ぬらりひょんが幻想入り   作:破壊王子

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皆様こんにちは、破壊王子です。
まずは…ぬらりひょんが幻想入りのお気に入り100人突破ありがとうございます。とても嬉しいです。
ところで1つ気になるのですが、このまま自由に書いていっても大丈夫ですかね?見てくれる人が増えるのは嬉しいのですが、なんか違和感がある、ここをこうしたほうがいいという意見があればたくさん取り入れたいと思います。
ではこれからも皆様に少しでも楽しんでいただけるように頑張りますのでよろしくお願いします!

この小説はぬらりひょんの孫と東方Projectの二次創作です。


【第20話】レミリアの隠謀

 

 

 

 

フランと別れた後、ぬらりひょんは地下から上がってきた。

 

「これ以上はワシが何かを言うべきじゃない。フランが自分自身で決めねえと…な」

 

ぬらりひょんはフランに意思があれば外へ出してやるつもりだが、無理に出そうと言う気はないようだ。

 

「それにしても…あいつはあの見た目で結構長生きしてるみてえだな。はあ〜、吸血鬼ってやつぁ羨ましいねぇ」

 

「誰のことかしら」

 

ん?とぬらりひょんは声のした方へ向いた。

 

「パチュリー…ああー、そうレミリアの事さ。見た目はガキなのに長生きしてるみたいだからな!」

 

「…ふーん」

 

パチュリーはジーーッとぬらりひょんの顔を見つめている。

 

「…なんだよ」

 

「別に何もないわ。それより貴方どうしてここにいるの?」

 

「理由なんてねえよ。ただウロウロしとっただけじゃ」

 

パチュリーはぬらりひょんが何か変なことをしてないか疑っている。直接何か言わなくても顔を見ればわかる。

 

「お主こそなにをしておるんじゃ?」

 

「これからレミィのとこに行くのよ。貴方も行く?」

 

「…遠慮しとくぜ。じゃあな」

 

ぬらりひょんは後ろを向いて手を振りながら歩いて行った。

 

 

 

 

「……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コンコン

 

パチュリーはレミリアの部屋の前まで来てノックをした。中から、パチェね?入っていいわよ。と言う声がした後ドアを開けて中に入った。

 

ガチャ

 

「言われた本、持ってきたわよ。それにしても貴女が本を読むなんて珍しいわね」

 

持っていた本を机に置いた。机にはだいぶ前にレミリアに貸した本も置いてあった。

 

「たまにはいいでしょ?」

 

「まぁ…そうね」

 

「ん?なんか浮かない顔してるけど何かあったの?私でよければ相談に乗るわよ。」

 

レミリアはこれ以上ないドヤ顔でパチュリーをみる。はぁ…とため息をついたパチュリーは、さっき机に置いてあった本を取り、パラパラとめくった。

 

「『部下の悩みを聞くいい上司になるには』ね…」

 

「ふふん、中々興味深い本だったわ。まぁ今となって覚えてるのはさっきの台詞だけなんだけどね」

 

パチュリーは頭を抱える。無理にカリスマぶろうとするレミリアに対してである。そんなことしなくてもレミリアにカリスマはあるとパチュリーは思っているのだ。

 

「まぁなんでもいいわ。私も読みたい本があるから先に帰るわね」

 

「ん、わかったー」

 

 

レミリアが前に読み終わった本を持ち、帰ろうとする。ドアノブに手をかけ、開けようとした瞬間にパチュリーがまた振り向いた。

 

「レミィ」

 

そしてレミリアに声をかける。

 

「なにかしら?」

 

「あいつ…ぬらりひょんの事なんだけど」

 

「彼がどうしたの?」

 

「…なんでもないわ。じゃあね」

 

ガチャ

 

 

結局なにも言わないままパチュリーは出て行ってしまった。

 

 

 

「ぬらりひょん…ね」

 

意味深な独り言を言って、レミリアは本をペラペラめくった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから更に数日たった、明日はレミリアからの雇用期間の最終日である。ぬらりひょんは仕事をこなした後、フランの部屋に行った。

 

 

ーフランの部屋ー

 

 

「そうしてワシは魑魅魍魎(ちみもうりょう)の主になったってわけさ!」

 

「すごーい!!!

 

元の世界でのぬらりひょんの活躍を話していた。今までのフランとは違い、完全に心を開いているようだった。

 

「奴良組っていうのを見てみたいなー!」

 

フランは奴良組に対して興味を持っていた。

 

「へへッ!みんな面白い奴だぜ!一癖も二癖もある妖ばっかりじゃ!」

 

確かに奴良組の妖は愉快な者が多く、一筋縄ではいかない者も当然多い。正直大将がいなければバラバラになってしまうだろう。

 

「けどな、そんな奴らを1つに纏めて付いてこさせる、それが百鬼夜行の楽しさでもあるんじゃ!」

 

「へぇ〜そうなんだ…」

 

今までフランはほとんど1人だったため、大勢といる楽しさというものはよくわからなかった。

 

「奴良組には妖怪しかいないの?」

 

「んにゃ、人間もおるよ。ワシの息子の嫁さんじゃ」

 

息子の嫁、つまり若菜の事である。あとここでは出なかったのだが、リクオも4分の3は人間である。

 

「私も行ってみたいなぁ〜…」

 

「連れてってやりたいのは山々なんじゃが…今んとこワシも帰れんのじゃ」

 

帰れないことはないのだが、前に永琳が言った通りに無事に帰れる可能性が極めて低いということなのである。

 

「そうなんだ…」

 

シュンとしているフランを見て、ふっ…と笑いながら頭を撫でた。

 

「確かにワシらの世界には連れてってやれねぇ。…でもここの外の世界ならいくらでも連れてってやるぜ?」

 

「…ほんと?」

 

「ああ、約束するさ」

 

「……」

 

また黙り込んでしまった。しかし今までとは違い、すぐに声を出した。

 

「外に出たいわ」

 

「…ほう」

 

突然フランはそう言った。しかしその後すぐにでも…と付け足す。

 

「私が出たいと言ってもお姉様が許さないわ。ダメだって言うに決まってる」

 

「それに関してはワシに任せな。…絶対説得してやるから待ってろ!」

 

「ぬらりひょん…」

 

495年以上生きてきたフランもこれほど頼りになる、そして頼りになりたいと思える者と出会ったのは初めてだった。

 

「うん…!」

 

目に涙を浮かべながら笑顔でフランは答えた。心の底から笑顔になれたのは何百年ぶりだろうか。

 

 

「じゃあワシは行くぜ…フラン、〝またな!〟」

 

 

ぬらりひょんもフランに笑顔を見せて戻っていった。

 

 

 

 

 

 

「ぬらりひょん…お願い」

 

 

 

 

 

「…え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして雇用期間最終日。元々はチルノたちのせいだったのだが、一応この数日間とちゃんと働いた礼としてささやかながらパーティーを行う事になった。

 

「なんであたい達のパーティーなのにその準備をあたい達がしなきゃいけないのよ!」

 

皿を運びながらチルノが嘆く。

 

「文句言わないのチルノちゃん。雇用期間は今日の午前中までなんだから。パーティーはお昼からだしね」

 

大妖精はちゃんと理解してるのにこの氷精ときたら…

 

「ところでぬらりひょんは?」

 

「さあ?いつの間にかいなくなってたよ?」

 

本当にぬらりくらりしている妖である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーレミリアの部屋ー

 

「…何かしら?」

 

読んでいた本をパタンと閉じ、ドアに向かってそう言った。

 

 

ガチャ

 

 

「へぇ…さすが紅魔館の当主様じゃな」

 

ドアを開けて入ってきたのはぬらりひょんだった。

 

「あら、何の用かしら?まぁ私も貴方に話したい事があったから丁度いいわ」

 

「話したい事?」

 

座っていた席から立ち上がりこう言った。

 

「ええ。…貴方に折り入ってお願いしたいことがあるの」

 

「それはなんだ?」

 

 

「私には妹がいるの。フランドール・スカーレットといって私と同じ吸血鬼よ」

 

「ふぅん…で、そいつがなんだ?」

 

 

「………」

 

レミリアが黙り込む。ぬらりひょんは嫌な予感を全身で感じ取っていた。

 

 

「あの子ちょっと気がふれてるのよね。だから外に出すわけにもいかない。誰にも会わすわけにはいかない。…正直私からしたら邪魔でしかないし、スカーレット家として恥なのよ」

 

「……」

 

「頼みたいのは邪魔者の始末…つまり…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「フランを〝殺してほしいの〟」

 

 

 

 

 

 




はい、第20話でした。

しつこいようですが、ぬらりひょんが幻想入りのお気に入り100人突破ありがとうございます。これからも面白いストーリーを書くために頑張るのでよろしくお願いします!

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