初めての投稿ですので至らないところがあると思いますがよろしくお願いします。
フリーペーパー製作から二週間がたった俺には平穏で平凡以下の日常が戻ってきた。
なにそれ悲しい。
放課後の喧噪の中、俺は平塚先生の説教中だ。
話の顛末すると、昨夜から新刊のラノベを読み更けってしまい気付いた時には朝が来ていた。
俺がゾンビだったらそのまま死んじゃうよ!俺がゾンビだったらね!?大事な事なので二回言いました。
そんな訳で案の定、全ての授業を寝てしまい件の通りになった。
平塚先生からの説教も終わり部室に向かうため教室から廊下へ出たが、ストーブのついた教室との気温差が激しく身震いしてしまい、マッ缶を買いに自販機に行くことを決意した。
自販機でホットマッ缶を買い、一口煽りながら部室に向かった。
寒い日のマッ缶を飲むとつい顔が綻んでしまう。
だが、すれ違った人に通報された挙句逮捕され家族(小町と母親)に迷惑を掛け兼ねないので、表情とマフラーを引き締めた。なに俺の笑顔って法律的にやばいの?
そんな滑稽なこと考えてると、いつの間にか部室の戸前まで来ていたので戸に手を掛け部室に入った。
「うっーす」
「ヒッキー遅い!」
「比企谷くん、法律に限らず時間も守れないのね」
「先輩、遅いです!」
なんでデートに遅れた彼氏みたいになってんの?由比ヶ浜には遅れるって言ったはずだが、三歩進んで忘れてしまったようだ。にしても、雪ノ下はデジャブなの?エスパーなの?
「マッ缶買いに行ってたんだよ。それとなんで一色がいんの?」
「別にいいじゃないですか~?あ、あれですよ!先輩に会いたくて来たんですよ」
あの一色さん? 上目遣いでそんなこと言わないでもらいます?昔の俺なら、その場で告白して振られちゃうまである。
「はい、あざといあざとい。んでまた依頼か?なら断る」
「なんか言い方ひどいです。ってゆうかまだ何も言ってないんですけど」
一色は頬を膨らまし、むっーとむくれてる。でも、それもあざとい。
「冗談はそこまでにして、一色さんはそろそろ依頼内容教えてくれないかしら?」
一色のやつ雪ノ下たちに依頼内容言ってなかったかよ。それで雪ノ下はさっきからご立腹なのね。とても怖いわ。
「ひゃう! い、いまから話そうとしたんですよー。それでですね」
雪ノ下の至極冷たい視線を喰らい一色は慌てながら、依頼内容を話し始めた。矢面に立ってない俺ですらその視線は怖い。
「この前、フリーペーパーつくったじゃないですかー。それが校内で好評だったらしくて、学校側から生徒会に、またフリーペーパーを作ってくれと依頼があったんですよー。なのでまたお手伝いしてほしいなーっと思いまして」
婉曲な言い回しだが簡単に言えば、手伝えってことね。ここは黙殺を決め込みたいとこだが、それは難しいので丁重で穏便にお断りしよう。頑張れ八幡!! それ以前に生徒会でやればいいんじゃないの?機能してないの?
「断る」
「お断りするわ」
珍しく雪ノ下とトゥゲザーな返答だったので、ペーリーピーポーな感じでハイタッチをしようとしたが、俺はスーパーボッチだったのでやめときます。
「二人とも断るの早すぎ!もう少し考えようよ!」
「結先輩の言うと通りですよー。もう少し考えてください」
なぜ由比ヶ浜は、こっちにはデメリットしかないのにフォローしたのかは胡乱げだが、あの時の社畜具合はもう散々なのでここは引くわけにもいかない。
「学校側からは生徒会に依頼が来てるって言ってたわよね。なら、生徒会でやるべきなんじゃないかしら?」
「雪ノ下の言うとおり、そっち側でやるべきだと思うぞ」
流石の一色でも二人から糾弾されれば、窮してしまうだろ。だが、あのワードを出されたら俺が窮してしまう懸念がある。
「でも私を生徒会長に陥れたの先輩ですよねー?責任取ってくれないんですかー?」
うん、一色さんは如才が無い素晴らしい後輩でしたね。
しかも、陥れたじゃ悪女みたいなので、そこは乗せられたと言ってほしい。
あれ、あまり変わらないねてへぺろ。
「比企谷くん、これはあなたの責任ね。一人で頑張りなさい」
雪ノ下さん?一色の脅し文句に譲歩されてさり気なく俺に依頼放棄しないでね?
「わかったよ。その代わり前回みたいな状況は勘弁だからな」
「あ、そのことなんですが、期限は来月の中旬頃までなので安心してください」
まず依頼を受ける時点で安心はできないので、期限は来月だろうがプラマイゼロな。っべー。まじヤバイっしょー。
「んで、今回は何を題材に作るんだ?」
「今回はディスティニーランドを取り上げることになって、学校側から取材のためのチケットを貰っているんですよー」
「ディ、ディスティニーランドかぁ。あ、あれだよねぇー」
由比ヶ浜は朧気なことを言っているが、一色と葉山のことで懸念しているのだろう。俺も雪ノ下も多分、同じことを思っているだろう。
「クリスマスの時期よりは混雑はしていないと思うのだけれど、取材となると大変なんじゃないかしら」
雪ノ下なりの気遣いなんだろうか、それとも人混みで疲れそうとかの懸念をしてるかわ、俺には分からないが前者と信じよう。ゆきのん最近、一色に甘々だし。
「確かにそうだな。あと疲れそうだし。それに疲れそう」
「ヒッキー、疲れすぎ! でもいろはちゃん大丈夫なの?」
「何がですがー?タダでディスティニーランド行けるなんてラッキーじゃないですかー」
あれれー?僕の杞憂だったのかなー?おっと、頭脳は大人なちびっこ探偵みたいになってたぜ。にしても忘れてるってことは無いだろう。一体、何を考えてるかわからん。乙女の心情は難しいですね、はい。
「ま、まぁ一色さんが良いのなら、構わないのだけれど」
「はい、大丈夫です。それでですね、先輩と二人でディスティニーの取材行きたいんですけどー。良いですか先輩?」
「は?」
余りにも唐突なハニートラップ(仮)だったため、間抜けな声が出てしまった。それと、一色を除く二名からの視線が怖い。ってことは二人は一色の身の危険を懸念しているのだろう。
だが、安心して頂きたい。俺にそんな度胸は一切ないので、睨むのは止めてほしい。雪ノ下は特にね。
「待ちなさい、一色さん。この犯罪者予備軍の男と二人きりで出掛けるなんて止めたほうが良いと思うわ」
「そ、そうだよ!ゆきのんの言う通りだよ! ヒッキーあれだし、目とかちょーキモいし!」
ちょっと二人とも?どさくさに紛れて揶揄しないでくれる? ちょっと傷ついて死んじゃうレベルまである。
だが、二人の言っていることは間違っていない。ディスティニーは週末はかなり混んでいる。ということは、うちの学生がいる可能性があり、目撃されて噂にされ兼ねない。こんな俺となんかの噂が葉山の耳に入ったら、一色にはかなりのダメージだろう。それに俺のHPが持つと思わない。
「確かに二人で行くのはあれだろ。せめて雪ノ下と由比ヶ浜で行ってくればいい」
「むぅー。せめて二人じゃなくていいので奉仕部として来てくださいよー」
「それならいいかも! ゆきのんもいいよね?」
「わ、私は別に構わないけれど」
僕的には女子三人で行ってもらった方が、ユリユリして色々と捗るのだが、こうなった以上、一色の案に譲歩するしか無いだろう。結局、HP持たないから薬草(マッ缶)を持ってくことにした。
「わかったよ。行くよ、行きますよ。」
「やったー!楽しみだねゆきのん!」
「パンさん・・・・・」
雪ノ下はやっぱそれなのね。今度はパレード見られると良いね。
「さすが先輩ですね!んじゃ今週の土曜日に舞浜駅に10時に集合でよろしくお願いします」
一色は俺達に土曜日の詳細を話すと、生徒会の仕事残ってるんでーとか言いながら部室を出ていった。だが、やはり気になることがあるからトイレ行くついでに追いかけるか。トイレついでにね。
「悪い、トイレ行ってくるわ」
「いってらっしゃーい」
「あら、比企谷くん。わざわざ報告することないわよ?それとも何か怪しいことでもするのかしら?」
婉曲な言い方止めてね。それに疑問形なのに何で嘲笑的なの?
「そ、そうゆうことか。ヒッキー、特にいろはちゃんに優しいよね」
「由比ヶ浜さん、彼はシスコンで年下好きなのだから仕方がないわ」
「そうじゃねえよ。トイレだよトイレ」
二人からの咎めるような
仕事で忙しいので更新頻度は遅めになります。それと、字数少なくてすいません。
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