

 

 

 

「それは無理ね」

 

妖怪達の大きくてガラガラした声が聞こえている中、別の細く綺麗な声が響いた。

 

 

 

「ッ!! 誰だッ!!」

 

 

「だってあの妖怪を倒すのは…私なんだから」

 

 

「!!?」

 

 

「風見…幽香…!!?」

 

妖怪の大群の前に閉じた傘をもって立っている幽香がいた。

 

「貴方達ではいくら数を増やそうが彼には勝てないわ。力の差がわからないのかしら?」

 

フフフと不気味な笑みを浮かべている。

 

「まあ…その哀れさに免じて2度と人里を襲わないと誓うなら見逃してやってもいいわ。…誓えないなら、わかっているわよね?」

 

「くっ…!!」

 

幽香の言葉には凄みがあった。

 

 

「フハハハハ…」

 

「…恐怖で頭がおかしくなったのかしら?」

 

「馬鹿めッ!いくら貴様であろうがこの数相手に本当に勝てるの思っているのか?…貴様は元から気に入らなかった。ここで殺してやる!!」

 

「…はぁ」

 

幽香は溜息をついた。

 

「お前らッ!やれぇ!!」

 

リーダーの一言から妖怪が一斉に襲いかかってきた。

 

 

「本当に…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「哀 れ ね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くる途中から誰かが戦っているとは気づいてたんだけど、まさかアンタとは思わなかったわ」

 

森にやってきたのは霊夢だった。かすかな妖気を感じたので、何かあると思いやってきたのだ。

 

「あら、巫女じゃない…久しぶりね」

 

グサッ!

 

妖怪のリーダーに突き刺した傘を抜きながら言った。

 

「こいつらは…さっきぬらりひょんが追っ払った妖怪どもね」

 

「彼を知っているの?…追っ払った、か。相変わらず花の蜜のように甘い男ね」

 

また不気味に笑いながら言った。しかし先ほどとは違い、悪意のある笑い方ではなかった。

 

「こいつらはぬらりひょんに復讐しようとしてたってわけね。一応来てみたけどアンタが倒すなら来た意味なかったわ。帰ろっと」

 

そう言って霊夢は後ろを向き帰ろうとした。

 

「ちょっと待って。…貴女ぬらりひょんのこと知っているんでしょう?彼をみてどう思ったか聞かせてほしいわ」

 

霊夢は振り返って答えた。

 

「つかみどころがない奴だと思うわ。急に現れて急に消えたり…どっかのスキマ妖怪みたいだわ」

 

「…他には?」

 

「…恐らく強いわ。形式上の戦いとはいえ萃香にすら勝ったしね」

 

「鬼と…フフフフフ…」

 

幽香は笑いが堪えられなかった。

 

「やっぱり面白いわね彼。…でも強さだけじゃない。何か惹かれるものがあるわ」

 

「あら?アンタがそんなこと言うなんて珍しいわね」

 

「フフ…もういいわ、ありがとう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう言った後、傘についた血を拭き取りながら幽香は歩いていった。

 

 

 

 

 

 

 




はい、第11話でした。

霊夢のことをヒマとかいってるけど幻想郷って大体みんなヒマですよね(笑)

ではここで終わります。お疲れ様でした。
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